がま口ブランド『Annivel』 (アニヴェル) の Tomokoです。
先日、3月16日のブログで発表いたしました『新作 長財布』。
その時のブログへこちら→★★★
今日はチョットだけ長財布ができるまで。を、お話したいと思います。
私がどうして長財布を作ろうと思ったのか?というと・・・。
お客様からのリクエストがとても多かった。からでした。
そしてこれから完成までの長い開発が始まりました。
先ず長財布の調査から。
がま口にこだわらずハンドメイドでは、どのように長財布が作られているのか本を購入して毎晩にらめっこ。
でも、おバカな私くし・・・。
書いてある事が理解できない!!!(文章&説明図を見てもわからない!!)
そうです。。。
早くもここでクジけ放置状態になりました。
そして月日は流れ、ある日。
百貨店のコーディネーターさんから私が今まで出品していたじゃばらのカードケースを内蔵した長財布を作ってもらえないかとリクエストをいただいたのがきっかけでした。
そして、ここから開発までに1年と3ヶ月!!
もう書いてある事が理解できないと甘えてはいられなくなりました。
本を参考にして試作品を作成。
長財布の構造を確認。
作成前、本を読んでわかっていた事は、かなりパーツが多く時間が掛かり、また確実に作成していかないと出来上がりの見栄えが非常に悪い事。
とにかく細かい作業になる事はわかりきっていました。
もう1つ大きなオマケ。
それは私の長財布は「じゃばらのカードケース」が組み込まれていないとダメなのです。
そんな苦労をしながら試作第1号が完成。
試作第1号は小銭入れがファスナーでした。
その試作品を私がモニターするわけですが、
どうも小銭入れのファスナーが使いづらい。。。
もともと私が、がま口を作ろうと思ったきっかけが「ファスナーに生地を挟むから」
でした。(かなりの不器用さんなのです)
その苦手とするファスナー。
小銭入れとして私が上手く使えるかといえば・・・。使えませんでした。
そして、じゃばらのカードケース。
試作は、かなり手こずりました。
今までのじゃばらのカードケースはカードを縦に入れていましたが、長財布は横にカードを入れます。
そのカードケースで苦戦したのが「カード入れの高さ」でした。
カードケースは、ただカードが入ればいいという事ではありません。
お財布を開いた時に何のカードかが一目でわかるよう上から少しカードが見えていないといけないのです。
そしてカードが横に収まるため入れるところが浅いとカードケース自体、不安定になります。
ちょうどいい高さを見つけるのに苦労しました。
もう修正箇所が多すぎて早くも2度目のクジけ・・・。
放置状態となりました。
明日は2度目のクジけから立ち直り。の巻きです!