史上、最も多くの勲章を授与された…日系人部隊とは? | 日本と中国の真実に迫る!

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おはようございます。
長谷川です。


アメリカで
もっとも多くの勲章を貰った部隊
をご存知でしょうか?


その部隊は
第442連隊戦闘団(The 442nd Regimental Combat Team)です。


第二次世界大戦中のアメリカ合衆国陸軍において日系アメリカ人のみで編成された部隊で、
ヨーロッパ戦線に投入され、枢軸国相手に勇戦敢闘しました。



まずは、戦争の前に時計の針を戻します。


○戦前、強制収容された日系人


戦前、アメリカは日系人への差別を公然と行いました。

大統領令9066号により強制収容された日系人たちは、アメリカ政府のあまりの仕打ちに怒り、傷つきました。
敵性外国人のレッテルを貼られて人里はなれた荒野に隔離され、そのうえ息子たちを兵隊にとるなど理解できるわけがない、というのが大半の親の意見でした。


またそもそも、たとえアメリカ兵になりたくとも、日系二世たちは「不適正」として兵役資格を与えられておりませんでした。
日本軍の真珠湾攻撃の後、本土の日系アメリカ人たちは「敵性外国人」の分類を受けて兵役資格を取り消されていました。


○日系人部隊を作るための建白書を米国陸軍省へ!


日系人は、「どうにかして、日系アメリカ人が「アメリカ人」であることを証明したい。
収容所に入れられても、排斥を受けても、それでも「自分の国」に対する忠誠を示したい――。」

という想いから…
1942年11月24日、マイク・マサオカらを中心とする二世グループのJACLはソルトレイクシティーで大会を開きます。


二世の志願兵を募り日系人部隊をつくろうという決議がなされ、陸軍省に建白書が提出されたのです。


そしてついに


第442連隊戦闘団が結成されたのです・・・。




○大活躍する442連隊


1944年9月に部隊はフランスへ移動し、第36師団に編入されました。

10月にはフランス東部アルザス地方の山岳地帯で戦闘を行います。
10月15日以降、ブリュイエールの街を攻略するため、周囲の高地に陣取るドイツ軍と激戦を繰り広げました。
一帯は、山岳・森林地帯であるため戦車が使えず、歩兵の力のみが頼りでした。


20日には町を攻略したものの、第36師団長J・ダールキスト少将の命令により、引き続き町東方の攻略を継続しました。

なお戦後のブリュイエールでは、部隊の活躍を記念して通りに「第442連隊通り」という名称がつけられた。

フランス人は、その日系人部隊の礼儀正しさに驚いたと言い伝えられています。


○枢軸国の最重要防衛ラインを突破、しかし‥・

1944年1月から2月にかけて、ドイツ軍の防衛線「グスタフ・ライン」の攻防において激戦を繰り広げました。
5月には、ローマ南方の防衛線「カエサル・ライン」の突破にも活躍しています。


ローマへの進撃の途上で激戦地モンテ・カッシーノでの戦闘にも従事し、多大な犠牲を払いました。
部隊はベネヴェントで減少した兵力の補充を受け、ローマを目指したが、軍上層部の意向によりローマを目前にして停止命令が出され、
後続の白人部隊が1944年7月4日に入城してローマ解放の栄誉を手にしました。
結局、部隊はローマに入ることを許可されず、ローマを迂回しての北方への進撃を命じられたのです。



○戦後、トルーマン大統領に讃えられた!


442連隊が強制収容所の被収容者を含む日系アメリカ人のみによって構成されており、
ヨーロッパ戦線で大戦時のアメリカ陸軍部隊として最高の殊勲を上げたことに対して、
1946年にトルーマン大統領は、
「諸君は敵のみならず偏見とも戦い勝利した。(You fought not only the enemy, you fought prejudice-and you won.)」と讃えています。




○差別や偏見は続いた…


しかし勇戦もむなしく、戦後も日系人への人種差別に基づく偏見はなかなか変わりませんでした。
部隊の解散後、アメリカの故郷へ復員した兵士たちも、
白人住民から「ジャップを許すな」「ジャップおことわり」といった敵視・蔑視に晒され、
仕事につくこともできず財産や家も失われたままの状態に置かれたのです。


442連隊は、ドイツにあったダッハウの強制収容所の解放も行いましたが
その功績も、1992年まで隠匿されたのです。


○2010年、ついに名誉回復!


2010年10月にオバマ大統領は、442連隊戦闘団と陸軍情報部に、
アメリカ合衆国において最高位の勲章である議会名誉黄金勲章を授与する法案に署名しました。
現在のアメリカ陸軍では、442連隊戦闘団の歴史を学ぶ授業は必修課程となっております。




・映画「442film]



私心を捨て、国のために
鬼神となって戦う…これは戦前、日本人が皆
考えていたことです。
戦うことは命令されて行うことではなく
滅私奉公でもありました。


隣国から伝わってくる情報により
先の大戦での史実が歪められておりますが
このような442連隊の活躍を見るとき
本当の日本人の精神が見えてきます。


この442連隊の活躍は
アメリカでの歴史戦において
真実を伝えていく大きな一歩となることは間違いないでしょう。



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