長谷川です。
先ほどのニュースです。
産経新聞より
台湾、中国漁民41人を拘束 東沙環礁、本島まで連行は初めて
台湾の海岸巡防署(海上保安庁)は28日までに、
台湾が南シナ海で実効支配する東沙環礁周辺で、違法操業していた中国の漁船1隻を拿捕、中国人の乗組員41人を拘束し台湾南部、高雄の検察当局に漁業法違反などの疑いで引き渡した。
東沙環礁周辺では昨年、中国の漁船計約100隻を拿捕したが、乗員らを台湾本島まで連行するのは初という。同署によると、台湾が領海と主張する海域で23日に拿捕。3千トン級の艦船など計11隻、要員100人余りを動員。
増加する中国漁船の違法操業を厳しく取り締まる姿勢をアピールした。
漁船からは漁が禁じられているアオウミガメ3匹やサンゴ15トンなどが見つかった。
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台湾付近でも中国漁船は目立っており、
取り締まりの強化として、「初めて台湾本島まで連行する」という強い姿勢で望みました。
一度、こういうことがあれば、中国も台湾に対して「舐めてかかる」ということは、しないでしょう。
さて疑問。
日本は中国漁船の不法行為を取り締まることができるのでしょうか?
まず、この図にあるとおり、中国船の日本の領海への侵入は増え続けています。
2014年、小笠原諸島付近へ珊瑚礁の乱獲が相次いだ際、顕著に増えました。
そのとき、中国船の対処として
法改正をして、外国人密漁船へ厳罰化をしたのです。
その時決められた法律は
『排他的経済水域における漁業等に関する主権的権利の行使等に関する法律』
『外国人漁業の規制に関する法律の改正案』
密漁による罰金が3000万以下と、従来より3倍に増え
さらに立入検査忌避による罰金も300万円以下と、従来の10倍に増えているのです。
そのような経緯もあって、サンゴ密漁による逮捕は10名にもなり、効果があったやに見えました。
しかし…
2015年、大量の中国漁船団が何度も現れたのは、北太平洋の三陸沖だったのです。
水産庁によると・・・2015年、三陸沖に
取締船が目視確認した中国の漁船数は194隻にもなったのです。
元々、潮の集まるところで、良質な魚が大漁にとれる三陸沖公海。
中国漁船に好き放題やられてしまい、
マサバの資源量が急激に減ってしまいました。
大きな網で漁をする虎網漁船などが多く出現したため、稚魚まで取り尽くされ、イワシやイカなども減少してしまったのです。
北太平洋では水産庁の監視船が40隻以上稼働しているようですが…
本来、海を守るのは海上自衛隊、もしくは海上保安庁でしょう。
詳細は当ブログ
三陸沖の爆漁 ~なぜ中国の乱獲を止められないのか? をご参照ください。
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中国のやり方を見ていると・・・
取り締まりのされていない海に、
「一挙に押し寄せて乱獲していく」
という狡猾な手法をとっているしか思えません。
厳罰化した法律があるのであれば、
なぜ北太平洋の海を守ることができないのでしょうか?
日本も台湾のように
しっかりと取り締まる姿勢を見せていくことが必要不可欠でしょう。
日本国民を守るために日本の海を守ること…
これは「待ったなし」だと強く感じます。
ぜひ海上保安庁に意見具申をしていきましょう!
海上保安庁のホームページ
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