GW後半1日目。
実は登山としては行ったことのない生駒山を歩いてきました。
朝、7時過ぎに近鉄けいはんな線の新石切駅をスタートして、まずは”いしきりさん”こと石切劔箭神社へ。
朝早くからお百度参りをしている方がたくさんいました。
石切参道商店街。
”いしきりさん”に来るのはたぶん初めてですが、”いしきりさん”に向かって登っていくものだと勝手にイメージしていたのですが、下っていくのですね。
朝早いのでまだほとんどのお店は開いていませんでしたが、梅月堂という和菓子やおこわを売っているお店が開いていたので、お昼ごはんとおやつにおこわとかしわ餅を買いました。
石切大佛。
日本で三番目だそうです。
近鉄奈良線を越えて少し登っていくと石切劔箭神社上之社がありました。
こちらは静かな空間でした。
辻子谷(ずしだに)コースを生駒山頂に向けて登っていきます。
トトロ。
しばらく車道をほぼ直登でぐいぐいと登っていき、このあたりから登山道に。
石切劔箭神社上之社から上にもところどころにお寺やお地蔵さんがあり、信仰の道という雰囲気もある辻子谷コース。
途中にあったこの鳥居の向こうは興法寺というお寺。
生駒縦走歩道に合流。
ぬかた園地の管理道を突っ切るように続く登山道を歩いて山頂方面へ。
途中にあったこの案内板。
うーん、この先は行けないことはないみたいだけれども、あじさい新道から回り込んだほうがよいみたい。
お、これはウラシマソウではないですか。
浦島太郎が釣り糸を垂れているような姿からウラシマソウ。
それほど珍しくはないようですが初めて見ました。
信貴生駒スカイラインをくぐります。
最後、テレビ各局の放送所の鉄塔が立ち並ぶ横を歩いていくと...
新石切駅から2時間ちょっとで生駒山上遊園地に到着。
生駒山の三角点は、遊園地の遊具の一つ、SL列車の線路内にあります。
一等三角点、生駒山(642m)。
生駒山は関西百名山。
ここ数年、力を入れている関西百名山、これで50座目です。
ここで小腹がすいたので、朝買ってきたかしわ餅をいただきました。
高御位山の鹿嶋神社参道で売っているかしわ餅と同様、蒸したてもっちり柔らかタイプのかしわ餅でおいしかったです。
生駒山頂からは暗峠を目指して南下します。
途中にあったパノラマ展望台。
大阪の街から大阪湾方面が一望できます。
この写真の右寄りに大阪のビル群があり、その向こうに六甲山。
左端にはあべのハルカス。
手前左寄りに見える横長の赤っぽい建物は花園ラグビー場のようです。
ビル群に囲まれた緑地の中央にあるのは大阪城。
こうしてみると大阪の高いビルはキタエリアに集中していることがよくわかります。
南側には生駒の山並みの先に、葛城山、金剛山。
遠くには大峰山脈まで見えました。
パノラマ展望台からさらに大阪・奈良府県境に沿って南下すると暗峠に出ます。
暗峠を東西に突っ切る道は大阪から登ってくる道が激坂で有名な国道308号線。
暗峠からはなるかわ園地つつじ園に向かいます。
なるかわ園地名物の巨大なつつじロール。
見事に満開です。
こんなに咲く必要があるかというくらいみっちりと咲いていて圧巻です。
青い空、白い雲、新緑、そしてツツジの赤紫・ピンク・白。春爛漫です。
ここまでの道中、思ったほど人は多くありませんでしたが、ここだけは多くの人でにぎわっていました。
なるかわ園地に着いた時点でまだ11時前。
まだまだたっぷり時間があったので、鳴川峠に出て、生駒縦走歩道を南の終点、高安山駅まで歩いてみることにしました。
途中の鐘の鳴る展望台から振り返る生駒山。
今日は好天ですが、思っていたよりは暑くはなく、気持ちよく歩けました。
ここでお昼ごはん。
朝買ってきたおこわをいただきます。
山菜おこわと栗赤飯を半分ずつ入れてもらいました。
どちらもとってもおいしかったです。
餅屋のおこわと赤飯は間違いない。
そして、もち米は腹持ちがいいので、山歩きにもってこいです。
お昼ごはんを食べた後もさらに歩き、十三峠。
ここも歴史ある峠のようです。
そしてさらに歩いて近鉄西信貴ケーブル高安山駅に到着。
今日はトータル約20km、6時間弱の山行でした。
今日歩いた生駒山系の縦走路はほぼ信貴生駒スカイラインに沿う形で、特に楽しい道というわけではありませんでしたが、歩きやすく、程よいアップダウンを繰り返すため、最近、あまり長い距離を歩いていなかった私にとっては、いいトレーニングになりました。
生駒山系の縦走路は生駒山より北のほうが長いみたいなので、またそちらのほうも歩いてみようと思います。