昨日のフォンツ、久しぶりのストップ高でした。
3月のまだまだ行け行けのころのストップ高ではなく、
個人投資家の多くが傷つき、多くの銘柄が底値を模索している
今だからこそ、価値のあるストップ高です。
昨日、特にフォンツにニュースが出たわけではありませんし
地合はいまだ予断を許しません。
それでも株価はストップ高に張り付きましたし、
薄いとはいえ、買い板が途切れることはありませんでした。
つまり、昨日のストップ高は、
単なる底打ちを意味するのではなく、
「降りるべき人間がおり、欲しいと思う人間が
リスクをとっても買いたい(買いなおしたい)と思った」
からこそ示現したといえます。
同じストップ高でも、
10000円乗せのストップ高よりも
昨日のストップ高のほうが自分は遥かに嬉しいです。
たったの1000円、
たったの1500株に過ぎませんが、
上がれば何でもいい人たちではなく、
本当にこの会社を理解し、
ホルダーになりたいと思っている人たちだけで
付けた最初のストップ高だからです。
2012年5月23日は僕の相場師人生において、
そして、近い将来に始まるフォンツの大相場において、
きっと忘れられない一日になると思います。
もともと僕は目先の株価に拘泥していません。
株価が上がることよりも、
一株でも信用残が減ること
一人でもゴールデンボンバーのCDを聞いてくれる
ことをだけ望んで、ずっとこの相場を張ってきました。
前回のブログで自分はこう書きました。
『チャート上の節目である6600を割り込んだ
としてもここで売るのはもったいない』
『他の銘柄のように一旦売って、
底を付けてから買い戻そうと思っても数を
揃えられず、却って高くつく可能性のほうが高い』
『信用残については以前に述べたとおり』
そして、中期計画実現可能性についてコメントした上で
『売られたからといって僕は責めません。
相場は逃げませんし、また無理して張るもの
でもないと思います。
わかった振りをして持ち続けることが
一番、精神的によくないことです』
と述べました。
地合もあったとはいえ、
その日、ずっと耐えてきた6600円を割り
ストップ安近くまで暴落しましたから、
恨みに思われた方もいらっしゃったの
ではないかと思います。
僕にとってもあの書き込みは賭けでした。
「本当にホルダーがこの会社を理解しているか?」
「地合や理不尽な売りあおりに負けない
強い心を持っているか?」
を試す、いわば言葉での振るい落としです。
6600円どころは少しチャートを読める人なら
絶対に割ってはならぬラインで、そこを下抜ければ
相場の建て直しが困難になることは自明です。
そして、そうなったときに、個人投資家で
一番被害をこうむるのは間違いなく自分です。
しかしそれでも、
『奇を常とし、後の現もまた奇とする大相場』
の実現のために避けては通れぬ道だと決意して
僕はあれを書きました。
あの日売った人のことを僕は責めません。
普通の株なら、投げるのは当然ですし、
資金の都合で泣く泣く売った人もいると思うからです。
事実、株価は3月高値の半値近い5910円まで
一気に下落したのですから、あなた方の行動は
決して誤りとはいえません。
(投げたくないのに投げてしまった方には申し訳ない
気持ちもありますが、株に絶対はないからこそ、
僕はずっと信用買いを諌めてきました。
僕自身、何度も何度も全財産を吹っ飛ばしてきました。
今回の悔しさをバネに会社を調べぬくことの大事さと
資金のコントロールの重要性を学んで、
もう一度相場の世界に復帰してもらいたいと思います)
しかし、過去に何度も申し上げたように、
この株は相場を司る何者かに愛された
通常の秤では説明のつかない動きをする株です。
また僕は、僕の手元にある株数と、
僕だけが知っている本当の信用残の推移から
時間はかかっても、必ずこの相場を立て直せる
自信がありました。
6600円を割り込んだあとに昨日のストップまで
5営業日ありましたが累計の出来高は1000株足らずです。
しかも、その何割かは僕の手元にありますから
仮にあの日に投げたとしても、コストを安くする形で
買い戻せている人はほとんどいないと思います。
株価が堅調である限り、信用残は利食い売りや
現引きによってどんどん減っていきますし、
僕はわざと信用玉を抱えていますから、
ここから極端に増えない限り何も心配する
ことはありません。
つまり、需給面では何の不安もない。
材料はこれからもどんどんでてきますし、
地合さえ落ち着けば、株価はじり高になっていく
可能性が非常にたかいと思います。
株価はともかく、
中期計画の実現性については、
自分の読みには自信がありますし、
金爆の更なるブレイクや、新規事業しだいで
数字の上乗せも可能だと見ています。
中期計画が実現可能なもので、
優先株の意味が本当にわかっている投資家なら
ファンダ面でもこの株が割安であることは容易に
理解できるはずです。
(フォンツHD中期計画)
http://fontz.jp/ir/ir_release/2012/2012013101.pdf(中期計画、新規事業分補足)
http://fontz.jp/ir/ir_release/2012/2012042001.pdf僕は仕手筋のように思われているかもしれませんが、
株価操縦的行為はしておりませんし、
今も昔も徹底的にファンダ派のつもりです。
ただ、多少のリスクはあっても
少し先の未来を前向きに考えて、
株価の割高・割安を判断しているだけです。
夢は株価を決める重要な要素ですが、
それだけで大金を張り込んだりは決してしません。
自分のできる限りで調べた自負がありますから、
恐怖心はまったくありませんし、仮に負けたとしても
悔いはないです。
そんな自分が一番注力しているのが
フォンツであり、日本エスコンであることを
再度申し上げて今日は筆をおこうと思います。