少し間があいてしまいましたが、「生まれ変わりの旅・伊良部島編」の続きです。
伊良部島 前編
「通り池」という龍の目にあたる2つの池。
ここは、あの世に行く者も、再び生まれてくる魂も、この通り池の海底を通って輪廻を繰り返す「聖なる竜宮」と呼ばれている場所です。
外海からも入れる為、ダイバーたちに人気の観光地になっているようですが、遊び心で神聖な場所を穢すことのないようにして訪れたい場所なのです。
この2つの池だけでもすごいと思うのに、私たちが目指す場所はもっと先にあるようです。
2つの池の間から遊歩道が出ています。
何処まで続いているのでしょう。とっても歩き易く快適な遊歩道でした。
ところが、おそらくあと少しという所で遊歩道はぷっつりと終わってしまったのです。
なんでも、台風で遊歩道が壊れてしまい二度目までは修理して直したそうですが、三度目の台風で再び壊されてしまった為、もう直すのを止めたそうです。
あの遠くに見える穴らしい所まで、行くんですよね。
ヤバイです。私、サンダルでした(汗)
珊瑚礁が隆起して出来た伊良部島は、石化したごつごつの岩肌です。
足元が不安定で、非常に歩くのが困難でした。遊歩道の有り難さが身にしみて分かりました。
一歩一歩、慎重に進みます。
転んだらアウトです。おそらく血まみれかと。。。ひぇ〜(汗)
無理をしないで遊歩道の端で待っている方が遠くに見えます。
すごく怖かったけど、頑張りました。
何とかようやく辿り着いた「鍋底」。
本当は、この下に降りて行って、海に浸かることも出来るのですが、今回はこれで精一杯でした。
こちらでご神業している時に、底で波が色んな音を立てていました。
それで、鍋底というのですね。
ここも生まれ変わりの場所。龍神さまがお守り下さっているのでしょう。
だからこそ、遊歩道は台風によって壊され、観光客が遊び半分の氣持ちで来られないようにされたのだと感じました。
こちらに来る事が出来たことを有り難く思いました。
日月さま、お導き下さりありがとうございます!
そこからの帰りも、こわごわでしたが、何とか遊歩道まで進むことが出来ました。
はぁ〜〜(汗)ほんとにハァ〜。
通り池からすぐの所に、「下地島巨岩(帯岩)」がありました。
高さ約12.5メートル、周囲約59.9メートルの巨岩で、1771年に起きた「明和の大津波」で打ち上げられた津波石と考えられています。
世界最大の津波石だそうです。
ところが、その次に訪れた場所が、これまたどえらい所だったのです。
こんな道をゆく。。
「鍋底」とは別の恐怖に襲われました。
足元がぬかるんでいて、土がつるつる滑るんです。
しかもサンダル!(汗)おまけに白いパンツ!(汗)
コケたら最後、真っ黒くろすけでっせ!
伸介さんをはじめ、行きも帰りも前後の方々にどれだけ助けられたか。
ここが一番の難所!すべる〜〜!
ヤナギさん〜、写真撮ってる場合じゃないっすよ。わたしゃ、必死(汗)
やがて、何やら怪しげな場所に入って行きました。
こんな穴が。。不思議な空間です。
こちらでご神業をして終わりかと思いきや、さらにその先に降りて行く道がありました。
うぇ〜ん、リュックが引っかかって通れない〜(汗)
真っ暗です。しかも暑い。。
風穴などの富士山の洞穴ならば、少し下っただけで真夏でも冷んやりするのに、ここは地下に入っても暑いのでビックリしました。
遠赤外線効果でしょうか。
みんなが集まった所で、伸介さんがある一点をライトで照らしました。
そこには。。。
おお!!
剣のような、龍のような神秘的なご神体がありました。
みんなで手を合わせ、そこでも天と地を繋ぎました。
苦労したけど、こちらに来られて良かったです。
そして再び、難関を乗り越え地上に戻ったのでありました。
顔をお見せできないのが残念ですが、やっと着いた〜って表情をしとります(笑)
夕陽に照らされてみんなで記念撮影。
神社でもご神体は山の上だったりします。
大切なものは、生半可な氣持ちでは辿りつけないような場所に、ひっそりと存在しているのですね。
それなりの覚悟で訪れなければ、と氣が引き締まる思いでありました。
さて、いよいよ旅は宮古島での残り1日のみとなりました。
何が待っているのでしょうか。
続く。。。