強みビジネスの基本を学んだら自分のことがよく分かった話~後編~ | 呼吸からはじめるピラティスライフ

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強みビジネスの基本を学んだら自分のことがよく分かった話~前編~の続きです。


ビジネスとは、マーケットと自社のマッチング。
そこで「価値」と「対価」の交換が行なわれる。
つまりビジネスってお金儲けのことではなくって、
お客様に「価値」をお届けするってこと。


そんなビジネスの基本構造から、
「自分」をその中でどう使っていくか、というお話までが
午前中のビジネス基礎理論セミナーでした。


講師の梶貴美男さんは「強みビジネス」の全体像を
とっても分かりやすく紐解いて教えてくれたので、
ビジネス=お金儲け=私はちょっと苦手だな、、、という
間違った認識を正しく上書きしてくれました。


と同時に、ある分野の「専門家」だったりすると、
その分野の「価値」をよーく知っていたりするだけに、
よかれと思って行なっている行動がビジネスの基本をはずし、
「価値」の押し売りになってしまいがちなんだなー、
ということにも気付かされたりして。


そんなこんなをふまえた上で、午後からは商売繁盛ゼミナール
これは梶さんが参加者ひとりひとりからの質問に答えてくれる、
いわばグループコンサルみたいなものです。


お一人目、お二人目が終わり、私は三番目。
いま悩んでいること、迷っていること、知りたいこと、
自分なりに整理してお話したつもりでした。


ところが、梶さんに一向に私の思いが伝わらない。
うまく説明できない。
質問されてもうまく答えられない。
完全に頭が混乱。その上・・・


「本当のこと、言ってない。嘘ついてる」


と梶さんに言われてしまい、私のコンサルは
後回しということになってしまいました。


自分では本気で仕事のことを考えて、
精一杯答えていたつもりだった。
この1~2ヶ月、セミナーに参加して勉強したり、
専門的なアドバイスをいただいたりしながら、
今後自分のビジネスを伸ばしていくにはどうすればいいのか、
一生懸命考えて相談したつもりだった。


なのに、思いがぜんぜん伝わらない。
嘘ついてる、ってどういうこと?


何が何だか分からなくて、
何が分かっていないのかすらも分からなくて・・・
他の方へのアドバイスは私にも理解できる明確なものなのに、
私に対する返答だけ、まるで外国語のように全く理解できないのは
なぜなんだろう???


そんな思いを抱えながら、
他の皆さんのコンサルをずっと聞いているうちに、
梶さんから「嘘ついてる」と言われた意味が
だんだん分かってきて・・・


最後の方のコンサルが終わった後、梶さんから
「みんなの話を聞いていてどう思った?」
と聞かれたとき、私はあの日はじめて
スーッと自分の言葉で話すことができました。


あの日、、、というか、このひと月くらいの間、
私は自分に嘘をついていました。
そのことに自分でも全く気付かないほどに
「自分」を置き去りにしていました。


ビジネスのことを少しずつ学びはじめ、
自分には足りないものがいっぱいあるって分かって、
その抜け落ちていた部分を埋めるために勉強しなきゃと思って
参加することを決めた今回の梶さんのセミナー&コンサル。


でもね、そこに「自分」が不在だったんです。
自分が心底望んでいることではなく、
いわゆる「正しさ」だったり「世間一般」だったり
「周囲からの期待」だったりを軸にした話しか、
私はあの日していなかった。


私の「言葉」の、そのもっともっと奥のほうに隠れていた
自分でも気付いていなかった、本質的な「参加の理由」を
梶さんは最初から見抜いてくれていたんです。


私があの日、異様なまでに口下手だったのは、
自分の言葉を語っていなかったから。
私はいつの間にかそういう癖がついてしまっていたようです。


先日あげたこの記事に書いたことは
あの日の帰り道にFacebookでつぶやいた言葉です。


型にはめた「美しい動き」は
それが見た目にはどんなに美しくても
無理して頑張ってそれをしてるなら
必ずどこかに歪みが生じるし
そんなんでよいパフォーマンスが
発揮できるはずもなく。
 

自分本来の自然体に戻ること。
 

そうすれば自ずと
「美しい動き」に戻ってゆける。



私がいま一番大切にするべきことは
正しいビジネスの仕方を学ぶことではない。


自分本来の自然体に戻ること。


もう少し詳しくそんなこんなを書きたい気もしますが、
長くなりすぎてしまうので、また今度あらためて。