オンラインで習い始めて1年後、
見事、ピティナA1級本選2つ受賞❣️
基礎を徹底的にやり直した1年間。
ピアノが自信に繋がった1年間。



当教室で習い始める前、他のお教室で楽しくピアノを習っていました。テキストは年齢相応に進んでいました。しかし弾き方をみると、楽譜の細かい弾き方や手の使い方については、一切教えてもらっていない弾き方でした。楽譜に書いてある音を鳴らし、強弱つけてリズムはなんとなく正しく弾けていれば合格!というような弾き方です。


習い始める前の画像や下の動画をみればわかりますが、

そもそも、間違った姿勢と手の形で弾いています。


けれど、本人とお母様は、この弾き方が間違っているということに気づいていませんでした。 



このままだったら、どんなに練習しても、

この子はピティナ本選での受賞はできなかったでしょう。


でも、それ以前に問題なのは、

この手の状態だと、ピアノ基礎奏法が正しく習得できないことです。


また、このような弾き方をしていると、打鍵時の指に負荷がかかり、関節の柔らかい成長期の子供は簡単に指が変形しますので、この弾き方は、ただちに直さないといけません。早いと数週間〜数ヶ月で指関節が歪んできます。

そのまま放置して弾いていくと、最悪の場合、正しい手の形や正しい打鍵ができなくなります。

子供の事を第一に考えるならば、この弾き方は絶対にさせてはいけません。

(これについては、後日ブログ書きます)



まず正しい姿勢と手の形を教え、全指の指関節がふにゃふにゃ状態だったので、それを治すレッスンをしました。
そして、全ての指の正しい弾き方、楽譜から情報を読み取って弾く弾き方、脱力奏法などを1年かけて徹底的に教え込みました。要するに一番最初の「ド」だけを弾くところから、やり直したのです。

初期のレッスンでは、子供は、手指の関節を作るレッスンが1番大変なのですが、「ここを乗り越えたら、絶対に、上手な子達の仲間入りするから頑張って❗️絶対にできるから‼️」と毎回レッスンで言い聞かせながら、頑張っていましたね。そしたら、彼女は見事にその峠を越しました。

弾き方が正しく直り、上達していくにつれて、
「私、ピアニストになりたい❗️1番になりたい❗️」と、言うようになりました。
それを聞いて、ピアノの上達が、この子の自信に繋がっているのがわかりましたね。

年齢ギリギリでしたが、超絶音感のレッスンもしていたので、ピティナの課題曲は、楽譜がまだ手元に来ていなくても、音源を耳コピして両手で最後まで弾けていました。

譜読力もついて、私が言わなくても、基礎テキストは、どんどん先まで予習してくるようになりました。


習い始める前と、後では弾き方がこんなに変わりました↓


 

❤️審査員の方々からのコメント❤️







昨日は2回目の予選でしたが、バロックのメヌエットが非常にバロック調に上手に弾けたようで、評価高く高点数でした。


A1級は、1グループから4グループまであって、とても人数が多かったようです。

「上手な子がいっぱいでした!」とのことで、沢山の刺激をもらい、勉強になったようです。


本人はその後、全ての本選にて入賞した事が1番嬉しいと思いますが、

先生的には、あの1年前の弾き方から、ここまで正しい方向に軌道修正できた事が1番嬉しいです。


小さい頃に正しいピアノ奏法を習えば、それは年月かけて定着し、一生モノの力になります。


大人になった時に、幼少期のレッスンを悔やんでも、時間は巻き戻せない。そういう大人の方を沢山見てきました。


何事も、はじめが1番大切だということ。



❤️youtubeの内容❤️