2022年11月に行われました、ブルグミュラーコンクールファイナル(最終審査)にて、

小林杏莉沙ピアノ教室でコンクールレッスンをされました先生方の生徒様が、素晴らしい高成績をおさめられましたので、ご紹介致します。



  ​T先生の生徒様、金賞・銀賞・銅賞に❗️

埼玉県のT先生の生徒様が、ブルグミュラーコンクールファイナルで、金賞・銀賞・銅賞に輝きました✨

また、複数人の審査員から9点台の講評を頂きました。

そして、T先生は、この度、指導者賞を受賞されました。


金賞を受賞された生徒様は、現在小学2年生。

予選の約1ヶ月前から、当教室にて、コンクールレッスンを行いました。

生徒様はブルグミュラーの「素直な心」を選曲されておりました。


サムネイル

​先生!!!

素直なこころを弾いた生徒さんが、
金賞を取りました!!😢

先生のご指導のお陰です✨

他に銀賞も銅賞も頂きました!
信じられないほどです!!本当に嬉しいです🍀本当にありがとうございました😃



金賞を受賞された生徒様は、当教室のレッスンを受講される前に、他の先生のコンクールレッスンを複数回受けられておりました。


しかし、その先生に教わった通りに弾いても、

しっくりこない演奏で、なかなか上達しないので、

T先生は悩まれ、何が原因なのかを見てほしいと、私の元に相談がありました。


生徒様の弾き方を見てみると、間違った手首の動きで弾かれていました。

ブルグミュラーの「素直な心」を、頭を縦に振りながら、手首も上下に振りながら弾いていました。


まず、「この間違った手首の動きから直さなければいけない」と伝えましたら、


この動きに関しては、他の先生がコンクールアドバイスレッスンで指導しており、「この手首の動きで弾いて下さい」と言われたので取り入れた、との事でした。


コンクールで指導者賞を複数受賞されている先生からのアドバイスだったので、T先生は何も疑わず、そのまま取り入れてしまったそうす。


しかし、この曲をコンクールで手首上下しながら弾けば予選落ちします。講評には「手首で拍をとらないようにしましょう。横の流れ、フレーズ感を考えて弾きましょう」と書かれるでしょう。そして当然、基礎ができてないとみなし、落とされます。


ブルグミュラーの初歩的な曲で、

「基本中の基本の動き」を間違えて指導し、コンクールレッスンと題して、お金を取られている先生がいる事が残念です。


T先生は、私に間違いを指摘されて気づき、

「確かに先生のおっしゃる通りです。鵜呑みにしたまま進めてしまい、反省と恥ずかしい思いでいっぱいです……。はっきり言って頂けて良かったです。」と、大変ショックを受けていらっしゃいました。


そして、コンクールに向けて一生懸命練習している生徒様とお母様に、このことを何て伝えたらよいか、、と、非常に悩まれてしまいました。


私は、ありのままを、正直に話すことが大切だと言いました。


もしT先生が、「◯◯先生の弾き方でも良いけれど、小林先生の弾き方のほうが良いから、こっちに変えましょう」と、動きが間違っていたという事実を隠して生徒に伝えれば、

生徒もお母様も、「今までこの弾き方で練習してきたのに、なんで今更、全く違う動きに変えるの?どちらの先生のやり方でも良いならば、今までの弾き方でいい」と、思ってしまうかもしれない。


色々話す中で、T先生も深く納得されたので、

私のほうから、初回レッスン時に、「前の先生に習った動きは間違っており、全て直さなければならない」という事を伝えました。


説明を聞き、生徒さんも、お母様も、先生も、全員が納得されたので、私は一気に正しい弾き方に舵を切りました。

本来ならば、癖ついてしまっているであろう間違った動きに関しても、生徒さんは、一生懸命に直す努力をしました。


翌週のレッスンでは、間違った動きは半分くらいなくなりました。本当に頑張りました。しかし、まだまだ直す箇所は山ほどある。基礎的な弾き方がほとんどできていない、基礎がかなり抜けている状態でした。


本来ならば、弾き方の基礎は、導入期に1年かけて習得すべき内容です。時間をかけて丁寧に教え、やっとできるような内容を、今回の様な場合、たった数回のレッスンでできるようにしなければならない。本当に応急処置でした。


応急処置にて予選は通過しましたが、ファイナルで金賞を受賞するには、直すところは山積み。


そもそも、レガートで弾く曲なのに、まだレガート奏法を習得されていなかったので、これを徹底して教えなければならなかった。何回も何回も、お手本を弾いてみせて教えました。


生徒さんは、一生懸命、練習しました。

先生も、一生懸命、勉強されました。


その結果、T先生の生徒様は、

予選通過時で平均8.4だった点数が、

ファイナルでは、複数人の審査員から9点台を頂けるまでに急成長し、念願の金賞受賞されました。



​🔻審査員の先生方からの講評(一部抜粋)🔻









正しい弾き方と解釈を学び、念願の「金賞受賞」に輝いた生徒さん❗️

本来ならば、子供がこのような曲を弾く時には、それまでのレッスンで、10本の手指が正しい状態で弾けていることが大切です。


習い始めから、正しい手の形や弾き方を教え、間違った弾き方をしないように癖づけていけば、生徒も先生も楽なのですが、今回のように、指関節の支えがなく指先がいつも不安定で、更に前の先生の間違った教え方により間違った弾き方だった場合、それを数回のレッスンで直すのは、本当に大変なことでした。


とにかく、あのままでは、予選通過すらしなかったでしょう。

正しい弾き方や解釈を教え、一生懸命直された結果、

金賞を受賞したのです。


金賞だと知った瞬間、T先生は、涙がでたそうです。

そして、去年まで受賞出来なかった生徒達が、

今年は次々と金賞・銀賞・銅賞と受賞したので、信じられない程嬉しいです!とおっしゃられていました。


私も今回、金賞に至るまでにあった様々な出来事を思い返すと、本当に救われた気持ちで、入賞された報告が来た時は、心の底から嬉しかったです。



金賞の生徒さん✨ 本当に頑張ったね!おめでとう!



T先生は指導者賞を受賞されました。




  コンクールが終わり、​T先生から、貴重なご感想を頂きました。

教室を始めて、教室運営の相談をしている先生からコンクールを勧められました。


その先生に、生徒のコンクールの指導もお願いすることになりましたが、

1年目は予選を通過することなく、終わりました。

2年目、3名挑戦し予選は通りましたが

本選では全員入賞することはありませんでした。

3年目、同じ先生に指導をお願いしていましたが、

学んだ弾き方を生徒に教えていたところ

聴いていてどうもしっくりこなく、他の指導法の先生を探しました。


何人かの先生に問い合わせしましたが、

小林杏莉沙先生を思い出し、先生のブログが更新されていたため連絡をしました。


小林先生に、前の先生の指導を

そのままお伝えしたところ、

「その弾き方は間違っている、それだと入賞は絶対ない」ときっぱりおっしゃいました。


それからは、小林先生に、生徒のコンクールレッスンをして頂きました。

レッスンの中で、言われたことをスムーズに対応できない生徒を見て、基礎が抜けていることを痛感し、基礎の大切さを教えて頂きました。


今回金賞までいけたのは、小林先生のご指導なしでは

あり得なかったことです。

SNSで多くの「指導者向けの指導法」を発信している先生がいますが、どの先生が本物なのかを見抜くのは、本当に難しいと思います。

小林先生は、裏付けがある本物の指導をして頂ける先生だと、身をもって実感しました。