こちらの動画は、他教室でピアノ基礎を学んだ子供の弾き方と、当教室でピアノ基礎を学んだ子供達のドレミファソラシドの弾き方の違いになります。



ピアノの世界では、手指の基礎 (正しい手の形・指の形、コントロールできる指関節)が備わっていないと、本物のピアノ基礎や正しい弾き方は身につきません。

この理由から、小林杏莉沙ピアノ教室の子供のピアノレッスンで1番最初に身につけることは、正しい姿勢を学び「手指の基礎をつくる」ことです。

当教室では、1番最初の「ド」を弾く前に「手指の基礎をつくる指導」を開始します。「正しい手の形・指の形・指関節の支えをつくる指導」を丁寧にされた子供は、本物のピアノ基礎・弾き方が最初から正しく身につくので、確実に上達することができ、本人の努力次第で、将来ピアニストレベルに成長することができます。



逆に、習い始めの一番最初に手指の基礎をつくる指導が正しく行われなかった場合、子供は「間違った手の形・指の形」でドレミファソを弾き進めてしまいます。

すると後に、指が変形した、練習しても速い部分が思うように弾けない、音質や音粒が揃えられない、指先で音色の変化がつけられない、安定した演奏ができないなど、練習では解決できない数々の問題が発生します。

その時になって、“手指の基礎が備わっていないからできないんだ”、“正しい弾き方が身に付いていないから思うように弾けないんだ”という事に気付き、また最初からやり直さなければならないとなると、子供は大変な苦労をします。

それまでしてきた間違った弾き方が完全に抜けるには何年もの時間がかかりますし、血の滲む努力をして一見直ったようにみえても再発しやすいです。

子供にとって間違った弾き方を直すレッスンこそ苦痛なことはありません。ですから、一番最初から間違った弾き方を絶対にさせないことが大切です。(間違った弾き方とはどのような弾き方かを知りたい方は、この記事の1番下にリンクを貼り付けていますのでご覧下さい)





1番最初に正しい手指の形で進まなかった子供は、手指の基礎ができていないので、「本物のピアノ基礎や弾き方が身に付かない状態」でテキストが進みます。

こうした子供はピアノ基礎が欠陥だらけなので、このように音質や粒を揃えて弾けない状態になります。最初が中途半端だと、全てが中途半端になります↓




また、おもちゃのピアノとは違い本物のピアノは鍵盤が重たいですので、小さいお子様にとって間違った弾き方による指への衝撃の影響は大きく、導入期に正しい手の形・指の形の弾き方で進まなかった子供の多くが、ピアノの上達を阻害する「ピアノ指変形症®」を発症していることも問題となっています。





子供の間違った弾き方とは?