遅くなりましたが、新社会人の皆様。
新入生の皆様、この度はおめでとうございます。
かく言う私もこの四月より、関西に身を置き
大学生として新生活を始めています。
私は大学で地理学科と言うところに
身を置き、勉学に励んでいます。
地理学科?何するの??
地理?わけ分かんない??
そんなことを思う人も多いのではないでしょうか
私も中学生時代そんなことを友達と
笑いながら話していた記憶があります。
なぜそんな私が、地理学科という学科
を選んだのか
それは、ある災害がきっかけでした。
当時私はまだ中学1年生、夏休みも終わりやっと中学校生活にも慣れ始め、少し余裕が出てきた夏の終わり。
昨晩から強く窓ガラスを叩いていた風雨が、時間とともに大きな音を響かせ、一夜にして私の好きな地元は大きく変貌してしまいました。
台風9号が私の街を襲ったのです。
昨日まで当たり前のように通っていた道が
欠落し、
笑顔で挨拶してくれたおばさんがいるお店が
無くなり、
縁石を落ちないようにして渡った橋が崩れ
跡形もなくなった
そんな様子をテレビで見ていた私は衝撃を受けました。
次の日から私達は地元の復旧作業を手伝うようになりました。
先輩方は瓦礫の片付け。
炊き出しを手伝ったり、
避難して不安になっているおじいちゃんやおばあちゃんの所へ行き声をかけたり。
そんな行動もあってか、
街はいつもの姿を取り戻していきました。
「中学生が来てくれて本当に良かったよ。
ありがとう」
笑顔でそんな言葉をかけてくれて素直に嬉しかったですし、
中学生でも地元でできることがあることが
何よりも力になりました。
つづく