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ソムリエ試験合格アドバイザーともです
このブログでは、ソムリエ試験、ワインエキスパート試験を受験される方にむけて、
最新のソムリエ教本の中から、出題頻度の高い箇所や、理解が難しい箇所について、要点をまとめて解説しています
寒ーーーーいですね
寒さの厳しさと共に、だんだん朝布団から出るのがしんどくなってきました笑
みなさんも暖かく過ごして風邪をひかないようにしてくださいね
さて、今回は、ポルトガルのポートワインについてです
ポートワインは、ポルトガルの酒精強化ワインで、同じくポルトガルのマデイラ 、スペインのシェリーとともに世界三大酒精強化ワインの一つとされています。
【ポルトガルの地図】
【生産地域】
ポートワインは、ポルトとドウロ川流域の3つのブドウ栽培地域で生産されています。
ブドウ栽培地域は、上の画像の3地域で生産されているのですが、
左(ドウロ川下流)から、
①バイショ・コルゴ
ブドウ栽培面積最少
ブドウ栽培面積が全体の3割を占めており、占有率は3地域の中で一番高い
最も軽いワインが産出されている
②シマ・コルゴ
最も品質の高いブドウが産出される
③ドウロ・スペリオール
最も上流に位置し、上質なブドウ産地
以上の3地域でブドウ栽培が行われています。
ポートワインに使用される主なブドウ品種は、
・トウリガ・ナショナル
・トウリガ・フランカ
・ティンタ・ロリス(=テンプラニーリョ)
以上の3品種で、
トゥリガ・ナショナルはポルトガルを代表する黒ブドウ、
トウリガ・フランカは主にブレンド用として使用され、
ティンタロリスはテンプラニーリョのシノニム!です。
ポートワインの醸造方法は、ブドウを収穫後、アルコール発酵をさせ、求める残糖度に至った時点でアルコール度数77%のグレープスピリッツを添加(酒精強化)してアルコール発酵を止めます。
酒精強化によって酵母が死滅し、最終的なワインのアルコール度は19%〜22%に制限されています。
なお、黒ブドウを原料にしたポートワインは、レッドポートと呼ばれ、
ルビータイプとトゥニータイプの2つのタイプに分けられています。
【ルビータイプ】
平均3年間の樽熟成後に瓶詰めされる若いタイプのワイン。
ワインの色が宝石のルビー色をしていることからこう呼ばれています。
ルビータイプには、
◆レイト・ボトルド・ヴィンテージ・ポート(L.B.V.)
ラベルに収穫年と瓶詰め年の表示が必要。
◆ヴィンテージ・ポート(Vintage Port)
その年の優れたブドウから造られ、ワインはデカンタージュが必要。
以上の2つがあります。
続いて、
【トゥニータイプ】
小さい樽で熟成させるなどして酸化熟成が進んだワイン。
ワインが黄褐色(トゥニー)に変わることからこう呼ばれています。
トゥニータイプには、
◆熟成年数表記トゥニーポート
10年、20年、30年、40年ものがある。
ラベルに樽熟年数と瓶詰め年の表示が必要。
◆コリェイタ(Colheita)
収穫年(ヴィンテージ)表示のポートワイン。
ラベルに収穫年と瓶詰め年の表示が必要。
以上の2つがあります。
ポートワインについては、
まず、ポルトとドウロ川流域の3地域を理解し、
主なブドウ品種3つ
そして、
酒精強化に用いられるグレープスピリッツのアルコール度数
最終的なワインのアルコール度数
ルビータイプとトゥニータイプに該当するもの、
デカンタージュの有無、ラベル表記に必要なもの(樽熟年数、収穫年など)
以上をポイントに、この記事を何度も読み返していただければと思います笑
次回は、ここ最近続いている、酒精強化ワインシリーズとして、
マデイラについて解説をしていきたいと思います
酒精強化ワイン、極めちゃってね〜
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