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ソムリエ試験合格アドバイザーともです
このブログでは、ソムリエ試験、ワインエキスパート試験を受験される方にむけて、
最新のソムリエ教本の中から、出題頻度の高い箇所や、理解が難しい箇所について、要点をまとめて解説しています
今回はポルトガルの酒精強化ワイン、マデイラワインの熟成方法についてみていきたいと思います。
マデイラワインの熟成方法の最大のポイントは、
温めて熟成する
ということです。
以上!と言っても良いくらいです。(笑)
通常のワインを温めて熟成することはないのですが、このマデイラワインにおいては、温めて熟成することで素晴らしいワインへと変化を遂げます。
温め方は、
①スタンダートワイン
②単一品種、単一収穫年表記のヴィンテージワイン
以上によって2パターンあります。
①スタンダードワイン
3年熟成などのスタンダードなマデイラワインには、
エストゥファと呼ばれる人工的な加熱装置が使われます。
こんな感じのものです。
タンクに通った管の中にお湯を循環させてタンク内を温め、50度前後で3ヶ月加熱されます。簡単で比較的早く加熱熟成の効果が得られるというメリットがあります。
②ヴィンテージワイン
一方、単一品種、単一収穫年表記のヴィンテージワインなどには、
カンテイロと呼ばれる太陽熱を利用した天然の加熱熟成方法が用いられます。
こんな感じです。
屋根裏部屋や屋根の薄い専用倉庫に樽を並べ、天然の太陽熱を部屋(倉庫)内に取り込み、室内を高温にしてワインを熟成していきます。
いわゆる蒸し風呂状態です。笑
このように、スタンダードワインには、
エストゥファと呼ばれる人工的な装置を使って加熱熟成し、
単一品種、単一収穫年表記のヴィンテージワインには、
カンテイロと呼ばれる太陽熱を使った天然の加熱熟成方法が用いられます。
エストゥファとカンテイロはどちらに使用されるか間違えないようにしてくださいね
加熱熟成の工程を経たスタンダードワインは、その後、
古樽で3年以上の熟成が義務付けられています。
古樽を使用する理由は、樽の風味をワインに与えすぎないためです。
(→新樽はワインに強く樽の風味を与える)
そして、ワインの熟成年数に応じて、
5年熟成 レセルバ(Reserva)
10年熟成 スペシャル レセルバ(Special Reserva)
15年熟成 エクストラ レセルバ(Extra Reserva)
以上の表記が可能となります。
年数は、5の倍数なので覚えやすいですね
一方、加熱熟成の工程を経たヴィンテージワインは、
古樽で20年以上の熟成が義務付けられており、
表示されるブドウ品種を100%使用しなければならない規定となっています。
ブドウ品種については前回の記事をどうぞ
そして、最後、ヴィテージワインの中には上記のような
コルヘイタ COLHEITA というワインがあります。
こちらは、単一収穫年のヴィンテージマデイラではあるものの、ブドウ品種についての規定はないため、収穫年の表示(1975)はありますがブドウ品種の表示はありません。
ぶどうの収穫から5年間樽熟成(5年後に瓶詰め)されるヴィンテージワインには、
コルヘイタ COLHEITA の表記が可能となります。
いかがでしたでしょうか
マデイラワインの熟成方法については、
スタンダードワインとヴィンテージワインの
2パターンに分けて覚えていっていただければと思います
前回の記事と合わせてしっかりおさえてくださいね〜
本日はここまで〜
それでは、酔い週末をお過ごしください笑
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