<私が初デートから2週間で婚約→結婚するまで>
その1:出会い
その2:初対面
その3:空白の半年←今ここ
<2011年7月 空白の半年>
そんなわけで、初対面のイケメンとはとりあえずFacebookでは繋がったものの、話が盛り上がるわけでもなく。その後は彼が帰ったことにも気付かず、朝までエリたちと語り明かした。
この当時、私には定期的にデートする男性が何人かいた。また出会い系サイトでも熱心に活動していた。さらに女友達と飲みに行くたびに、その場でナンパされた男性と一緒に飲むということもしょっちゅうだった。
よって出会いには事欠かなかったのであるが、この頃の私はただやみくもに相手を探していた。自分がどうしたいかも、どうすればいいのかもわからず、時間だけが過ぎていく。婚活のために12年付き合った彼氏と決死の覚悟で別れたというのに、すでに1年が経過していた。
余談だが、私は中学3年で初めての彼氏が出来てからというものの、1ヶ月以上フリーだったことがない。というかほぼ毎回、前後がかぶっている。その私にとって1年とは・・・これはもう、想像を絶する長さである。
当時私がデートをしていた相手は、
・高学歴・大企業に勤める男性
・超裕福な家庭の男性
・外見はそこそこだけど空気読めない男性
・8歳年下のイケメン大学生
・頭脳明晰で真面目な理系研究者
という、タイプも状況もてんでバラバラの人たちだった。
もう本当、アンタは一体何がしたいんだ状態。
思うに、現在特定の男性がおらず婚活に行き詰まっている女性というのは、程度の差こそあれ、多くがこの当時の私と似たような状況にいるのではないだろうか。
誘ったり誘われたりするままにデートはするけど、世間話の時間が過ぎていくだけ。自分から追いかけたいほどの人は現れないし、たいして追われるわけでもないし、とはいえ追われても困るような・・・?混沌と書いてカオスと読む、そんな状況である。
彼との初対面からは、すでに7ヶ月が経過していた。多分、彼のことはたまにFBで見かけたりしていたのだとは思うけれど、特に意識してもいないので正直思い出せない。
そんなある日の昼下がり。
私はエリを含む女子6人くらいと、ランチをしていた。そこでエリから、後の人生の大転換につながる、衝撃的な話を聞くことになる。
それはエリの友人である、とある女性の話。
ある日彼女は、パーティーで一人の男性と知り合った。らしい。
その際、彼女には素敵な婚約者がいたにも関わらず「彼こそが自分の理想の結婚相手だ!」とその場で確信。婚約者には別れを告げ、彼に猛アタックを開始した。
そして見事3ヶ月で婚約へこぎつけ結婚、現在も最高に幸せに暮らしている、と・・・・。
私は、脳天をセガサターンで直撃されたようなショックを受けた。
いつもの前のめりを、さらにもう10歩くらいズズイと前のめり、
「詳しく!!!!!」
そう・・・。当時の私は薄々感づいていた。こんなにたくさんの出会いがあるにも関わらず、この成果の出なさはおかしい。認めたくないが、これはやはり自分に原因があるに違いない。
なぜ、聖子ちゃんのようなビビビッ!が、自分には全く訪れないのか?
最初は、出会う相手がパッとしないからだと思っていた。でも、多分それは違う。現に私がフった男性の何人かは、気づけば別の女性とちゃっかり結婚してるではないかーーーッ!!!
相手の問題ではないとしたら何か。そう、自分のビビビッ!能力の問題である。
婚約者がいるにも関わらず、出会った瞬間に「この人だ!」とキャッチできるその能力。その高感度アンテナの秘密。
私に必要なのはこれに違いない。私はそう確信した。
・・・私の今までの記事を読んでくださっている方は、もうお気づきだろう。
私はこの時「理想の男性リスト」の存在を、エリから教えてもらったのである。
私の直感は、これが自分の人生にとって大きな転機となることを確信していた。
これは片手間で取り組むものじゃない。
私はその日からリストを書き始め、持ち歩き、暇さえあれば見返しては何度も何度も修正を施し、1週間以上かけて80項目にも及ぶ「理想の男性リスト」を書き上げたのだった。
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