<私が男心を完璧に理解できるようになるまで>

その0:イントロダクション
その1:誕生~中2
その2:中3~高1←今ここ




<中3~高1>



私の人生初の彼氏は、同じ学校の一学年下の男の子であった。



ある日彼を見かけた私が、彼に一目惚れをしたのだ。



前回書いたような涙ぐましい努力を3ヶ月間に渡り行ったあとで、私はついに彼に直接アプローチすることを決意する。



そう、無言じゃない電話をかけたのである。



そして学校で会ったときは手紙を渡したり、手を振ったり、まぁそういう普通のアプローtがようやくできるようになり、



何度目かの電話の後で思い切って「付き合ってください!」と伝えたところ、すんなりOKをもらえた。



人生初の、彼氏が誕生した瞬間である!!!!!


ついに私の努力(←)が実ったのだ。


でも学校で話すのは恥ずかしいので主に電話で話していた。




そして付き合ってから一週間くらいたったある日のこと。



私と彼は一緒に帰る約束をしていた。


しかし彼は、それをすっぽかした。


私はショックを受け、彼に電話で抗議した。


彼が言うには、いつも一緒に帰っている友人に言い出せなかったと。


そのときは悲しかったが、「次回こそちゃんと言うから!」と彼が言うので


翌週に持ち越しとなった。





そしてその約束の日。



彼はまたもや、すっぽかしたwww(涙)



そんでその日の夜、電話で抗議したところ、やはり彼は言い出せないと。


「別れよう」


彼の結論はこれだった。



こうして私は初の彼氏とは、2週間くらいで別れることとなった。



・・・って、なんやねんこの茶番!!!



何はともあれ、この初の彼氏誕生をもって、私の第一次非モテ期は終わりを告げ、第二次モテ期がスタートすることになる。


そしてここから先、私は「彼氏がほとんど途切れない記録」を28まで継続することになるのだ。



**


ところでご存知の方も多いかもしれないが、私は結構オタク気質である。



私とインターネットとの出会いは中2のとき。




当時のインターネットは、


こんな感じのめっちゃダサいHPが乱立しており


ダイヤルアップ回線、夜の11時~のテレホーダイ時間にチャットに勤しむ、


というのが楽しいネットの使い方であった。(話に全然ついてこれない人ごめんなさい)



というわけで、人生での2人目の彼氏?は、まさかのネット恋愛である。



まさかこのときに培ったネットコミュニケーションのスキルが、私の人生において幾度となく役立つことになろうとはこのときは予想だにしていなかったが、まぁそれはおいておく。



とあるチャットで、私は遠方に住む少し年上の男の子と知り合った。



そして私と彼は、主にチャットや電話で恋心を育むことになったのである。



「いつか会いたいねなどと話しては、妄想の彼の姿がこれでもかというくらいに増幅されていく。


恋に恋する期間というのは、実際の恋よりもはるかに楽しかったりするから困る。



相手の嫌な面や現実的な問題を一切見ないで済み、想像の中にしか存在し得ないパーフェクトな相手に恋をしていられるのだ。




結局この彼と直接会うことはなかったが、本当に会わなくてよかった、と今になれば思う。



なぜなら。私は自分の顔写真を加工していたのである。



今のプロフィール写真もたいがい加工してるけれど、


この中3の時の、自撮り写真をまさかのペイントで加工した、というのが、私の写真加工歴史の偉大なる始まりである。



黒目を1ピクセルずつ大きくしたのなんて、今となっては良い思い出。





そうこうしているうちに、私は高校に入学する。



私の第2次モテ期も、いよいよ佳境である。



~続く~



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