本当にすごい言葉だと思う。
「他人の骨折より自分のささくれ」
この言葉は私の「座右の銘」といっても過言ではない。
これほどまでに、
「いかに人は自分にしか興味がないか」
「いかに他人の立場に立つことは難しいか」
を適切に、具体的に、わかりやすく表す言葉があるだろうか。
いやない。断じてない。
そう。
人は、自分以外のことには、本当に恐ろしいほど興味がない。
これを常に念頭においておくだけで、
仕事も恋愛も発信も、驚くほどうまくいくんじゃないかと思う。
仕事は圧倒的にお客様目線、上司目線、部下目線に立って
恋愛は圧倒的に男性目線・相手目線に立って
発信は圧倒的に読む人の目線に立って
とにかく、自分の何かが相手にとってものすごくメリットがある!と感じさせなければ
人の気持ちなんて、びっくりするほどに1mmも動かない。
あなたがいかに骨折をし、それがどんなに痛く、不便を感じていようが、人は全く興味がない。
どんな毎日を送ろうが、どんな悩みを抱えてようが、自分への影響がない限り(ここ重要)、誰一人興味を持たない。
初めてこの言葉を聞いたとき、私はショックを受けた。
「他人の骨折よりも自分のささくれを気にかけるなんてヒドイwww でも正論www ブヒwww」
と思った。
でも今思えば、これは1mmもヒドイことじゃなかった。
だって実際のところ、他人の骨折をいくら心配してみたところで、
その人にとってはなんの役にも立たないし、自分にも何の意味もない。
そんなことしている暇があったら、
どう考えても自分のささくれを早く治すことに注力したほうがマシだろう。
そして早く回復した指で自分の仕事に取り組んだり、
自分が編み出した「ささくれの良い治し方」を人に教えたほうが、
よっぽど世の中のためになる。
そう。
いつだって、一番大切にすべきなのはまず自分なのだ。
夫のために、子供のために、母親のために、上司のために・・・・
本当に、心の底から、その相手のため「だけ」に何かをできる人間なんていない。
誰かのために何かをする。
それは本当は、すべて自分のためだ。
罪悪感を感じたくない自分、責められたくない自分、ダメな母、ダメな社員、ダメな妻というレッテルを貼られたくない自分、子孫を後世に残したい自分・・・
そういう具合に、全て自分のためであることをまず自覚する。
最初は納得いかないかもしれない。
今まで我慢してた私はなんだったの?と思うかもしれないし、
そんな単純じゃないのよ!と怒りを覚えるかもしれない。
でも、これを素直に認めるのが、生きやすくなる道だと思う。
自分にささくれの一つもない状態になり、お金も時間も有り余ってから初めて
人の骨折の心配をすれば良い。それならば少しは役に立つ。
今までしっくりくる座右の銘がなかった方。
ぜひ今日から、この言葉を座右の銘にして頂ければと思います^^
私も、自分の子供には相当早い段階で
これを教えてしんぜようと思っています。