<私が男心を完璧に理解できるようになるまで>

その0:イントロダクション
その1:誕生~中2
その2:中3
その3:高1その1
その4:高1その2
その5:高1その3
その6:高1その4←今ここ




<高1その4>


こうして、次から次へと振られてはまた別の人と付き合う、ということを繰り返していた私でしたが、


このあたりからうっすら


外見がタイプなだけじゃなく、性格もタイプじゃないとうまくいかないんだな


ということに気付き始めます。



当然ですが、そもそも「友達になれる男性」でなければ、


もっと深い間柄となる、恋人や夫婦としてうまくいくのは難しいのです。



まぁ当時ここまで気づいていたかは別として、ぼんやり性格のタイプについて考え始めた私、


しかしかの有名な一反木綿さんもびっくりのぺらぺら高校生であった私がイメージできた「男性のタイプな性格」と言ったら


「優しい」「明るい」「友達が多い」



せいぜいこんなところが関の山でありました。




・・・・。




・・・・あんたね。




「優しい」はいいとしても、「明るい」「友達が多い」って・・・・





ハァーーーーーーーーー(深いため息)


ほんと残念。



いや。 いいんですよ。


「明るい」にもいろんな意味がありますので、これ自体が悪いことではもちろんないんです。



残念なのは、こういう人を理想だと思うに至った、当時の私の内面。



というのも、当時の私が求めていた「明るい」というのは、あくまで「リア充かどうか」的な



性格というよりも、



人気のあるイケている男の子と友達か、とか



クラスでもそこそこ人気があるか、とか



そういう部分にあったのです。




もし今の私が、好きな性格に「明るい」と書くのであれば、



意味はまったく異なります。



今なら、

「ネガティブ思考じゃない」

「隠したい闇がない」

「コミュニケーション能力が高い」(注:リア充かどうかはどうでも良い)

とか。



こんな具合に、もっと内面にフォーカスした意味になると思います。



でもこの当時の私が、性格だと思っていた特徴は、


「どんな外面をもった人間か」「人からどう見られているのか」


ということであって、まずそもそも性格ではない。



それに、「人からどう見られているのか」なんていうことを気にする



これ自体がもう「超他人軸」な考え方。



自分がどう見ているか、ではなく、

まったく関係のない赤の他人がどう見ているかで判断。



これで好きかどうかを決めるって・・・



こうして言葉にして書くとなかなかすごいものがありますね。



そんなわけで、まぁ無事にこういう条件に当てはまる男性とは付き合えたものの、


当然ながら、こういう具合に「他人軸基準」で選んだ相手では、


気があうか? 価値観が一緒か?


こういう部分はまったく見えてこず、


まぁ言うなれば価値観は合いませんでした。




まぁその当時の私に明確な価値観が存在したか?といえば、


たいしたものはなかったので、それはそれで別に良かったのかもしれないけどね・・・・




で。


万が一お気付きの方には私は賞賛を送りたいんですけど、


本当は今回は「要求する女」について書きたかったのに


全然違う方向に行っちゃったので


「要求する女」については次回こそ書きたいと思います。