昨日いつものようにFBを眺めていたら、

友人の木村直樹さんが亡くなられた、とのニュースが、

目に飛び込んできました。




私が最初に考えたことは、

本当に本当にあの木村さん?ということ。

同姓同名では?とか誤報では?とか色々考え、

でも彼のウォールやニュース記事を読むうちに、



やはりこれは彼である。

そして誤報とかではなく、極めて信ぴょう性の高い事実である、と認識しました。

とてもとてもショックで悲しいニュースでした。



木村さんとは、2週間前にもメッセージをやりとりしたばかりで

12月にも来年2月にも会う約束をしており、

私はそれをとても楽しみにしていましたし、木村さんも私に会うのを楽しみにしてくれていたと思います。




正直、これを記事にするのは悩みました。

でも、私が木村さんから学んだことはとてもたくさんあるのです。

私以外にも、木村さんから影響を与えられ、人生が変わった方。

たくさんたくさんいると思います。


だからやはり私は、私にできる限りの力で、私の知っている範囲で、

木村さんから学ばせて頂いたこと、木村さんという素晴らしい人の生き方・考え方を

私なりにたくさんの方に伝えるのが、今私のすべきことだと思いました。



この記事を読んだ皆様にも、こんな素晴らしい方がいたということ、

こんな素晴らしい人を失ってしまったけれど、

そこから、私たちはまた沢山のことを学ぶことができるということ。

それを感じていただければ、幸いです。


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私と木村さんの出会いは、2015年の2月です。

かねてよりFB上でフォローをしていた麻丘亜希さんという方が、友人に凄い方がいるよ!と木村さんのことを紹介しており、私は興味を持ちました。

というのも、木村さんは「マイレージトラベラー」という肩書きで

マイルの価値を世に広める活動をするかたわら、

そのマイルを有効活用し、ビジネスクラスで世界一周をするという

かなり興味深く、珍しいライフスタイルを送っていらっしゃる方だったからです。

(フィリピンでは別の事業もいくつか展開されてます)



その木村さんが、日頃の研究を元に編み出した

「最強のマイルの貯め方・使い方を伝授するセミナー」に申し込んだのが、

私と木村さんとの出会いでした。


セミナーでは目からうろこの錬金術(もはや錬金術です)を

たくさん教えていただき、

この半年間、私も家族も一度も飛行機に乗っておりませんが、

普通に生活し、ただ少しだけ日常の決済を工夫することで

グアムに家族旅行に行けるだけのマイルが貯まりました。

普通では考えられない還元率です。

そしてこの12月にも、同様のセミナーを開催するために

約9ヶ月ぶりに帰国される予定で、

心待ちにされてる方もたくさんいらっしゃいました。



もちろんこのノウハウだけでも素晴らしいのですが。


私が木村さんに教えていただいたことは、

それよりも、もっともっとはるかに大切なことです。


以下、木村さんのウォールから、私の価値観に大きな影響を与えたメッセージを
いくつか転載させて頂きます。

少し長いですが、是非読んでみてください。


 人生80年なら、僕の余命は約46年。
46年って、長いですか?
どう考えたって、僕からしたら短すぎるんです。

僕、自分の夢である世界一周。
国連が認めてる国は、世界に194カ国あるんです。
僕人生の34年間に、まだ32カ国しかいけてないんです。

あと46年で162カ国回らないと世界を知れない計算です。

そして、あと46年生きてるかどうかもわからないし、
そもそも、明日生きてる保証ってあるんだっけ。

時間は人生のリソースの中で、唯一稼ぐことが不可能な資源です。
だから最大限手元においておきたい、自らの意思でコントロールできるようにしておきたいんです。


マイレージセミナーも、ほんとはマイルのノウハウを教えることが第1じゃなく、海外に行ってほしいからやってるんです。

そのためのツールとして、僕がいままさに実践してる究極のマイルのノウハウを教えてるんです。逆じゃない。

で、僕が世界一周を馬鹿の一つ覚えのように続けてやってるのも
その経験をシェアすれば、誰かには響くかもしれないでしょ。

もちろん自分が楽しみたいのもあるけど、それならいちいちビデオなんて作りません。 

海外で目にした光景、経験したこと、学んだこと、これらをシェアすることで 何かのきっかけになれればそれでいい。

世界一周(WHAT)をすることによって、海外に出る動機付けができるかもしれない(WHY) だからやってるんです。

僕がわずかなきっかけになって、一人でも多くの日本人が海外に興味を持ち、実際に飛び立ってくれたら

僕の使命は果たせたと感じます。(要は死んでも悔いはないと思う) 

僕一人では100はできないけど、あなたのゼロをイチにすることはできるかもしれない。

だから、まず僕がもっともっと海外に出て、その光景や体験をシェアします。

その中で、僕も(私も)行ってみたい、やってみたいっていう人が出てきてくれるかもしれません。

そして「でも英語が話せないからな」と不安な人には僕が英語を徹底的に教えます。  

そして「でも海外はお金かかるからな」と不安な人には僕がマイルのノウハウを徹底的に教えます。

そして、いつの日か同志のみんなで海外で合流できたら、最高に幸せですね。



  【やはり時間は有限】だということ

一見当たり前の話だけど、これを根底に意識して日々の行動・決断をしているかどうかで、アウトプットは明らかに変わってくるはずだと改めて思いました。

そして、限りある人生だからこそ、悔いを残して死ぬというのは、もったいないというか、悔いても悔いきれないなーと思うんです。

僕、日本にいると、どーも世間体を気にして、
周りと比べた相対的な自分の立ち位置をついつい意識してしまうのですが、
周りと比べる人生って、どーも悔いが残るような気がしてなりません。

周りがこーだから自分も、という島国特有の大衆迎合主義というか部落社会的な思想は、個性を削られるから、自分の理想も押しつぶされちゃいます。

これは非常にもったいないです。

でも、時間が有限だという意識を常に持つと、明日死んでも後悔のないように、【今】に強烈にスポットライトを当てるようになる。

周りと比べることに、実はなんの意味もないと気づきますね。

100人日本人を集めても、同じ顔の人は誰もいないように

人それぞれにはユニークな人生観があるはず、って僕は思ってます。

周りと比べる人生は、個性を押し殺し、役者を演じてるのと同じこと。

辛辣に言い放ってしまえば、本来の自分の人生を放棄し、他人(偶像)の人生を歩んでいるのと同じです。

とはいえ、僕も以前働いてた職場では、自分を押し殺して生きてました。

周りの目線が気になるから、自分を律して、周りが期待してるであろう自分を一生懸命に演じる。

後ろ指を刺されることに恐怖を感じ、波風たてないように可もなく不可もない、そつなく仕事をこなす事だけに全身全霊で注力してました。

でもね仮に明日死ぬとしても、目の前でやろうとしてる事に取り組むかと聞かれれば、ノーだったと思います。

それでも実際はイェスと言い、目の前の仕事を行ってきた背景には、

【時間はいくらでもある】

という根拠のない余裕があったからだと思います。

でも、今日丸一日かけてショパンの人生を深く学び、改めて時間の有限さをため息が出るくらい痛感しました。

”あなたが何気なく生きてる今日は、どこかの誰かがどうしても生きたかった明日”

そんなメッセージを投げかけられたような気分になりました。

自分が死ぬ時、"やりたい事をやらなかった後悔"だけは絶対に残さないよう、日々の行動を心がけ、意思決定していかないとですね。

そして、日々生きてる事が当たり前と感じがちだけど、明日生きてる保証なんて1ミリもありません。

【死を覚悟して今を生きる】

これは大袈裟な話でもなんでもなくてむしろこれこそが当たり前の事です。

まさか自分だけは例外なんて思わず、自分の理想と現在地の距離を徹底して縮めて行くべきだと思うんですよね。


木村さんが、何度も何度も繰り返し、訴えかけていたメッセージ。

それは、

「人生は有限である」

やはりこれに尽きるのではないかと思います。



日本にいると、なかなか「明日死ぬかも」なんて思えません。


人生は有限だって、時間は大事だって、頭では分かっているのだけれど、

行動に落とし込むレベルに、脊髄まで浸透させることはできません。

だから、日々ダラダラと過ごしたりしてしまうのです。

自分の夢や、してみたいことに、「いつか」なんて時制をつけてしまうのです。


でも世界を旅している木村さんにとって、死はとてもリアルなものだったんだと思います。

そしてその感覚、今がいかに貴重で大切にすべきことか、

日本と日本人はいかに素晴らしいか、でも同時にいかに異質であるか、

世界は、世の中はいかに素晴らしいことで溢れているか、

人生がいかに素晴らしく、儚いか。

これを多くの方に身をもって理解してもらうために、

「海外に出るべきだ」

と訴えて続けていたのではないか?と思うのです。



”あなたが何気なく生きてる今日は、どこかの誰かがどうしても生きたかった明日”



私が木村さんレベルで人生の有限さを自分に浸透させるには、

まだ時間と経験が圧倒的に足りません。

でも私は近々、必ず追いつきます。

そしてその後ははたくさんの人に、自分を経由して、

木村さんが繰り返し発していたこのメッセージを、

世の中に伝えていきたいと思います。



これ以外にも心に響くメッセージが、木村さんのウォールにはまだまだたくさんあるので、ぜひ見てみてください。→こちら



木村さん。

強烈な、強烈すぎるメッセージをありがとうございました。

これからは天国で、愛する奥様を始めとする

木村さんの大好きな仲間たちの成長を

見守っていてくださいね。