現代のワーキングマザーの毎日のハードモード具合ときたら、

本当に恐ろしいレベルだと思うのですよ。



朝5時起きで弁当を作って、洗濯して、子供と自分の身支度をし

子供をせかしながら保育園へ送り、そのまま満員電車に揺られ会社へ。

残業ができない中でも通常の仕事量をこなすべく、時間と闘いながら必死に仕事。

定時と同時に会社を出て、急いで保育園へ迎えに行き、買い物をして

帰宅と同時に夕飯の準備、夕飯、お風呂、子供を寝かしつけてから

持ち帰ってきた仕事をこなし、12時過ぎにようやく就寝・・・



こんなに頑張っても、収入の大部分が保育園代に消える。

自分に使う時間なんて、1週間に1時間もない。

まさに、ギリギリのところで日々をこなす、そんな数年間。



こんな超ハードモードな生活を、

これから出産適齢期に入る20代の女性が

果たして目指したいと思うものなのでしょうか。



私は仕事は大好きだったし、会社を辞める気は一切なかった。

だから、なんとかこれを必死じゃなくとも両立できる、

うまい方法はないものか・・・・と模索するために始めたのがこのブログです。


だから最初は辛くなく仕事と育児を両立する上での育児ノウハウとか

仕事や家事の時短ノウハウとか、そういうものを書こうと思ってました。


まぁ結局、育児よりもまずは「結婚したい」と思える女性が少ないのでは!?

という思いから、なんかどんどんそっちに方向性が変わっていきましたが。


ウーマン魅力学のトレーナー認定講座を8月くらいに受講した理由も、

元々は会社員と、今の活動を両立するヒントを学ぶためだったのです。


でも。

初めてヒロコ先生に会った時。

私は先生にこんな質問をされました。



「会社辞めないの? どうして~???」



それに対し、私の回答はこう。


「ヒロコ先生!何をおっしゃるのですかッ!?


私は絶対に会社はやめません!! 


だって、私が今この活動をしているのは、会社を辞めないためなんです!

会社員としてしっかり社会に貢献しながらも、

楽しく育児や自分の人生を両立するために、この活動を始めたんです!!


確かに起業すれば時間もお金も自由かもしれませんけど、

それでは誰にでも再現可能なものではなくなり、本末転倒です!!!


私は、普通の会社員の女性が、誰でも楽しく人生を送れるような、

そんな世の中にしたいんですー!!!!(ドヤヤヤアァーーー!!!!)」




・・・この後、私がヒロコ先生に言われたこと。



その言葉を、その時の衝撃を、


私は生涯、忘れることはないと思います。




「アサギちゃんは、これから10年後、20年後も


今現在、会社員やパートをしている女性たちが、

そのままでいられると思っている?


人工知能や移民政策や他にも色々な理由で、

これからは会社員でいたくてもいられない女性が

たくさん増えていっちゃうかもしれないでしょう。


そんな時に、彼女たちの道標になれる方が、

幸せな女性は増えるかもしれない。


アサギちゃんは、そうは思わない?」



「・・・・・・。」





「・・・・・・。」






「・・・・・・(撃沈)。」



・・・私、これを聞いた瞬間に、

冗談じゃなく、本当に息が止まったよね。



オックスフォード大学の教授が近年発表した論文で

「今後20年以内で被雇用者の47%が機械にとって代わられる」

と言われていたり。



米デューク大学の研究者に

「2011年度にアメリカの小学校に入学した子どもたちの65%は、

 大学卒業時に今は存在していない職業に就くだろう」


と言われていたり・・・・



これらの話はいずれも結構話題になったので、

ご存知の方も多いでしょう。



でも、私の中では、これらの未来予想を

頭のどこかで否定していたのだと思います。


そんなわけない、なんとかなるはず・・・・っていう

根拠のない自信というか、

きっと自分と、自分の周りは大丈夫だと、

なぜか無意識に信じていました。



でもそれは決して、きちんと考えぬいて出した結論ではなく、

言うなれば思考停止して考えないようにしていただけ。


誰かがなんとかしてくれるはずという

他力本願の気持ちでしかなかったことを、

この時に突きつけられた。



この日は他に何を話したのか、正直あまり覚えていませんw

でも、そこから3日間、考えに考えに考え抜いた私の結論は、

こうでした。





そうだ。私がやらなければいけないんだ。


世の中のみんながこの事実から目を背けず、

自分の力で生きて行けるよう。

その覚悟を決められるように。



私がまずは、先導を切っていかなければいけないんだ。




こうして、私は15年間にも及ぶ会社員生活の

収入と雇用の安定や、みんな一緒の安心感、

それまでの心地よい環境や、一体感のある友人の輪・・・

そういったものを全て捨ててでも、

起業をしようと、決意しました。



あれからもう半年か~・・・・早い!!!

ヒロコ先生にあの時背中を押してもらえたことを、

私は本当に感謝しています。