ブラックワタミ事件、覚えていらっしゃいますでしょうか。
「ブラック企業」という単語が一世を風靡し、
その筆頭格ともいえるワタミが、
マスコミや2ch等々を中心にかなり叩かれていた頃です。
きっかけはまだ若い女性従業員の自殺と、
それが過労によるものだとして裁判で敗訴したことからなのですが
その後も企業体質は変えず、従業員には過酷な労働を強いているまま・・・
ということで、かなり叩かれていました。
私は当時、このニュースを見て思ったのです。
「今働いてる人たちって、なんで辞めないんだろ・・・?」
って・・・・
思うに、長時間労働・低賃金・サービス残業があたりまえじゃないと
経営が成り立たない企業というのは、何かが間違っているはず。
働いている人たちは、今は頑張れるかもしれない。
でもそんなのは永遠には続かないし、体調をくずすなりして離職したあと
入社する新人が全員同じように頑張れるとは限らない。
そうこうしているうちに、会社の体力はどんどん落ちていく。
なので、適正な労働条件でもきちんと利益が確保できるように
ビジネスモデルを一新する必要があるんじゃないのかなぁと。
でも経営層は株主の手前、一時的には収益を落としてまでも
陣頭指揮を取り、労働条件を改善するなんてありえないだろうから
ここまで来たらもう従業員がまずストライキなりをして
無理やりにでも適正な労働条件となるようにしないと
改善は難しいんじゃないかなぁなどと、夫に語っていた私。
深夜12時に、夕飯を囲みながらね・・・・・・
いや~人って、ほんと自分のことになると全く見えないものよね。
自分のことは棚に上げまくって、ワタミ批判。
なんという壮大なブーメラン寸劇。
いや弁解するとね、
当時、私も夫も正に成長期!って感じの会社にいたので
仕事にはも~かなりの情熱大陸で、
「もう少し早く帰れればそれに越したことないけど、
それよりもとにかく売上をあげたい!!!!」
っていう気持ちでいっぱいだったので、
長時間労働に対しても苦に思わず、かなりみなぎっていたのです。
思うに、同じように長時間労働してても、
本人が望んでいる場合はブラック企業とは言わないんですね、多分。
だって商社とか金融とかだって過酷だけど、ブラックって言われないもんね。
まぁこれは給料が高いってのも関係してそうだけど。
で、私はこのときに気づいてしまったの。
自分も使命に燃えていたから苦じゃなかったし、
会社のために良かれと思ってしていた残業。
この自分の慢性的な残業こそが、
会社の成長機会を奪っている戦犯だったんだと・・・。
思うに、残業しまくったり仕事をしすぎてしまう人というのは
一見、人のためのように見えますが
その実、自分のことしか考えていない。
自分の任期中のことしか考えられておらず
後任の人間や、会社の将来のことまでは全然考えられていない。
私はこのとき、
「でも今の状況で残業をせず今までの利益を確保なんて無理だから
ビジネスモデルなり業務フローなりを改善してもらわないとなぁ」
とも思った。
でも、次の瞬間に気づいたの。
それするの、私の仕事じゃん。
って・・・・。
これは私が管理職だったから、とかそういうことではなく、
思うに従業員一人ひとりの小さな取り組みからしか、改善は始まらない。
悪の連鎖を自分の代で終わらせる。という意志を
全員が、当事者意識として持たなければ難しい。
まずは私が自分の仕事を、最低でも8時には帰宅できるレベルに改善する。
それができたら、6時に終わるように。
さらには、勤務時間が余ってしまうレベルまで。
そうしたら人の仕事も手伝える。
↑って具合に従業員の全員が考え、業務改善に取り組む。
これしか道はない。
誰も残業しない会社なんて、今は夢物語にしか聞こえないけれど
少しずつ少しずつ、全員が地道に取り組んでいく以外にない。
そう考えた私は早速、翌日から8時には帰宅するようにしました。
結果はやはりというべきか、普通に帰れましたよ、ええw
帰ると決めたら帰れるんです、やっぱり。
具体的な方法はまた今度書くかもしれません。
後日追記:具体的な方法について書きました\(^o^)/
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