というわけで昨日はガラパゴスのツアーがかなりハードに変更された件について書いたのですが、これにはとても考えさせられる理由があって。






ガラパゴス諸島について私が最初に感じたこと。
それは他の旅行者グループの年齢層が、非常に高いことでした。
島でハイキングですれ違う人々を見ていると、全員どう見ても60〜70代以上。
みなさま杖をお供にハイキングしてました。




そこで気がついたのです。

普通、私たちのような30〜40代という世代は毎日仕事や育児でとても忙しく、わざわざ9日間もネットがほぼ使えない場所に1人200万もかけて行こうとは思いません。

やっと時間とお金に余裕ができるのは、定年後の70代以降。つまりガラパゴスのクルーズのメイン顧客層というのは、定年後に人生の思い出を作りにきた層なのです。

そのため最初のモデルプランはそこの層に合わせて作られており、おそらく初日の軽いシュノーケルで参加者の活動量や体調などを見て、翌日以降のプランを最終決定しているのだと思います。




また7割程度がアメリカ人、それ以外も欧米人がほとんどで、アジア人はほぼ皆無。
日本人に会うのは初めて!とガイドさんもマネージャーさんも言っていました。

そんなわけで、いつもの顧客層より遥かに若く、珍しいアジア人、そしてめちゃくちゃハイテンション🤣な私たちを見て、アクティビティを極限まで詰め込む一番モリモリなプランを提案してくれたんじゃないかと思います。




それにしても人生で初めて時間とお金に余裕ができ、思い出作りを楽しめるようになるのが70代以降っていうのは、考えさせられるものがあります。

統計によると、日本人で一番資産が多いのは70代だそうです。

元気に動けるうちは日々、仕事と育児に忙殺されて時間がなく、しかもそんなに忙しく動いているというのに、お金はほとんどない。

そして人生で初めてまとまったお金を初めて手にできるのは70歳になって定年退職し、親の遺産を相続してから。

私もかつて会社員として働いていた頃は、定年を迎えた後に夫と世界旅行に行くのを楽しみにしていました。

そしてそこになんの疑問も持っていなかった。

でも今回、真剣に考えさせられたのは、やっぱり少しでも若くて元気なうちに、色々な経験をしたいということ。

肉体的にも思考的にも、40代の頃と比べるとはるかに衰えている70歳になってから、初めてまとまった時間とお金を手にするなんて、人生を楽しむという観点から考えたらどう考えても遅すぎる。

長時間の飛行機もしんどいだろうし、また持病などに悩まされている可能性も高く、なかなか自ら積極的に旅行しよう!とは思えなさそう。
さらに一緒に楽しめる人も少なくなります。
まず自分の両親と楽しめる可能性はほぼゼロ。
可愛かった子供たちもすでに中年。色々な経験をさせてあげたい!と思えるような時期は、とっくに過ぎてます。
夫や友人も、みんな自分と同等かそれ以上に衰えており、自分1人だけが元気でも意味がない。

私たちは一般的なクルーズ参加者の2倍のアクティビティをこなしたため、この時点でも2倍くらいは得してるわけなのですが、それ以外の時間でも、得がたい時間を本当にたくさん過ごしました。

今回のメンバーは私より何年も前から起業している人が多く、稼いできた金額も使ってきた金額も、またビジネスでもプライベートでも、人生経験が桁違い。

そんな中ネットが使えないため、ひたすら会話するしかなく、今後のビジネス展開や人生をどう生きるか?について毎日深い話をしたり、いろんな相談もたくさんできて、楽しいだけじゃなく本当に勉強になりました。

私は仕事でも私生活でも、まだまだやりたいことがたくさんあります。

今の私には「これから人生をどう生きるか?」についての話がたくさんあるのです。

今このタイミングでこの時間を過ごせたこと。それこそが本当にプライスレスな、今しかできない素晴らしい経験でした。

ガラパゴスでは他にも考えさせられたことが本当にたくさんあったので、また書きます!

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