というわけで、いよいよ私が出演するサンバカーニバルの当日を迎えました!!!
夜の6時に練習場に集合し、サンバ用のメイクをしたり、衣装を合わせたり・・・
サンバカーニバルは元々、黒人の文化に端を発していることもあり、また私たち以外の出演者はほぼ全員がブラジル現地の方々ということもあり、私たちも数日前から肌をタンニングローションで黒くし、顔にも黒いファンデを塗りました。
アイメイクもつけまつげやラメでギラギラに😍
実は私は10代の頃は日サロに通っていたガングロギャルだったため、このメイクにはめちゃくちゃ既視感を覚えました笑
まさかあの頃に鍛えたギャルメイク力を、ここでまた使う日が来るとは・・・・!!!
準備が終わったら会場の山車のところまで移動。
私のポジションは、山車の中のお立ち台?みたいな台座でした。
この台座が、高さ3メートルくらいあるうえに直径が50センチくらいしかない場所で、つかまるための棒が一本ついているだけで、立っているだけでもめちゃくちゃ揺れるので、最初は超絶怖かったです・・・!
山車というのは大きめの一軒家くらいデカいのですが、これをわっさわっさ揺らして躍動感を表すのが、良いパフォーマンスとされています。
なので、この移動する山車の揺れる台座で自分もステップを踏みまくり、山車をガンガンに揺らさなきゃいけないわけですが、本当に怖すぎてどうしようかと思いました😂
しかも当日は待機時間中に暴風雨が降り注いでおり体が震えるほど寒く、もはや怖さなのか寒さなのか躍動感なのかわからないレベルで、台座の上でガタガタ震えてました😂
ちなみに高すぎて自力で乗るのは不可能なので、クレーンで一人ずつ乗せられるため、一度乗せられたらもう降りられないのです😂
そして自分達の出番になり、覚えるために何度も聴いた音楽が流れると・・・何かが吹っ切れました。
私が今回、出演させていただいたのは、トップチームの中でも優勝候補3チームのひとつ。
そして山車の上というのは割と花形のポジションらしいのですが、もしパフォーマンス中に、リズムや衣装が乱れたりするとバッチリ減点対象になります。こんな素人が普通は立っていい場所ではない😂
でも何年も本場のサンバカーニバルに出演し続け、信頼を獲得し続けてくれた方達の必死の交渉のおかげで、こんな名誉な場所に立てています。
そう思ったら何もかも吹っ切って全力のパフォーマンスをするしかないと奮い立ちました。
30分間、怖さも忘れ全力で歌い踊り続け、終わった後のやり切った感は半端なかったです!!!
そして改めて、今回出演できることになった経緯について考えたら、やはり人間関係こそが人生の宝だと思いました。
ブラジルのサンバカーニバルに日本人が出演するという扉を18年前に最初に開けてくれた三由翼さんや、
数年間サンバカーニバルに出演し、今回、機会をくれたピーターさん。
そして一緒に出演したメンバーがいなかったら、私はここに立っていなかった。
人生の悩みというのは、実は99%くらいはお金で解決します。
時間がない、子供にイライラ、仕事がつまらない・・・こういった悩みの大半は、実はお金さえあれば解決するのです。
でも人生の残り1%・・・楽しく幸せに生きられるかどうか?は、実は周りにいる人で決まります。
今の時代は、家族や友人や恋人を作ることが必ずしも正解ではないという風潮も強い。
実際、家で一人でウーバーイーツを食べながらYouTubeを見ていても、それなりに楽しく過ごせます。
もちろん日々の中には、そういったリラックスタイムだって必要です。
でも死ぬ時に「あのとき一人で見たYouTube楽しかったな〜」って思い出す人は、おそらくいません。
素晴らしい思い出には必ず、そのときを一緒に過ごした人たちの存在があります。
新しい人に出会い、人間関係を構築していくのは、怖さもあり、面倒くささもあります。
でも世の中で価値のあることって、大半が面倒くさいことなのです。
死ぬ時に思い出すのはやっぱり、色々と大変な思いもして、時には失敗をして、だからこそ最後に見ることができた素晴らしい景色であり、一緒にその景色を見れた人たちだと思うのです。
そう考えると、これからも「面倒」という気持ちには負けず、色々な人や物事に出会い、ぶつかっていきたいと思いました。
カーニバルの余韻がまだ残る中、明日は早朝から今度はリオデジャネイロに移動です!
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