Scienceに載った日本人研究者は”なぜなぜ小僧”をワクワクさせる | 医薬翻訳のアスカコーポレーション 社長ブログ

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大阪北浜、東京田町にオフィスを持つ医薬・バイオ分野の語学サービス会社 アスカコーポレーション社長 石岡映子のブログ。

今年も「サイエンス誌に載った日本人研究者」Japanese Scientists in Science 2012が完成した。2012年に科学界で活躍し、Scienceに掲載された日本人著者、および研究内容、研究グループの紹介が1冊にまとめられている。


68本の記事とScienceの最新投稿規定が掲載されている。1月6日号のヘテロクロマチンの研究から始まり、最後は12月21日号、日本人だけでも110名が参加するアトラスグループのヒッグス粒子のトピックだ。


表紙のテーマは“iPS-夢と希望”。山中先生のノーベル賞受賞や他にもiPSの重要な論文が発表されたことで決定した。今回で6冊目になるが、2回目の表紙を飾ったのもiPS細胞、山中先生の論文が初めてScienceに掲載され、iPSが世の中に一気にブレークした記念すべき論文だ。


今年はスポンサーであるコスモ・バイオ株式会社の担当者の方のメッセージも。かれこれ10年来のお付き合いだ。“難解”な科学だからこそ次世代を担う“なぜなぜ小僧”をワクワクさせる、という取り組みがこの会社らしい。ASCAも毎年ワクワクしながらこの冊子を作成しているが、今年の担当者はまたすごい、国内外交渉、準備に三か月近くかかりきりで素敵な冊子を仕上げてくれた。


この冊子に登場する研究者、老若男女、国籍もいろいろだから興味深い。写真つき、顔が見えるのがこのプロジェクトのミソで、単独の人もいれば、二人、三人、それ以上と個性豊かだ。山に登っている人、湖に潜る人、アマゾンでの研究など様々、若い女性が増えたのも頼もしい。


特に昨年は海外での発表が目立った。グローバル化か、はたまた科研費削減のあおりをうけてか。いずれにしても多くの若い研究者が海外で活躍するのは嬉しい。


コスモさんありがとうございます、渡邊さん、ご苦労様、Scienceの関係者の皆様、ご尽力ありがとうございました。


冊子は非売品、21日から横浜パシフィコで開催される第12回日本再生医療学会総会の展示会場でこの冊子を入手することができる。
http://www2.convention.co.jp/12jsrm/