10年度予算「あり得ない姿」=仙谷担当相

 仙谷由人国家戦略担当相は1日、朝日ニュースターの番組収録で、新規国債発行額が過去最大の44兆円に上った2010年度予算について「戦争末期の軍事費が膨れ上がった時ぐらいしかなかった。本来はあり得ない姿だ」と述べ、深刻に受け止めていることを強調した。
 仙谷氏は「小渕恵三首相の時の金融危機から悪い循環が始まった。リーマン・ショック以降の(景気低迷の)状況で、そういう傷、疲弊を受け継いだ予算にならざるを得なかった」と釈明する一方、「どなたが見ても『この国が続くんだろうか』と不安心理を醸し出すことは間違いない」と語った。(時事通信 2010/04/01-20:54)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201004/2010040101121


財政健全化責任法案:菅財務相と仙谷国家戦略相が評価

 菅直人副総理兼財務相と仙谷由人国家戦略担当相は28日、自民党が今国会に提出した「財政健全化責任法案」について、評価する意向を相次いで示した。両氏は消費税論議を早期に始めることに積極的で、自民党を巻き込んだ税制論議の環境を整える狙いと見られる。(毎日新聞 2010年3月29日)

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100329ddm002010089000c.html



首相いぬ間に閣内ゴタゴタ 子ども手当、高速料金…対立激化

 鳩山首相の訪米中に、子ども手当の支給などをめぐって、閣僚の意見対立が相次いでいる。閣内のゴタゴタは鳩山内閣ではおなじみの光景だが、首相不在時に一気に噴き出した格好だ。

 原口一博総務相は十二日の記者会見で、二〇一一年度以降の子ども手当について「二万六千円を丸々、子ども手当でやるほうがいいのか」と述べた。衆院選マニフェストを見直して、財源の一部を保育所などのサービス給付に使えるようにすべきだとの発言だ。

 これにかみついたのが、長妻昭厚生労働相。十三日の記者会見で全額現金支給を目指す考えを重ねて強調。「(サービス給付に向けた)どういうプランがあるのか承知していない」と不快感を示した。

 閣僚間の対立は、これだけではない。

 枝野幸男行政刷新担当相が事業仕分け第二弾に関連して、研究開発関連の独立行政法人を五法人程度に再編できるとの見解を示したのに対し、川端達夫文部科学相は十三日の記者会見で「予断を持たれるような発言は控えてほしい」と苦言を呈した。

 また、六月からの高速道路新料金制度で、本州四国連絡道路の上限料金がフェリー業界への配慮から、他の高速よりも千円高く設定されたことも火種に。

 仙谷由人国家戦略担当相(衆院徳島1区)は同日、民主党四国ブロック選出議員との会合で「参院選への影響もある」と、前原誠司国土交通相を批判した。一方、前原氏は記者会見で予定通りの実施を強調。これに対し、仙谷氏の怒りは収まらず、近く前原氏と“直接対決”する意向という。  (関口克己・東京新聞 2010年4月14日 ) http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010041402000062.html