●普天間5月決着に全力=首相、クリントン米長官と一致
(時事ドットコム 2010/05/21-19:31)http://bit.ly/am1YVu


 鳩山由紀夫首相は21日夕、首相官邸でクリントン米国務長官と会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題や日米安全保障条約改定50周年を受けた同盟深化をめぐり協議した。席上、首相は普天間問題の5月末決着に向け「全力を尽くす」と表明。クリントン長官も「その下に努力している」と応じた。
 また、首相は会談後、韓国哨戒艦沈没事件を踏まえ「北東アジアに緊張感がある中、日米同盟が大事であり、深化させるとの認識で一致した」と記者団に語った。 


●米国務長官 決着に向け努力
(NHKニュース 5月21日 18時54分)  http://bit.ly/d8vM7g


岡田外務大臣とアメリカのクリントン国務長官は、会談のあと、そろって記者会見し、韓国の哨戒艦の沈没事件について、日米韓3か国が連携して対応していくことで一致したことを明らかにしました。一方、クリントン長官は普天間基地の移設問題について「日本政府と引き続き協議し、5月末までの決着に向けていっそう努力する」と述べました。

クリントン国務長官は、中国を訪問するのを前に日本を訪れ、午後4時半ごろから1時間にわたって岡田外務大臣と会談しました。会談の冒頭、岡田大臣は「日米関係をはじめ、地域やグローバルな課題について内容の濃い議論をしたい」と述べました。これに対し、クリントン長官は「ことしで50年目を迎える日米同盟は、オバマ政権にとって重要なものだ。次の50年を見据え、もっと強い同盟にしていきたい」と述べました。会談では、韓国の哨戒艦の沈没事件やイランの核問題、それに普天間基地の移設問題に意見が交わされました。両外相は、会談のあと、そろって記者会見し、岡田大臣は「不安定性、不確実性があるなか、日米同盟の重要性は増しており、時宜にかなった会談だった。韓国の哨戒艦の沈没事件については、日米韓3か国が連携して緊密に意思疎通し、対処していくことを確認した」と述べ、日米韓3が国が連携して対応していくことで一致したことを明らかにしました。一方、普天間基地の移設問題について、クリントン長官は「われわれは、緊密に協力して問題を解決していく。解決できることを確信している。われわれは、5月末の期限までに問題を解決するため、いっそう努力していく」と述べました。また、岡田大臣は「きょうも日米の実務者協議が行われたが、私からは政府の考え方を説明し、5月末の決着に向けて日米がさらに努力していくことになった」と述べました。