●普天間移設、5月末決着向けた努力を確認 日米外相会談
(asahi.com 2010年5月22日3時23分) http://bit.ly/a3uY7y

 クリントン米国務長官が21日来日し、鳩山由紀夫首相、岡田克也外相とそれぞれ会談した。両外相は米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、鳩山政権が掲げる5月末の決着に向けて努力することを確認。岡田氏は会談後の共同記者会見で、「日米間で大きな方向性を見いだしたい」と述べた。

 鳩山首相は官邸で約20分間クリントン氏と会い、「5月末までにしっかりとした合意をするということで最終的な調整を行っている」と説明。会談後、記者団に「私はもともと『5月末までに合意に至るために全力を尽くす』と言ってきた。長官も、その考えのもとで努力していただいている」と述べた。

 一方、クリントン氏は共同会見で「運用上有効で、政治的に持続可能な解決を両政府は追求している」などと繰り返し、日米合意には地元の理解が不可欠との従来の米政府の立場を強調した。ただ、日本政府の調整が難航する地元に配慮し、「基地のある地域社会へのインパクト(影響)を最小限にとどめたい」とも述べた。

 これに対し、岡田氏は日米間で方向性についての合意が得られれば、「その方向性について沖縄の皆様に理解が得られるように政府としてしっかり努力したい」とした。また、その後の定例会見では「現状を見ると、沖縄県民の皆さんの理解が直ちに得られる状況にないということははっきりしている」との認識を示した。

 一方、韓国軍哨戒艦の沈没事件では、北朝鮮の魚雷が原因とする国際調査の結果を受けて日米の連携を確認。クリントン氏は会見で「日本国民も北朝鮮の攻撃の脅威にさらされている」と指摘した。イランの核疑惑では、イランがウラン濃縮を継続していることから「懸念すべき状況に変わりがない」との認識で一致した。



●韓国艦沈没事件:鳩山首相ら関係閣僚が対応を協議
(毎日新聞 2010年5月22日 11時17分) http://bit.ly/97vjpI

 鳩山由紀夫首相は22日午前、岡田克也外相、北沢俊美防衛相、平野博文官房長官らを首相公邸に呼び、北朝鮮製魚雷が原因と韓国政府が断定した韓国哨戒艦沈没事件への対応を協議した。21日の岡田外相とクリントン米国務長官の会談を踏まえ、日米韓3カ国の連携強化や国連安保理対策など今後の対応や最新の情勢を巡り意見交換したとみられる。

 同事件では中国の対応が焦点になっており、5月末の韓国での日中韓首脳会談や、中国の温家宝首相来日の際、中国側に協調を求める方法に関しても意見交換したとみられる。また、岡田氏は21日の日米外相会談で「北朝鮮のさらなる挑発行為の可能性」にも言及しており、情勢悪化も念頭に対応を協議した可能性もある。

 首相は22日午後に民主党北海道連主催のパーティーに出席するため、昨年9月の就任以来初めて地元・北海道を訪問する予定だったが、哨戒艦事件の対応に備え20日に予定を取りやめていた。【笈田直樹】



●哨戒艦沈没:北の工作機関「戦争局面と見なす」
「不可侵合意の破棄など無慈悲な懲罰」とまたも脅迫
(朝鮮日報日本語版 2010/05/22 11:48:13) http://bit.ly/cXhHeK

 北朝鮮の対南機関「祖国平和統一委員会」(祖平統)は21日、北朝鮮が哨戒艦「天安」を沈没させたという韓国の民・軍合同調査団の発表に強く反発し、「今より、現事態を戦争局面と見なす」と述べた。

 祖平統は、同日発表した報道官声明で、「共和国政府当局を代弁し、次のように厳粛に宣誓する。(韓国が)対応と報復に出た場合、北南関係の全面閉鎖、北南不可侵合意の全面破棄、北南協力事業の全面撤廃など、無慈悲な懲罰で強力に対応する」と主張した。

 また祖平統は、「国籍不明の証拠物の成分分析がどうだとか、規格や形態がどうだとか言い、意図的にわれわれと結び付けた。特大型の謀略劇、希代の笑い種にして、厳重なる挑発、露骨的な宣戦布告」「被害妄想症を患う李明博(イ・ミョンバク)のような対決狂だけができる妄動で、朝鮮半島は今すぐにでも戦争が起こりかねない危機一髪の局面」と語った。

 高麗大の柳浩烈(ユ・ホヨル)教授は、「天安事件を軽く考えていた北朝鮮が、合同調査団の発表を見て、検閲団を送らざるを得ないと判断したようだ。自分たちの収入源である南北経済協力も、韓国主導で中断されそうなため、“言葉の爆弾”で八つ当たりをしている」と語った。

 一方、北朝鮮外務省はこの日、報道官の談話を通じ、天安事件の調査結果発表を支持するという米国の立場を非難した。談話で北朝鮮は、「米国は、南朝鮮(韓国)の艦船沈没事件をめぐり、“北朝鮮の攻撃行為”だとか、“国際平和と安全保障に対する挑戦”だと言い、われわれに食ってかかってきた。米国が、わが共和国を孤立圧殺させようとする敵対視政策を依然として追求しているということを示している」と語った。




●韓国哨戒艦沈没事件~本当は米原潜と衝突か?
問題映像流したKBSテレビはテープも押収された
(日刊ゲンダイ 2010/05/12 掲載) 「ゲンダイ的考察日記」http://bit.ly/btTNCb

 3月26日、韓国海軍の哨戒艦「天安」が爆発沈没した事件は、折にふれ、日本でも報じられている。最近は「北朝鮮関与説」が主流だ。

だが、韓国のマスコミの裏側では別の見方が根強い。日本のメディアはまったく触れないが、「米原潜と衝突したのではないか」という衝撃的疑惑が晴れないのだ。

きっかけとなったのは、韓国のKBSテレビが4月7日に放送したニュースだった。哨戒艦「天安」が沈没した場所に近い海域で、米軍ヘリコプターが米兵の遺体を運び去る映像などを流した。また、海底を捜索した韓国軍の潜水特殊部隊の隊員の声として、「“天安”とは別のものが沈んでいた。潜水艦らしい」という話を紹介したのだ。これに関係者が驚き、衝突説が広まった。

評論家の河信基氏が言う。
「KBSテレビは、日本のNHKにあたる韓国の公共放送局。いい加減なニュースは流しません。実際問題、このニュースはすぐに韓国政府から“誤報で名誉棄損だ”と告訴され、ネットなどで映像が見られなくなってしまった。映像テープを押収されたという話もあります。韓国当局が“何か”を隠したがっているのは明らかです」

この米原潜は核搭載の「コロンビア号」とみられている。ハワイを出港、今回の米韓合同演習に参加していたが、いまだにハワイに戻っていないためだ。別の原潜は帰還しているからおかしい。

「さらにおかしいのは、米韓政府が当初可能性が低いとした北朝鮮の関与説が一斉に流され、この衝突説を隠してしまったことです。しかし、米韓合同演習の最中に、北朝鮮の潜水艦がわざわざ魚雷を発射して、緊張を高めるでしょうか。また哨戒艦“天安”はレーダーやソナーで敵の攻撃をキャッチし、反撃するのが任務ですが、機能で劣る北朝鮮潜水艦がソナーをくぐり抜け、神業のごとく沈没させるなんて、あり得ないことと専門家は言っている。こうしたことは、米韓合同演習をウォッチしていた中国も分かっている。だから韓国の反対があっても、金正日の訪中を受け入れ、胡綿濤が会談までしているのです」(河信基氏)

日本の大手メディアは「北朝鮮関与説」に乗って、沖縄の抑止力問題とからめているが、安直すぎるというものだ。


●韓国の「平和ボケ」直撃した哨戒艦沈没強まる北朝鮮の攻撃説、融和ムードが一変

(JBpress2010.05.06) http://bit.ly/aJSmPJ


●天安 (コルベット)沈没事件
Wikipedia http://bit.ly/8XpQrt


●韓国軍艦「天安」沈没の深層
2010年5月7日  田中 宇(たなか・さかい)   http://bit.ly/cIAWM5


●米原潜コロンビア未だ帰還せず 韓国軍艦沈没の闇

「池田香代子ブログ」5月22日 http://bit.ly/bi9MCe