内閣支持率2割台割れも (日刊ゲンダイ2010/5/31)

鳩山続投、重ねて表明
普天間移設でグズついた鳩山内閣の支持率がまた下がった。
読売新聞が29~30日に行った世論調査で、支持率は前回(7~9日)の24%から19%に続落し、不支持率は67%から75%に増えた。
朝日新聞の調査でも支持率は21%→17%に続落、不支持率は64%→70%に増えた。共同通信の調査でもほぼ同じく、支持19・1%、不支持73・2%となった。いずれも2割台を割り込み、“危険水域”に突入と大々的に報じている。ただ、日経の調査では支持22%、毎日の調査でも支持率は20%となっている。
普天間問題をめぐって地元と社民党の反発を招いた鳩山首相は「責任を取って退陣すべき」は読売調査では59%あるが、「その必要はない」は36%、毎日調査では「退陣すべき」が58%、「必要はない」が48%、共同通信調査では「辞めるべき」が51・2%、「続投支持」は44・4%となっている。鳩山首相は31日朝、公邸前で記者団に「国民のためにしっかりした政治を取り戻していくために頑張る。この一点だ」と続投する意欲を重ねて明言した。政権運営が厳しさを増している中で、夏の参院選に向けて与党内で“鳩山降ろし”が加速する可能性はあるのか。