民主改選組で「鳩山辞めろ」はたった9人 (日刊ゲンダイ2010/6/1)

読売が43人に調査
きょう(1日)の朝刊には「首相退陣論噴出」(朝日新聞)の見出しが躍った。
今夏、改選組の参院議員を中心に「鳩山首相では持たない」という声が渦巻いているそうで、高嶋良充参院幹事長も「非常に深刻な事態」「首相の決断にかかっている」と“退陣論”を煽ったからだ。
本当にこんな事態であれば大変だが、その一方で、興味深い調査がある。読売新聞が改選組の参院議員に緊急調査し、首相の進退について尋ねているのだ。
それによると、取材に応じた43人のうち、参院選前の首相退陣は「やむをえない」と答えたのはわずか9人。「出処進退は本人が判断すべき」という一般論が13人。続投支持、容認は7人だった。
この調査を見る限り、「参院が持たない」などと悲鳴を上げている党幹部の発言は、政局を意識した誇張に見える。