●「辞任タイミングはセーフ」小沢氏、再生に決意
 

(読売新聞2010年6月12日21時58分)  http://bit.ly/9YLEXZ


民主党の小沢一郎前幹事長は12日、和歌山市を訪れ、連合和歌山幹部に参院選への支援を要請するなど地方行脚を再開した。

 出席者によると、小沢氏は自身と鳩山前首相の辞任について「もうちょっと早ければ」と言いながら、「でも、鳩山さんと話してああいうタイミングになった。ぎりぎり、タイミング的にはセーフかな」と述べ、参院選への好影響に期待感を示した。

 小沢氏はこの後、和歌山県田辺市の熊野古道を約15分歩き、記者団に「熊野の地は再生、よみがえりの地で、病気、肉体的に病んだ人がここへ来て再生するという地だ。我慢を、努力を続けることが大事だということを再認識した」と「再生」への決意を表明。

 「自分は常に無私、自分の心を捨てて政治に取り組んできた。ポジションに何も固執していない」と語り、「私も総理(鳩山氏)も、政治家としてのけじめをつけるという気持ちで身をひいた。国民が『よろしかろう』という風に判断してくれればいいなあと思う」と心境を吐露した。




●小沢氏「自分洗い直し努力」 熊野古道散策


(共同通信 2010年6月12日 18時56分) http://bit.ly/cEyyXg


 民主党の小沢一郎前幹事長は12日午後、和歌山県田辺市で世界遺産の「熊野古道」を散策。記者団に「古道を歩くと身も心も再生する。自分をもう一度洗い直し、全力で努力していく」と現在の心境を語った。

 辞任後初の参院選に向けた地方行脚として和歌山県入りした小沢氏。菅政権誕生による内閣支持率回復について「本当によみがえったかどうかわからないが、私も鳩山由紀夫前首相も政治家としてのけじめをつける気持ちで身を引いた。国民が『よろしかろう』と判断してくれればいい」と強調した。

 今後の自身の政治活動に関しては「常に自分の気持ちを捨てて政治に取り組んでいる。ポジションには何も固執していない」と述べた。




●小沢前幹事長:「よみがえりの道」熊野古道を散策

(毎日新聞 2010年6月12日21時00分)  http://bit.ly/d2zyI5


熊野古道を歩く小沢一郎民主党前幹事長(奥)=和歌山県田辺市で2010年6月12日午後1時3分、幾島健太郎撮影 民主党の小沢一郎前幹事長は12日、和歌山県の世界遺産・熊野古道を訪れ、約20分間、険しい山道を散策した。「よみがえりの道」とされる熊野古道。小沢前幹事長はその歴史に触れ、「私個人も民主党も、もっと辛抱強く我慢して努力を重ねると、また国民の皆さんの信頼を勝ち取ることができる。身も心も洗われ、再生する」と心境を述べた。

 小沢前幹事長はまず、同県田辺市の「中辺路(なかへち)・滝尻王子」を参拝。その後、同行のガイドから解説を受けながら、党県連幹部らと共に草木に覆われた古道に入った。小沢前幹事長はスーツに革靴姿。04年7月、年金未加入騒動に絡み、頭を丸めて白装束につえという「お遍路スタイル」で四国霊場を巡った菅直人首相とは対照的なスタイルだ。

 「ポジションには固執していない。私を捨てて、あらゆることに取り組むことが改めて大事だと分かった」と終始、にこやかだった小沢前幹事長。「(熊野古道には)一度、来てみたかった。参院選後には体をきたえて、本宮(熊野本宮大社)まで歩きたい」と意欲も見せた。一方、急上昇した内閣支持率に質問が及ぶと「国民がよろしいと判断してくれればそれでいい」と表情は神妙になった。【



●「自分洗い直し努力」 小沢氏、熊野古道散策


(産経ニュース 2010.6.12 20:05) http://bit.ly/aF8siR

熊野古道を散策する民主党の小沢一郎前幹事長(左)=12日午後、和歌山県田辺市 民主党の小沢一郎前幹事長は12日午後、和歌山県田辺市で世界遺産「熊野古道」を散策。記者団に「古道を歩くと身も心も再生する。自分をもう一度洗い直し、全力で努力していく」と現在の心境を語った。

 辞任後初の参院選に向けた地方行脚として和歌山県入りした小沢氏。菅政権誕生による内閣支持率回復について「本当によみがえったかどうかわからないが、私も鳩山由紀夫前首相も政治家としてのけじめをつける気持ちで身を引いた。国民が『よろしかろう』と判断してくれればいい」と強調した。

 今後の自身の政治活動に関しては「常に自分の気持ちを捨てて政治に取り組んでいる。ポジションには何も固執していない」と述べた。



●「もう一度よみがえる」=熊野で復権へ意欲-民主の小沢氏


 (時事通信 2010/06/12-21:43) http://bit.ly/cbcZka


「この地は再生、よみがえりということで、昔から病んだ人がここに来てもう一度再生する古くからの信仰の地だ」。民主党の小沢一郎前幹事長は12日、和歌山県を訪れ、地元の連合幹部と懇談した後、世界遺産に登録されている熊野古道を歩き、こう語った。幹事長辞任で党内での影響力低下がささやかれる中、「復権」への意欲をアピールした格好だ。
 小沢氏が2日の辞任後、地方に出掛けるのは初めて。同県田辺市の熊野古道で軽く汗を流した後、同氏は記者団に「肉体的にも精神的にも辛抱強く頑張る。その先に大いなる希望、夢が実現できる」と、自らの境遇をだぶらせながら強調。一方で「私は常に無私。だから、ポジションとか何も固執しておりません」と語り、「一兵卒」として菅内閣を支える姿勢も示した。 
 これに先立ち、小沢氏は和歌山市で連合和歌山の幹部との意見交換会に出席。自らの辞任を振り返り、「もうちょっと早い方がよかったけど、かなりぎりぎりのタイミングでセーフだった」と語った。以前から辞任の時機を探っていたとも取れる発言で、「鳩山(由紀夫前首相)さんと話してああいうタイミングになった」と説明した。
 また、参院選での同党候補への支援を要請し、「幹事長時代の動きはできないが、ぼちぼちやる」と述べた。