たちあがれ日本・与謝野が乱闘騒ぎ

(日刊ゲンダイ2010/6/25)

意外と血気盛ん?
こんなところで立ち上がらなくても……。選挙戦初日、あわや乱闘の一幕があった。
石原は毎度の暴言
24日、新宿西口で第一声を上げた「たちあがれ日本」。コトの発端は、そのすぐ近くに民主党の白真勲候補の街宣カーが止まり、演説を始めたことだ。途中、「ハクシンクン」の大コールが起こると、たちあがれ日本の応援団長を自任する石原慎太郎都知事が「うるせーな、コラ! どこの何人だ!」「たぶん帰化人だろう」と暴言。共同代表の与謝野馨氏は、顔を真っ赤にして民主党の街宣カーに殴り込み。与謝野が「バカヤロー! おまえら去れ!!」と叫び、スタッフに掴みかかろうとする場面もあった。
もちろん、民主党陣営も黙っちゃいない。「何が悪い」と応戦し、両陣営の支持者や通行人からは「やっちまえ」などとヤジが飛んでいた。公職選挙法には、同じ時間に近くで演説してはいけないという規定はないが、その後も互いに「マナーを守れ」「ここは公道だ」とマイクパフォーマンスを繰り広げ、新宿駅西口では約1時間にわたって小競り合いが続いた。