参院選 比例有名人の当落予想  (日刊ゲンダイ2010/7/3)

谷は子連れ狙い、庄野は熱唱

民主20前後、自民10~12、公明6~7、みんな5~7、共産3、社民1~2、その他0~2――これが最新の各種情勢調査による比例の獲得議席予想だ。有名人候補たちは、街頭パフォーマンスで浮動票を取り込むのに必死。当選には10万~15万票が必要だとも。誰が滑り込めるのか?(予想は政治評論家・小林吉弥氏。〇当選圏内、△優勢、▲劣勢、×難しい)
民主党には、労働組合の組織内候補が11人もいるため、タレント候補が比例上位になるのはかなり難しい。そんな中で、当選が堅いのは谷亮子(34)。苦手な演説は、3、4分で切り上げ、子連れの母親を見つけては、握手&写真戦術を徹底している。
庄野真代(55)は公示後も「飛んでイスタンブール」を熱唱するスタイル。寄って来るのはオッサンばかりだ。岡崎友紀(56)は亀戸天神や巣鴨とげぬき地蔵で中高年狙い。
池谷幸雄(39)は選挙カーの上でまだ倒立をやっている。吉本芸人がバックアップする桂きん枝(59)の応援には、元参院議員・西川きよしも顔を出した。
苦戦といわれるタレント候補なのに、自民党では三原じゅん子(45)の評判がいい。選挙カーで、自分も患ったがんや父親の介護の話を始めると聴衆が60~70人集まる。写メを撮る女子高生もいた。
それに対して、衆院落選組の熟女2人は、相変わらずの勘違いぶり全開だ。片山さつき(51)は、頼んでもいないのに、取材カメラマンに向かって「ピース」サイン。バラエティー番組出演でサービス精神が旺盛になったのか。
佐藤ゆかり(48)は、いかに自分が経済のスペシャリストかという話を延々演説した後、「経済や世界情勢のことしか取材は受けません」と高ビーだった。
たちあがれ日本が議席を獲得すれば、中畑清(56)は当選の1番手だ。巨人の長嶋茂雄終身名誉監督頼みの“チョーさん”選挙だが強い。
新党改革の鳩山太郎(36)は有権者と握手もせずボケッとしてヤル気ゼロ。見かねた父・邦夫元総務相が、汗をぬぐいながら必死のビラ配りだった。元グラドルが一緒に付いてるというが、太郎の当選は厳しそうだ。

予想・候補者・政党
○・谷亮子・民
×・庄野真代・民
○・三原じゅん子・自
△・中畑 清・た
×・鳩山太郎・改
×・池谷幸雄・民
▲・佐藤ゆかり・自
△・堀内恒夫・自
▲・片山さつき・自
×・岡崎友紀・民
×・桂きん枝・民