内閣官房機密費情報公開訴訟の裁判日程の紹介


(上脇博之 ある憲法研究者の情報発信の場 2010年07月19日22:38)  http://bit.ly/cqMGPa


(1)麻生内閣における河村建夫前官房長官が政権交代直前に2億5000万円の内閣官房報償費を使っていたことにつき、私は、河村氏が持ち逃げしたのではないか(http://bit.ly/dARFvQ )と以前このブログで書いたが、これについては、私たち「政治資金オンブズマン」のメンバーが新年早々、情報公開したことは、すでにここブログでも紹介した。

阪口徳雄弁護士のブログには、明日、この訴訟の裁判であることが紹介されている。

残念ながら、私は明日仕事のため傍聴に行けないが、ここでも紹介しておこう。

7月20日(火)午前10時半から大阪地裁の806号法廷で2.5億円の食い逃げ情報公開の裁判がある(傍聴自由)

阪口弁護士のブログ(http://bit.ly/cNqK5V ) によると、「原告弁護団は河村健夫元官房長官を法廷に呼び出し正面突破作戦にでる予定」のようだ。

なお、この2億5000万円については、1月中旬に大阪の市民団体が刑事告発していたが、なかなか正式受理されず、がつやっと3月末に正式受理されたことは、すでに紹介した。(http://bit.ly/aBeLDw


(2)私が原告の訴訟では、すでに紹介しましたように、来月、内閣官房報償費について初めての証人尋問が行われます。

日時 2010年8月13日(金)午後1時半から午後4時まで
法廷 大阪地裁1007号法廷(傍聴自由)
証人 千代幹也内閣官房総務官(内閣総務官室室長)

すでに注目しているマスコミもあるようだ。(http://bit.ly/cmmGy8


(3)税金であり「内閣官房機密費」と呼ばれている内閣官房報償費は、その使途の実態の一部につき、元官房長官を務めた野中広勤氏がマスコミに証言しており、機密費とはいえない税金の無駄遣いがなされていることが明らかになっている。

また、政治評論家にも渡されており、「週刊ポスト」の連続報道ではマスコミ関係者にも渡されているようだ(これについては、別の機会に紹介する)。


(4)そうなると、私たちの情報公開訴訟における証人尋問を傍聴することは、国民にとっては、なかなかマスコミで報じられない内閣官房機密費の使途の実態を知りうるチャンスになるだろう。

もちろん、正直に使途を証言とは限らないが、「知らない」を連発する官僚の惚けた証言を聴くのも有意義ではなかろうか!?