国会でムネオ節炸裂 (日刊ゲンダイ2010/8/5)

「検察官僚の小さな出世欲のために病的な現状が常態化している」
国会でムネオ節が炸裂だ。きのう(4日)の衆院本会議で永年在職25年の表彰を受けた新党大地代表の鈴木宗男・衆院外務委員長。あっせん収賄事件で上告中の刑事被告人の身とあって、謝辞では異例とも言える「検察批判」を展開した。

登壇し、深々と頭を下げたムネオは、冒頭からヒートアップ。「私は一部の外務官僚の情報操作と、それらと手を握った検察官僚によって失脚させられた」と、事件が“国策捜査”だったと強調。

取り調べの可視化に取り組む理由にも触れて「検察官僚の小さな出世欲のために密室における誘導、取引が常態化している病的な現状を何としても矯正しなければならない」とまくし立てた。