農水省また 公益法人・基金で404億円の余剰

(日刊ゲンダイ2010/8/26)

会計検査院は25日、農林水産省や独立行政法人「農畜産業振興機構」から補助金を受けて、畜産農家支援などを実施する11公益法人の16基金に計404億円の余剰金があると指摘した。農水省や同機構に対し、余剰金を返還させるなどの改善措置を求めた。畜産関係の基金は、昨年の事業仕分けでも過大と指摘されていた。

会計検査院はこれらの法人のうち、12法人23基金を実地検査。08年度までの過去18年の使用状況を分析した結果、事業実績に比べて資金が多額で有効活用されていないと判断した。