公務そっちのけ!官邸から電話をかけまくっている菅首相に「税金返せ!!」
(日刊ゲンダイ2010/9/10)

庶民は怒った
上の写真は民主党のある国会議員の携帯電話だ。表示されている番号は官邸の代表。電話をかけてきたのは菅首相、その人だ。
9月6日、菅首相は官邸にいた。小沢は高知に遊説に出かけており、公務に忙しい菅とは好対照に報じられた。ところが、菅は総理の仕事そっちのけで、支持を訴える電話をかけまくっていたのである。
ま、この時期だから、選挙運動をすることに目くじらは立てない。しかし、ある年金生活者は本紙に電話をかけてくると、「菅は許せない」とこう言った。
「なぜ、官邸の電話を使うのですか。われわれの税金ではないですか。私は年金生活者だから、食べ物を買う時もスーパーの閉店セールまで待つ。そうやって10円、20円を節約しているのですよ。菅さんにはこうした庶民の感覚がないのでしょうね。それがはっきりわかりました」
自民党だって、総裁選は自民党本部ビルに選対本部を開き、電話作戦はそこでやる。ホテルを借り切る場合もある。政党助成金は使われるが、一応、公の税金とは分ける。それが節度というものだ。こんな首相に消費増税を言われたくない。そう感じた庶民は多いはずだ。