●民主党:一新会、小沢氏支持を確認
(毎日新聞 2010年10月6日 20時27分) http://bit.ly/cF8eoI

 民主党の小沢一郎元代表を支持する中堅若手議員で作る「一新会」は6日、国会内で役員会を開いた。会合には会長の鈴木克昌副総務相ら約10人が出席。4日に検察審査会から政治資金規正法違反事件で起訴すべきだとの議決を受けた小沢氏について、今後とも全員一致で支援していくことを確認した。



●【小沢氏「強制起訴」】超党派シンポジウムで 鈴木宗男氏「小沢さんも国策捜査」
(産経ニュース 2010.10.6 20:06) http://bit.ly/diA4UA

 超党派の国会議員有志にによる検察問題などをテーマにした緊急シンポジウムが6日、国会内で開かれ、鈴木宗男元衆院議員が「国策捜査は私一人で結構だ。小沢(一郎民主党元幹事長)さんの件も国策捜査だ」と講演した。鈴木氏は「検察審査会の可視化も必要だ。(審査員に事件について)説明するのは検事だ。意図的に誘導する説明をしたら怖い。深刻に深刻に考えるべきだ」とも強調した。

 勉強会には民主党代表選で小沢氏を支持した同党国会議員約40人のほか、自民党や社民党議員も参加した。



●【小沢氏「強制起訴」】国民・亀井代表、「冤罪なら大変な人権問題」
(産経ニュース 2010.10.6 17:43)  http://bit.ly/doaI4T

自民党・谷垣総裁の代表質問を聞く民主党の小沢元代表=6日午後、衆院本会議 国民新党の亀井静香代表は6日の党幹部会で、民主党の小沢一郎元幹事長に対する検察審査会の起訴議決について、「検察審査会が起訴相当とした事件で無罪判決が出ている現実がある。冤(えん)罪(ざい)の場合、大変な人権問題だ」と指摘した。検察審の議決後20日間も結果が公表されなかったことについては「(4日の発表まで)密封されていた。審査会は国民の代表として検察の処分について意見を言うのだから、審議過程はオープンにされていい」と述べ、検察審査会のあり方に疑問を呈した。



●【小沢氏「強制起訴」】民主羽田参院国対委員長、小沢氏への離党勧告「必要ない」
(産経ニュース 2010.10.6 15:47) http://bit.ly/cz44Ql

 民主党の羽田雄一郎参院国対委員長は6日午後の記者会見で、強制起訴が決まった小沢一郎元幹事長に対する離党勧告について、「検察で2回不起訴の判断が出ている案件で、無罪になる公算が大きい。慎重であるべきで、私自身は必要ないと思っている」と述べ、否定的な考えを示した。野党側が衆院で小沢氏の証人喚問を要求していることには「ハウス(院)が違うので、コメントする立場ではない」とした。




●陸山会事件:小沢氏処分、及び腰 「200人支持」重く
(毎日新聞 2010年10月6日 11時20分) http://bit.ly/aL51tX


 検察審査会から起訴すべきだとの議決を受けた民主党の小沢一郎元代表に対し、菅政権の対応が焦点となっている。民主党は5日、小沢氏の処分などは決めず、「静観」する構えをとったが、事態収拾に動こうとしない姿勢に「自浄能力があるのか」との批判も出始めた。攻撃態勢の野党も、民主党との連携も視野に入れる公明党や社民党には慎重姿勢もにじむ。政界重鎮が訴追される事態に与野党とも複雑な思惑が交錯する。【葛西大博、岡崎大輔】

 5日、国会内で開かれた民主党常任幹事会で、岡田克也幹事長が小沢氏の問題について「意見をうかがいたい」と問いかけた。非小沢系で固めた執行部だが、誰も発言しようとはせず、石井一副代表が「(一度は代表に)選んだ人の足を引っ張るべきではない」と発言しただけだった。

 執行部の小沢氏に対する扱いは腫れ物にさわるかのようだ。4日に小沢氏への離党勧告に言及した牧野聖修国対委員長代理は5日、辞任届を提出して受理された。牧野氏は「反省の意味もある」と語った。「政治とカネ」問題で小沢氏を批判した前原誠司外相も記者会見では「40年も国会議員をやってこられたご本人が判断されるべきことだ」と慎重な言い回しに終始した。

 「及び腰」の背景には、9月の党代表選で小沢氏を支持した全党所属国会議員の約半数にあたる200人の存在がある。首相周辺は「離党勧告して、もし辞めなければ、両院議員総会にかかり、党内が二分した騒ぎになる。慎重にならざるをえない」と本音を吐露した。

 党幹部は、自発的な離党に期待を寄せるが、小沢氏は周辺には「権力闘争だ」と表明。側近の平野貞夫元参院議員には電話で「無罪を勝ち取る。勝てる。党代表選で主張した問題を実現したい」と語り、離党や議員辞職をしない考えを強調。にらみ合いが続く。

 ◇野党、辞職勧告踏み込まず

 自民、公明、みんな、共産、たちあがれ日本、新党改革の野党6党は5日の国対委員長会談で、小沢氏の証人喚問を求めることで一致した。しかし、社民党は証人喚問に慎重な姿勢を見せ、同党を含めた7党とも議員辞職勧告決議案の提出には踏み込まないなど「政治とカネ」で与党を追い込む勢いは見えてこない。

 7党会談では自民党の逢沢一郎国対委員長が議院証言法に基づく小沢氏の証人喚問を主張、社民党を除く5党が賛成した。民主党はこれまで野党が求める小沢氏の国会招致を拒み続けてきたが、公明党の漆原良夫国対委員長は記者団に「(所信表明演説で)クリーンな政治と言っているのだから積極的に対応してほしい」と強調。自民党の石原伸晃幹事長も記者会見で小沢氏の処分を巡って菅直人首相が指導力を発揮すべきだとけん制した。

 だが、野党も決め手を欠く。小沢氏の議員辞職勧告決議案提出は見送る方針なのは、「検察による起訴ではなく、補充捜査や公判の流れを見極める」と、進退問題に波及させることに慎重な公明党への配慮とみられる。

 また、社民党は小沢氏について、証人喚問ではなく政治倫理審査会への出席を主張した。福島瑞穂党首は5日夜、毎日新聞の取材に「証人喚問を否定しているわけではない」と述べたが、民主党との連携を模索しており、決定的な対立を招きたくないとの思惑も透けて見える。