●蓮舫大臣が国会内違反撮影 300万円近いブランド服で
(J-CAST 2010/10/ 7 20:35) http://p.tl/Jk_x


蓮舫行政刷新相(42)が、国会内で規則に反してファッション誌の撮影に応じていたことが分かった。総額300万円近いブランド服を着てポーズを取っている。



「日々坦々」の資料ブログ

イメージに合わせたという白のスーツ姿で、手を腰に当ててポーズを取る蓮舫氏。


■「議員活動理由と違い、宣伝色強く」

ファッション誌のサイトにも登場 http://p.tl/zfGk


きりりと立った襟元が凛々しい。国会議事堂3階の渡り廊下で撮ったといい、バックには荘厳な議事堂内部が写っている。

これは、ファッション誌「ヴォーグ ニッポン」2010年11月号に載ったインタビュー記事にある写真だ。記事は、6ページにわたり、ほかに赤や黒のブランド服を着た蓮舫氏の写真が出ている。

参議院事務局の広報課によると、撮影は、蓮舫事務所から8月18日に申請があり、警務部の許可を受けて翌19日に行われた。国会内では、私的な宣伝や営利目的の撮影は許可されていないが、議員活動については撮影基準で認められている。事務所からは、議員活動という申請理由だった。

ところが、同誌に載った写真は、明らかに「最初の話とちょっと違う宣伝色の強いもの」(広報課)だった。同課では、その証拠として、蓮舫氏が着ていた服のブランド名や値段が写真のキャプションに書かれていることを挙げる。

「議員が普段着ているものであれば、問題がありません。しかし、雑誌社から与えられた服を着て、ファッションを紹介しています。これは、議員活動に本来必要でないことです。こうした写真と分かっていれば、許可しませんでした」

事務局では、撮影基準に反しているとして、雑誌の内容が分かった9月27日に蓮舫氏の事務所に対して口頭で注意した。この問題は、参院議院運営委員会理事会でも10月7日に取り上げられ、野党から批判が噴出。西岡武夫参院議長が同日、蓮舫大臣を国会内に呼んで不適切だと注意する事態にまでなった。


■ファッションリーダーをPR?

この問題について、蓮舫氏はどう考えているのか。

参議院の広報課によると、口頭での注意に対し、蓮舫氏側からは特に反論はなかった。蓮舫氏の事務所に取材したが、担当の秘書が会議中などでまだコメントが得られていない。

蓮舫氏は、ファッション誌の中で、自ら「ギャルからOLのお姉さんまで全員立ち止まる政治家というのは、私しかいない」と自負している。それは、「必殺仕分け人」として、官僚相手に戦ってみせたことが大きいという。今回は、さらにファッションリーダーとして、女性の有権者にアピールしようと考えたのだろうか。

ただ、蓮舫氏が着たブランド服は、とても庶民的とは言えないものだ。

白のスーツは、イタリアのブランド「ヴァレンティノ」製で、ブーツなどを含めて、総額131万2500円という値段だ。赤の「アルマーニ」ジャケットなどを着たファッションは、67万2000円。すべてトータルすると、300万円近いブランド服だった。

蓮舫氏は、2011年春に予定されている都知事選への出馬がうわさされている。さらに、ファッション誌では、「総理という選択肢も、私の中では否定していません」と明かす。

今回がファッションリーダーとしての賭けなら、それが吉と出るか、凶と出るか――。




●蓮舫氏がファッション誌の撮影=国会内、野党が問題視
(時事ドットコム 2010/10/08-01:15) http://p.tl/mbHV

 民主党参院議員の蓮舫行政刷新担当相が国会内でファッション雑誌の写真撮影を行っていたとして、自民、公明両党は7日の参院議院運営委員会理事会で「国会のルールに違反している」と問題視し、民主党に説明を求めた。国会事務局によると、私的な宣伝や営利目的でなければ写真撮影を認めているが、同党は対応を明言せずに持ち帰った。
 写真撮影を行ったのは「VOGUE NIPPON」11月号で、白いスーツを着て国会内でポーズを取る蓮舫氏の写真が掲載されている。西岡武夫参院議長は同日の本会議後、蓮舫氏を呼んで事情を聴いた。写真撮影について注意したとみられる。 


●野党、蓮舫氏を批判 ファッション誌撮影で
(共同通信 2010/10/07 12:23) http://p.tl/qYg5

 野党は7日の参院議院運営委員会理事会で、蓮舫行政刷新担当相がファッション雑誌のために国会議事堂内で写真撮影に応じたことを取り上げ「撮影許可の基準を満たしていない」と批判した。

 雑誌は「VOGUE NIPPON」11月号。巻頭特集として、国会内の階段でポーズをとっている蓮舫氏の写真を掲載。同誌のホームページでは「国会議事堂でのファッション撮影を敢行!」などと記されている。

 参院事務局によると、議事堂内での撮影は議員活動にかかわる場合は認められているが、私的な宣伝か営利目的に当たる行為は許可していないという。



●民主・小沢元幹事長、離党や議員辞職否定 岡田幹事長、12日の役員会で対応を議論する考え
(FNNニュース 2010/08 01:04)  http://p.tl/fuzb


民主党の小沢元幹事長は、強制起訴が決まってから初めて記者団の取材に応じ、「離党も議員辞職もしない」と述べ、自分から離党や議員辞職する意思はないと明言した。一方、蓮舫行政刷新担当相に思わぬトラブルが発覚。国会内で撮った写真をめぐり、野党から猛攻撃にさらされた。
国会の書店で飛ぶように売れたという、1冊のファッション雑誌「VOGUE NIPPON 11月号」。
国会内でまばゆいばかりの白のスーツを着て、まるでスーパーモデルのようにポーズを決めるのは、蓮舫行政刷新担当相。
みんなの党の渡辺喜美代表は「ファッションモデルに転向したらいいんじゃないですか」と述べた。
自民党の小泉 進次郎議員は「やりたいと思ったから、やったんじゃないですか」と述べた。
今、この写真をめぐり、珍騒動が起きている。
国会内での撮影は、私的な宣伝や、単に営利を目的とするものは、許可できないことになっている。
しかし、参院事務局によると、蓮舫行政刷新担当相側は、申請の際、目的について「議員の政治活動に関する活動」と届けて、許可を得ていたという。
野党は、内部規定違反として、民主党に説明を求めるなど批判を強めている。
自民党の山本一太議員は「150万...私のスーツはもう、その何十分の1ぐらいの値段ですけれども。普通の庶民感覚で考えて、なんか、どうなのかなと」と述べた。
自民党の丸川珠代議員は「この程度ならちょろまかして、うそついてもいいやっていうことで、国会を使うのは間違ってると」と述べた。
結局、西岡参院議長に呼ばれ、不適切と口頭で注意を受けた蓮舫行政刷新担当相。
蓮舫行政刷新担当相は「(院内での写真撮影についてコメントを...)ごめんなさい」と述べ、「コメントをいただけない理由だけでも」との記者の質問に無言で立ち去った。
尖閣問題をはじめ、懸案が山積する中、なぜか「ファッション」で白熱するねじれ国会。
一方、議決公表後、初めてカメラの前に立った小沢元幹事長は、離党や議員辞職する考えがないことを明らかにした。
小沢元幹事長は「起訴という方向の議決がなされたことについては、まったく驚いておりますし、残念に思っております。自分としては、逃げ隠れはしませんと。正々と対応します」と述べた。
そして、小沢元幹事長は、検察審査会への不信感をあらわにした。
小沢元幹事長は「まったくの秘密のベールの中に閉ざされておるものでございます。どういう議論がなされ、どういうことで、そういう結論がなされたのかということは、私にも、また一般の国民の皆さんにも、まったくわからない、知りえないということでございますが」と述べた。
小沢元幹事長は、法廷闘争に臨むことになった。
民主党の牧野聖修議員は「あまりにも身勝手な判断だと言わざるを得ないですね。離党勧告すべきだと思いますね」と述べた。
自民党の石原伸晃幹事長は「ひどいね、本人もひどいけど、総理もひどい。有言実行なんてのは、ちゃんちゃらおかしい」と述べた。
菅首相は「いろんな話や、いろんな意見は当然あるわけで、まずは、党も総括をお願いしている幹事長の方に、その検討をお願いしていると」と述べた。
首相から小沢元幹事長への対応をほぼまる投げされた岡田幹事長は、12日の役員会で議論する考えを示した。
「政治とカネ」、「尖閣問題」、そして「ファッション」と、菅首相の肩に、重くのしかかる。