●小沢氏処分、倫理委で検討も=民主・江田氏
(時事通信 2010/10/21-00:58) http://bit.ly/dpcasV  


 【北京時事】民主党の江田五月倫理委員長は20日、政治資金規正法違反罪で強制起訴される小沢一郎元代表への対応について、「倫理委員会マターではない、とまでまだちょっと言いにくい」と述べ、党倫理委で処分を検討することもあり得るとの考えを示した。北京市内で記者団の質問に答えた。
 具体的な対応に関し、江田氏は「何か言うことは避けるべきだというのが倫理委員長の倫理だ」とする一方、「(菅直人首相が)今一生懸命考えているんじゃないか」と語った。 



●民主政権、全土連と和解 野中氏「政治的中立」を宣言
(朝日 2010年10月21日3時0分) http://bit.ly/bAVZaZ

 自民党の有力な支持団体だった全国土地改良事業団体連合会(全土連)の野中広務会長が今月6日、鹿野道彦農林水産相と会談して「政治的中立」を宣言し、民主党政権と和解していたことが分かった。民主党政権は小沢一郎元幹事長が主導して今年度の土地改良予算を大幅に減らしたが、来年度予算では増額する見通しだ。

 会談は農水省で行われた。野中氏が鹿野氏に対し、「我々は政治的に全く中立だ。自民党にも民主党にも一切選挙運動はやらない」とする文書を読み上げたうえで、土地改良予算への配慮を要望。鹿野氏も理解を示したという。会談に同席した吹田(ふきだ)あきら(あきらはりっしんべんに晃)副会長は「あれほど予算削減されては政治活動はできない。土地改良は補助金を受けての仕事。中立でよい」と説明する。

 全土連は、今夏の参院選比例区に自民党から元九州農政局長の擁立を決定。小沢氏から「政治的態度が悪い」と批判され、2010年度予算編成で概算要求段階の4889億円から2129億円に大幅に削られた。野中氏は小沢氏に直接会って予算の復活を要望しようとしたが、面会さえできなかった。

 その後、全土連は候補者擁立を撤回し、政治団体の活動も休眠させた。全土連理事だった森喜朗元首相、青木幹雄元参院議員会長ら自民党の実力者も退いた。これを受け、民主党は土地改良のワーキングチーム(WT)を設置。今年8月には全土連幹部から予算要望を聞き、和解の機運が高まっていた。

 近く閣議決定する今年度の補正予算案などでは約725億円が復活。来年度予算案の概算要求にも2508億円が盛り込まれた。民主党WTの玉木雄一郎事務局長は「全土連が中立になるならいい話。多くの議員が地元の要望を受け、予算を付けようと動いた」と話す。(川見能人)



●「小沢氏の路線に逆行」TPP参加反対集会計画
(読売新聞 2010年10月20日21時57分) http://bit.ly/aXg1ek


 菅政権が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加を検討していることを巡り、民主党内で「農家は自由化に耐えられない」との反発が強まっている。

 21日には、9月の党代表選で小沢一郎元代表を支持した議員らが中心となって勉強会を開き、「反対」の声を上げる方針だ。

 21日の勉強会は、小沢氏を支持する中堅・若手議員が発起人となり、代表選で小沢氏を支持した鳩山前首相、山岡賢次副代表、山田正彦前農相といった面々のほか、国民新党の亀井代表も出席予定だ。

 小沢氏はこれまで、戸別所得補償制度など農家を支援する政策を推進してきた。小沢グループの議員からは「TPP参加は小沢氏が敷いた路線に逆行するものだ。首相が強引に進めるなら、政局になる」との声も出ている。