「小沢起訴」に暗躍した菅&仙谷官房長官の“返り血”(1)

(週刊実話 2010年10月26日(火)22時0分配信)  http://bit.ly/czIrzX

 「小沢一郎強制起訴」。この永田町を揺るがせたメガトン爆弾が、菅政権を真っ二つに切り裂き始めた。というのも、“闇将軍”小沢氏を追い詰めた件の「強制起訴騒動」には、「仕掛人がいる」との疑惑が急浮上し始めたからだ。

 その主人公とも言えるのが、仙谷由人官房長官なのである。
 小沢派議員がこう語る。
 「世間を騒がせた検察審査会の判定は、10月4日に発表された。ところが、民主党代表選と同日の9月14日に議決されていたことが、判明したのです。これが原因で、反小沢派の急先鋒である仙谷官房長官が仕掛けた“謀略説”が急浮上。手負いの小沢派と反小沢派の間で一触即発の事態が巻き起こっているのです」

 「東京第5検察審査会」の議決は、本来、7月末までに出されるはずだったが、審査補助員の成り手がなく延期された経緯を持っている。それが“政局”と呼ばれた代表選当日に決定されることが、そもそも不可解。ゆえに審査会の議決は、「代表の座に就いた小沢氏を、即刻、撃ち落とす迎撃ミサイルだったのでは!?」とも評判なのである。

 前出の小沢派議員がこう続ける。
 「もしも、小沢氏が代表に選ばれていれば、夕方には審査会の発表がなされ、大騒動になっていたはず。だが、その発表はなかった。理由は、小沢氏が自らあえなく撃沈したからです。ただ、となると、なぜ発表が20日も遅れたのかという疑問が残る。考えられるのは、審査会の議決発表が政府下でコントロールされていたこと。さらに効果的な発表時期を探り、延期させたというわけです。その意味では一連の騒動は、永田町を狙った『9・14テロ』だったとも言えるのです」