[小泉進次郎] オヤジからたんまり「子供手当(政治資金)」

(日刊ゲンダイ2010/12/1)

いつまでスネをかじるのか…

◆個人献金の送り主も父のコネばかり
きのう(30日)公表された09年分の政治資金収支報告書。アキれちゃうのが、自民党の小泉進次郎衆院議員(29)のスネかじり。初当選後も、父・純一郎元首相(68)からシッカリ資金援助を受けていた。
進次郎の資金管理団体「泉進会」が受け取った政治団体からの寄付金は328万円。うち300万円は「東泉会」という東京・日本橋に事務所を構える団体だった。
「もともと、東泉会は小泉元首相が代表を務める資金管理団体でした。政界引退後に他の関連団体は解散しましたが、東泉会だけは残ったのです。代表の座こそ姉の信子氏に譲りましたが、30年以上も続けている月に1度の早朝勉強会の参加費の受け皿になるなど、小泉元首相の政治団体として活動を続けています」(自民党関係者)
進次郎の関連政治団体「小泉進次郎同志会」は、もっとロコツだ。09年の収入のほぼ全額にあたる300万円が東泉会からの寄付である。残りの収入は、たったの791円。同志会は08年も収入の99%にあたる350万円を東泉会から受け取っていた。

個人献金の送り主も、人材派遣会社「ザ・アール」の奥谷禮子社長(20万円)や「カルチュア・コンビニエンス・クラブ」の増田宗昭社長(150万円)など、親父から受け継いだ人脈がズラリ。珍しいところでは、作家の林真理子氏の名前もあるが、「長年お父様と親しくしており、昨年8月の進次郎氏の選挙事務所開きの時に20万円を寄付しました」(林真理子事務所)と、コチラも親父のコネである。
もっと言えば、地元事務所も親父が使っていた事務所をそっくり頂き、自民党の選挙区支部の代表の座も親父から継承したものだ。
「進次郎氏が父親から代表を継いだ08年の選挙区支部の繰越金と収入額は、計5000万円を超えました。選挙区支部など政治団体のカネは課税の対象外。選挙区支部の親から子への代表交代は、世襲議員が使う典型的な“相続税逃れ”の手口です」(政界関係者)

鳩山前首相は母親からの偽装献金事件で「鳩山家の子ども手当は12億円」と皮肉られたが、タップリ「子ども手当」を頂いているのは、進次郎も同じ。いい加減、親離れしなさい。



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