柳田更迭の後日談「あの若い女性秘書は何だったの?」

(日刊ゲンダイ2010/12/3)

法務省内でヒソヒソ話
「国会答弁は2つでいいんです」と、国民をバカにする発言で更迭された柳田稔前法相(56)。東大卒とは思えないバカ丸出しだった。
更迭された後、法務省内で話題になっているのが柳田大臣が連れてきた「大臣秘書官」だ。「あの女性秘書官はなんだったんだ」と、ちょっとした騒ぎになっている。
大臣秘書官はレッキとした特別職の国家公務員。人によってバラツキはあるが、給与の最高額は月額59万8900円だ。
「大臣秘書官は、議員秘書にとって憧れのポスト。大臣秘書官になることを張り合いにしている秘書も多い。大臣のプライベートから、政策まで相談を受ける重要な仕事です。普通は、政界、官界を知り尽くしたベテラン秘書が就くものです」(政界関係者)
ところが柳田法相は、20代、しかも、直前まで柳田事務所とは無関係だった女性を秘書官として連れてきたから、周囲が驚くのも当然だった。いったい、どういうことなのか。
「その女性は、民主党の参院議員、森ゆうこ(54)の娘さんです。新潟大学を卒業後、そのまま森議員の私設秘書になった。秘書会の役員もやっている、活発で、わりと上昇志向の強い娘さんですよ。柳田が法相になったら突然、秘書官に就いた。柳田法相が更迭された後、また森議員の私設秘書に戻っています」(民主党事情通)
しかし、なぜ森議員の娘を秘書官に採用したのか。柳田事務所は「分かる者がいない」の一点張り。森ゆうこ議員は、こう言う。
「柳田さんの事務所に秘書官の適任者がおらず、誰かいないかとなったようです。それで周囲から『あなたの娘さんを貸してやったらどうか』と言われ、だったらと秘書官になった。頼まれただけです」
それにしても、よく知らない若い女性を大臣秘書官にしてしまうとは、柳田前法相、ホントどこまでもトボケた男だ。




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