●茨城県議選 各党議席

(更新日時:12月12日 23:13) http://p.tl/eKYv



自33(45)、民6(6)、公4(4)、共1(2)、み2(1)、無19(6)


※( )は選挙前




茨城県議選(定数65)は12日投票され、即日開票の結果、民主は推薦1人を含めた24人のうち当選が6人にとどまった。現有議席をかろうじて維持したものの、擁立した候補者の4分の3が落選。菅政権の支持率が下落する中、地方選でも極めて厳しい結果となった。

 推薦を含め44人を擁立した自民は39人が当選。今後、自民会派入りするとみられる無所属の当選者を含めると、ほぼ現有の45議席程度は維持する見通し。みんなは自民からくら替えした現職と、新顔の計2人が当選し、党として初めて都道府県議選で議席を獲得した。公明は現有4議席を確保。共産はつくば市区の現職1人が落選し、現有2議席を守れなかった。

 市町村合併を反映した新しい区割りで初めて実施されたが、投票率は49.00%(前回47.94%)と、3回連続で50%を切った。


●茨城県議選惨敗で13日の民主役員会は嵐の予感
(産経新聞 2010.12.12 23:38)http://p.tl/cKQg
 民主党への逆風が顕著にあらわれた茨城県議選の結果を受け、小沢一郎元代表の国会招致問題が議論となる13日の党役員会は大荒れとなる可能性が強まった。

 与野党は同県議選を来春の統一地方選の前哨戦と位置づけ、幹事長ら党幹部クラスを現地に投入し、国政選挙並みの態勢で臨んだ。民主党も岡田克也幹事長が2度、応援に入った。

 ただ、民主党執行部は選挙戦中から苦戦を見越して「勝敗ラインという考え方は持っていない」(岡田氏)と予防線を張っていた。背景には、小沢氏の国会招致問題を引き金とした党内抗争が激化する中、県議選の結果を「執行部の責任問題につなげさせたくない」(岡田氏周辺)という思惑があった。

 これに対し、小沢氏は7日、「茨城県議選で惨敗したら地方が火を噴く。党内的にも持たない」と言及。10日にも「(県議選の)結果が最大の関心事だ」と強調するなど、県議選の結果を執行部批判にリンクさせる考えを示していた。

 それだけに今回の結果を受け、小沢氏に近い議員が執行部への圧力を強めるのは必至だ。

 岡田氏は13日の党役員会で、衆院政治倫理審査会の議決によって小沢氏の自発的な出席を促すことを決めたい考えだ。しかし、役員会メンバーには、輿石東参院議員会長ら小沢氏に近い議員も含まれ、岡田氏が結論を強行しようとすれば、逆に執行部批判が「火を噴く」ことは確実だ。この際、茨城県議選の結果が格好の材料となる。


●民主、現有6議席と振るわず…茨城県議選
(読売新聞2010年12月12日23時33分) http://p.tl/tMop
 来春の統一地方選の前哨戦として注目された茨城県議選(定数65)は12日投票が行われ、即日開票の結果、新県議65人が出そろった。

 民主党は政権交代の勢いを駆って、過去最多の19選挙区に23人の公認候補を擁立したが、獲得したのは改選前と同じ6議席と振るわなかった。

 自民党は無投票当選の6人を含めて33議席と、過半数超を維持。公明党は現有維持の4議席、共産は現有1減の1議席と後退、みんなの党は現有1議席増の2議席を獲得した。無所属は19人が当選を決めた。

 県議選には106人が立候補。無投票の8選挙区を除く28選挙区(定数計57)で98人が争った。


●茨城県議選 民主は現有6議席に
(NHK12月12日 23時45分) http://p.tl/T8yT
来年春の統一地方選挙の前哨戦として注目される茨城県議会議員選挙の投票が12日行われ、政権与党の民主党は選挙前の6議席を維持しましたが、当選者は推薦を含めて擁立した候補者の4分の1にとどまり、統一地方選挙に向けて厳しい結果となりました。

政権交代後初めての都道府県議会議員選挙となった今回の茨城県議会議員選挙は、各党とも来年4月に行われる統一地方選挙の前哨戦と位置づけ、幹部らが連日応援に入りました。開票は終わり、36の選挙区で65議席すべてが決まりました。その結果、推薦を含めて24人を擁立した民主党は、選挙前の6議席を維持しましたが、当選者は候補者の4分の1にとどまりました。中でも、新人候補は擁立した19人のうち当選が3人だけとなるなど統一地方選挙に向けて厳しい結果となりました。一方、推薦候補を含めて選挙前の45議席より1人少ない44人を擁立した自民党は、39議席に減らしましたが、県議会の第1党を維持し、引き続き主導権を確保しました。このほかの政党は、▽公明党が4議席、▽共産党が1議席、▽みんなの党が2議席、▽無所属が13議席でした。茨城県議会議会選挙で民主党が選挙前の6議席にとどまったことについて、民主党の渡辺選挙対策委員長は、NHKの取材に対し「現有勢力の壁を乗り越えられず残念だ。1人区で勝てなかったなど、民主党の力不足だ。政治とカネの問題や、尖閣諸島沖の中国漁船による衝突事件への対応、さらに閣僚の発言などが影響したのではないか」と述べました。


●茨城県議選で民主惨敗、現有6議席 自民33獲得
(共同通信2010/12/12 23:46) http://p.tl/2pij

 来春の統一地方選の前哨戦として注目を集めた茨城県議選が12日投票、即日開票され、定数65(36選挙区)に対して、推薦1人を含めた24人の候補者を擁立した民主党は現有の6議席にとどまり、惨敗した。

 内閣支持率が低迷する中、11月の千葉県松戸市議選での大敗などに続く地方選の敗北で、菅直人首相の今後の政権運営は厳しさを増しそうだ。

 自民党は、大物県議の引退で世代交代が進む中で33議席を獲得。無所属の推薦候補も6人が当選を果たした。みんなの党は3人を擁立して2人が当選し、統一選に向けて弾みをつけた。

 公明党は4議席、共産党は1議席を獲得した。自民推薦以外の無所属候補は13人が当選した。

 選挙は任期満了に伴うもので、106人が立候補。投票率は49・00%で、前回を1・06ポイント上回った。


●茨城県議選が投開票 自民13、民主2議席獲得
(共同通信2010/12/12 21:19) http://p.tl/2pij

 来春の統一地方選の前哨戦として注目される茨城県議選は12日、投票、即日開票され、定数65(36選挙区)に対し、これまでに自民党が13議席、民主党が2議席を獲得した。無所属も3人が当選した。

 菅内閣の支持率が低迷する中、民主党が現有6議席からどこまで積み上げられるかが焦点。結果は、菅直人首相の政権運営に影響を与えそうだ。

 選挙は任期満了に伴うもので、106人が立候補。即日開票され、深夜には大勢が判明する見通し。午後7時半現在の投票率は38・95%で、前回同時刻を2・09ポイント下回っている。

 自民党は公認36人、推薦8人の計44人を擁立。民主党は公認23人、推薦1人と計24人を立てた。ほかの公認候補は共産党5人、公明党4人、みんなの党3人。


●茨城県議選、開票始まる 逆風民主2ケタ届くか
(産経新聞2010.12.12 21:07)http://p.tl/mjoT
 任期満了に伴う茨城県議会議員選挙(定数65)は12日、無投票の8選挙区をのぞく28選挙区(35市町村)で投票が行われ、投票時間を繰り上げている選挙区の一部で午後8時から開票が始まった。午後8時まで投票が行われていた選挙区を含めて午後9時までには、全ての開票所で開票作業が開始される。来春の統一地方選の前哨戦としても注目され、選挙期間中、各党が続々と党幹部や知名度のある国会議員を県内入りさせて総力戦の態勢で臨んだ。

 県議選は、昨年の衆院選で大勝し政権交代を果たした民主党がどこまで議席を伸ばせるかが焦点となっている。県連は勝敗ラインを明らかにしていないが、2ケタの10議席に乗せられるかが分岐点となりそうだ。

 民主党は現有6議席に対し、現職5人、新人18人が立候補。無所属新人1人を推薦した。内閣と党の支持率が落ち込む逆風を受けて、新人候補の多くが苦戦を強いられた。

 一方、県議会最大会派の自民党は現有45議席に対してベテラン議員らの引退もあって現職35人と元職1人を公認、新人8人を推薦しており、計44人と候補者を絞り込んだ。過半数を制し県議会最大会派の地位は揺るがないとみられるが、選挙区割りの再編で現職も厳しい戦いを強いられた。選挙後、推薦をしなかった保守系の無所属当選者を取り込むことも考えられる。

 公明党(現有4議席)は現職3人、新人1人を擁立し、現有議席の維持を目指す。共産党(同2議席)は現職2人、新人3人が立候補。県議選初参戦のみんなの党(同1議席)は自民党から鞍替えした現職1人に加え、新人2人を立てた。

 無所属は民主、自民の推薦候補を含めて現職5人、元職1人、新人29人が立候補している。

 各党派の立候補者のうち自民6人、無所属2人の計8人の現職がすでに無投票当選を決めている。


●茨城県議選開票始まる…午後11時頃大勢判明
(読売新聞2010年12月12日20時11分) http://p.tl/ENoe

来春の統一地方選の前哨戦となる茨城県議選(36選挙区、定数65)は12日、投票が行われ、一部自治体で午後8時から順次、開票作業が始まった。

 同11時頃に大勢が判明する見通し。

 同県議選には106人が立候補し、無投票となった8選挙区を除く28選挙区(定数計57)で、98人が議席を争った。民主党は過去最多の19選挙区に23人の公認候補を擁立。政権交代後、初の都道府県議選でどこまで議席を伸ばすか注目されている。


●「茨城県議選に集まる関心、年末政局の火種にも
(神奈川新聞2010年12月9日) http://p.tl/1SFd

来春の統一地方選の前哨戦となる茨城県議選(12日投開票)への関心が高まってきた。菅直人内閣の支持率が低迷している中、「自民王国」ともされる同県で、政権与党の民主がどれだけ勢力を伸ばせるかが焦点。小沢一郎元代表は「苦戦必至」と評しているとされ、結果次第では年末政局の火種ともなりかねない。

 来春の統一地方選で知事選、県議選のほか、横浜・川崎・相模原の3政令指定都市市議選などを控える同党神奈川県連も注目。所属議員らがそれぞれの人脈をたどって茨城へ電話攻勢をかけるなど、支援に努めている。

 茨城県議の定数は65(36選挙区)で改選前(欠員1)の勢力は自民党45、民主党6、公明党4、共産党2、みんなの党1、無所属6。党派別立候補者数は自民36、民主23、公明4、共産5、みんな3、無所属35の計106人。「当選後の会派参加」を条件に無所属出馬者のうち、自民は引退議員の後継者を中心に8人、民主は1人を推薦した。

 八つの1人区が無投票当選区となったが、うち6人を自民現職(2人は無所属)が占めた。残る28選挙区の57議席で98人が選挙戦を展開している。

 先の総選挙で県内7小選挙区中五つを制した民主党は、県議会での主導権獲得を目指し擁立作業を進めた。しかし、支持率低迷などのあおりで候補発掘は難航。仮に全員が当選しても過半数に届かないレベルにとどまった。しかし、官邸や民主党執行部は「前回県議選の実績は擁立11人に対し当選6人。それに照らせば2ケタに乗れば躍進」(同党幹部)とハードルを低く設定している。


 懸命に予防線を張る背景は、11月末の千葉県松戸市議選の惨敗だ。定数44に68人が立候補した大激戦の中で、民主党は公認11人中、2人の当選にとどまった。再選を目指した現職4人全員が落選。このほか和歌山県知事選や金沢市長選では推薦候補が敗れるなど、苦杯続きだ。

 小沢氏は7日夜、自身に近い国会議員との会合で「茨城でも惨敗しかねない」と述べ、地方選対策などの立て直しへの打開策として、早期に両院議員総会を開くことを提案したという。参加した議員は「都市部の松戸での大敗は本来なら大問題だが、『臨時国会のさなか』という事情で、党内政局に発展しなかっただけ」と説明。「すでに国会も閉じた。国政選に準ずる県議選の結果となれば事情は違ってくる」と、官邸や党執行部への追及ムードを漂わせた。


●惨敗なら政権窮地に=茨城県議選で小沢氏

 民主党の小沢一郎元代表は7日夜、都内の中国料理店で同党の松原仁、牧義夫両氏ら小沢氏に近い中堅議員7人と会食した。出席者によると、小沢氏は12日投開票の茨城県議選について「惨敗したら、それが火種になって全国に広がり、4月の統一地方選は戦えなくなる。地方が火を噴く」と述べ、菅政権が窮地に陥るとの見通しを示した。
 また、小沢氏は「自分は今は動けないが、いよいよ非常時になれば、日本の政治のために何でもする」とも語った。これに対し、出席者の一人は「政府の人間なので首相を支える」と述べたという。 (2010/12/08-00:44)


●「年内に両院議員総会を」=小沢氏、首相と対決姿勢
(時事通信2010/12/08-12:21) 
民主党の小沢一郎元代表が7日夜に同党中堅議員と会談した際、12日投開票の茨城県議選への危機感を示した上で、「結果を見た上で、年内に皆の意見を言える両院議員総会のような場を設けた方がいい」と発言していたことが8日、分かった。
 両院議員総会を開いた場合、菅直人首相の政権運営への不満が噴出するのは確実。小沢氏としては、求心力低下に苦しむ首相や執行部への対決姿勢を鮮明にした形だ。
 7日の会合には、同党の松原仁、牧義夫両衆院議員らが参加した。出席者によると、小沢氏は茨城県議選について「ぼろ負けする。来年4月の統一地方選へ大きな精神的ダメージになる」と指摘。さらに「自分も鳩山由紀夫前首相も『協力する』と言ったのに、排除されている」とも語り、首相の「脱小沢」路線に不満を示した。



●茨城県議選「国政に大きな影響」=民主・鳩山氏
(時事通信2010/12/10-16:47)http://p.tl/jWKk
 民主党の鳩山由紀夫前首相は10日午後、茨城県議選(12日投開票)の応援のため訪れた同県筑西市内で街頭演説し、「決して一地方選挙ではない。この結果が国政に大きな影響を及ぼすと思っている。だからこそ負けられない」と支持を訴えた。
 鳩山氏は同党が擁立した県議選の候補に触れ、「民主党の公認候補ということが、大きな十字架を背負ってしまっているように重荷になっているかもしれない」と指摘。内閣、政党支持率の低下など民主党政権を取り巻く厳しい状況を踏まえ、県議選の行方に危機感を示した。 


●茨城県議選、「大苦戦」=地元選出の大畠経産相
(時事通信2010/12/09-10:30)http://p.tl/fowN

 大畠章宏経済産業相は9日午前、12日投開票の茨城県議選について、旧自由党との統一会派構想をめぐる民主党内の混乱で惨敗した2002年12月の県議選と同様の厳しさとの認識を踏まえ、「大苦戦だ」と述べた。その上で「逆風だが、一生懸命頑張る」と強調した。
 大畠氏は衆院茨城5区選出。東京都内での石油連盟幹部らとの懇談会後、時事通信の取材に答えた。 



●茨城県議選、異例のてこ入れ=統一地方選へ危機感-民主
(時事通信2010/12/07-22:22) http://p.tl/M0pj

 12日投開票の茨城県議選で、菅政権の閣僚や民主党幹部が連日、応援に入っている。国政選挙や主な地方選での敗北続きに、同党の地方組織からは「これでは来春の統一地方選が戦えない」との悲鳴が上がる。執行部は今回の県議選で退潮傾向に歯止めをかけようとして、それが異例のテコ入れにつながっている。
 「保守王国、土建国家を変えていかなくてはならない。県政の担い手を少しでも変えていこう」。民主党の渡辺周選対委員長は7日夜、水戸市内の街頭演説でこう訴えた。

 茨城県議選は定数65で民主党の現有は6議席。同県は自民党が強い「保守王国」とされてきたが、民主党は2009年衆院選で7選挙区中5選挙区で勝利したことを受け、今回は推薦1人を含む計24人を擁立した。統一地方選の前哨戦と位置付けられており、県選出の民主党議員は「2桁に乗せたい」と意気込む。
 これまでに江田五月前参院議長や海江田万里経済財政担当相らが現地入りした。投票日までに、岡田克也幹事長や蓮舫行政刷新担当相のほか、知名度がある谷亮子参院議員らも応援に駆けつける予定だ。
 同党が県議選を全面支援する背景には、6月の菅政権発足後、7月の参院選、衆院北海道5区補選、福岡市長選、和歌山県知事選など主要な選挙で連敗していることへの強い危機感がある。中でも11月21日投開票の千葉県松戸市議選で擁立した11人うち現職4人全員を含む9人が落選。「松戸ショック」に直面し、党内には「党自体が信用されなくなっている」(中堅)と強い動揺が走った。
 こうした状況に、小沢一郎元代表は高嶋良充元参院幹事長らと11月下旬に懇談した際、「民主党は地方から崩れる」と指摘。7日夜は中堅議員との懇談で「茨城県議選で惨敗したら地方が火を噴く。党内的にも持たない」と述べたという。執行部と距離があるグループからは、内閣支持率が急落している中、県議選も厳しいとの見方が広がっており、地元選出議員の一人は「閣僚や党幹部が応援に入っても、票に結びつくかは分からない」と冷ややかに語った。


●亮子議員は民主分裂視野?微妙発言
(日刊スポーツ2010年12月12日8時1分) http://p.tl/R3aY

 民主党の谷亮子参院議員(35)が11日、茨城県議選(12日投開票)で北茨城市入りし、同党新人候補の応援演説を行った。地方選などで連敗が続く民主党にとっては負けられない戦い。小沢一郎元代表の国会招致をめぐる党内対立が、結果次第でさらに激化する可能性もある。小沢氏に近い谷氏は、党内対立より政策の実行が持論。ただ、党分裂の可能性を問われると「挙党一致で頑張れるところまで頑張ります」と、分裂も想定しているとも取れる微妙な発言も飛び出した。

 谷氏は黒のパンツスーツ姿で北茨城市内のスーパーマーケット前に登場した。「北茨城市のみなさん、こんにちは~」。聴衆は300人以上で、相変わらずの人気ぶり。北茨城市選挙区は、民主党の女性新人候補と自民党系新人候補の一騎打ち。谷氏は「(茨城選出の)大畠章宏経産相も期待している」と民主党候補の中央とのパイプを強調。「熱い情熱をお持ちです。ぜひ応援をお願いします」と呼びかけた。

 折しも小沢氏の国会招致をめぐり、民主党内対立が顕在化する最中での県議選。岡田克也幹事長は13日の役員会で小沢氏の国会招致を議決したい考えだ。小沢氏招致を進める執行部に対し、谷氏ら小沢氏に近い議員は反発。8日に谷氏ら参院議員10人、10日には衆院議員13人が岡田幹事長に直談判したが聞き入れられず。執行部は13日からの週に衆院政治倫理審査会を開き、強制力はないが、小沢氏の招致議決を目指す方針で溝は深まりつつある。

 谷氏は応援演説後、「小沢先生は法に基づいて本当に真摯(しんし)に対応されていて、特段(政倫審で)問題にされるようなことはない。それより予算編成などに取り組むのが国民の求めていること」と小沢氏招致の必要がないとの考えをあらためて示した。

 日に日に悪化する党内対立がさらに進めば分裂の可能性もないとはいえない。谷氏は「党を割るのもやむなしか」との質問に「それはないです」としながら、こう付け加えた。「挙党一致で、頑張れるところまで頑張ります」。あくまで小沢氏を含む民主党で「挙党一致で頑張ります」が持論だった谷氏だが、「頑張れるところまで頑張った」後が視野に入ったかのような発言に微妙に変化した。

 民主党は7月の参院選、10月の衆院北海道5区補選、11月の福岡市長選、千葉県松戸市議選、和歌山県知事選などで連敗。候補11人中9人落選の松戸市議選のような惨敗が続けば、来春の統一地方選に向け、執行部批判の高まりは避けられず、党内政局に拍車がかかりそうだ。【清水優】


●鳩山氏「公認は大きな十字架」 茨城県議選の応援で
(産経新聞2010.12.11 08:00) http://p.tl/4T-t
 民主党の鳩山由紀夫前首相は10日、茨城県筑西市で行った同県議選の党公認候補の応援演説で、「(民主党の公認が)大きな十字架を背負ってしまっているように重荷になっているかもしれない。私どもの責任だ」と述べた。


●12・12県議選 激戦区ルポ(1)筑西市 逆風に苦しむ民主陣営  
(東京新聞2010年12月7日)http://p.tl/DQz6

 「岡田広県連会長から、それなりの成績で上がってくるようハッパをかけられた」。田所の秘書は口元を引き締める。自民現職二人が引退し、唯一の現職候補。四期を果たせば、副議長の椅子もめぐってくる。トップ当選は至上命令だ。優勢ムードの中、陣営の気掛かりは上滑り。告示日の出陣式で、支援の市議は「足をすくわれては」と話した。

 日本医師会の原中勝征会長の肝いりで擁立された設楽。郵政研の後押しも受け、唯一の女性候補という立場もあって「台風の目」の存在だ。若い母親たちとのボランティア活動を生かして「千人の選対委員」を組織。後援会幹部は「党には逆風が吹くが、これまでと違った運動しかない。ムードに乗れば、浮動票を抱き込める」と上昇気流に期待する。

 宮崎は告示日、出陣式に千人近い支援者を集め、他陣営に衝撃を与えた。壇上には中村喜四郎衆院議員や地元の吉沢範夫市長、坂東市の吉原英一市長らが並んだ。昨夏、自民党を離党。政党から距離を置く戦術だが、事務所には農協や土地改良区などの推薦状がずらり。出身の旧関城町の農家が後援会に名前を連ね、農村票の獲得に照準を合わせる。

 民主のもう一人、仁平は「十月以降、党への風当たりがまるで突風のようだ」と漏らす。連合茨城が支援し、市内の大手企業の労組が選対入りする組織戦を展開。茨城版事業仕分け導入を目玉施策に掲げる。終盤戦、女性衆院議員らが応援に駆け付ける予定だが、選対は「党本部ではテコ入れのつもりだろうが、逆効果。共倒れもあり得る」と険しい表情だ。

 「県西から初の議席を」。鈴木陣営は鼻息が荒い。市議九期の知名度に加え、地元自治会からの推薦も受ける。選対は、党と地域の二本柱で結成する異例の布陣。告示前、中央委員会から志位和夫委員長、小池晃政策委員長が激励に駆け付けるなど、重点的に支援する。選対は「ここで議席を確保できれば、統一地方選で弾みがつく」。 =敬称略

 (原田拓哉)

(定数3)=届け出順

宮崎勇 45 無新 

仁平正巳 57 民新 

設楽詠美子 34 民新 

田所嘉徳 56 自現<3>

 =公

鈴木聡 65 共新 

※年齢は投票日基準



●選挙:茨城県議選 告示 統一選前哨戦、民主てこ入れ必死 「菅離れ」に危機感
(毎日新聞 2010年12月4日 東京朝刊) http://p.tl/DYec

 来春の統一地方選の前哨戦として、与野党が3日に告示された茨城県議選(12日投開票)に注目している。菅政権発足後、地方選挙で民主党系候補の落選が相次いでおり、県議選で敗北すれば、党内にくすぶる菅直人首相批判に拍車がかかる可能性があるからだ。内閣支持率が低迷するなか、統一選を控える地方組織には「菅離れ」も広がっており、党執行部もてこ入れに必死となっている。【中山裕司、影山哲也】

 民主党は09年衆院選で、「自民王国」と呼ばれてきた茨城県内の7小選挙区のうち、5小選挙区を制した。党茨城県連は県議選を通じ、地方組織の基盤強化を図ろうと、全36選挙区に候補を擁立し、改選前6議席の勢力を大幅に拡大する方針だった。

 しかし、7月の参院選で2議席独占に失敗すると、県連幹部は全選挙区候補擁立方針の見直しを口にし始めた。尖閣諸島問題などで党への逆風が強まり、選挙戦略も「勝てる候補優先」へと転換。定数65議席に対し、公認候補は19選挙区で計23人、推薦候補も1人にとどまった。

 民主党執行部は告示前から鳩山由紀夫前首相や枝野幸男幹事長代理らを応援に投入したが、手応えは今一つ。枝野氏も2日、国会内で開かれた会合で、県議選について「頑張っているところもあるが、厳しい」ともらすなど、苦戦を認めざるを得ない状況だ。

 一方で、自民党も守りの選挙だ。現有45議席に対し、公認候補者は36人。推薦候補8人を加えても、現有議席を下回る。

 河村建夫選対局長は3日、党全議員・選挙区支部長懇談会で「統一地方選の先陣を切って、今日から茨城が始まる」と紹介し、衆参両院議員らに支援を呼びかけ、選挙戦の意義を強調した。

 公認候補4人を擁立する公明党は、茨城県議選を統一選を占う試金石と位置付ける。同党の山口那津男代表は毎日新聞の取材に「各党の勝敗が統一選や国政の状況にも反映するだろう」と指摘した。

 初めての統一選となるみんなの党からは3人が立候補。渡辺喜美代表は3日の記者会見で「参院選まで組織がなかった茨城県で、3人も公認候補を出せたのは大前進だ」と評価した。共産党も公認候補5人を立て、党勢拡大を図る。




●8選挙区8人が無投票当選=茨城県議選

(時事通信 2010/12/03-18:28)http://p.tl/XIvL

 任期満了に伴う茨城県議会議員選挙が3日告示され、同日午後5時の締め切りまでに、定数65議席(36選挙区)に対し、106人が立候補を届け出た。このうち、結城市など8選挙区で、8人の無投票当選(自民6、無所属2)が決まった。投開票は12日。
 立候補者の党派別内訳は、自民36、民主23、共産5、公明4、みんなの党3、無所属35。同県議選は、昨年9月の政権交代後初めての都道府県議選で、来年4月の統一地方選挙の前哨戦として注目される。


●民主に厳しい審判、候補者4分の3が落選 茨城県議選
(朝日新聞2010年12月12日23時55分) http://p.tl/H8lD