小沢憎し発言を繰り返す渡部恒三の害悪

(日刊ゲンダイ2010/12/20)

いい加減隠居したら!
このジジイの顔とシャベリにはいい加減、ヘドが出る。「黄門」とおだてられて舞い上がっている民主党の渡部恒三元衆院副議長(78)のことだ。渡部は17日の民放番組で「党員が幹事長に従えないならば離党すべきだ」などと相変わらずの小沢批判を繰り返していたが、いたずらに仲間を後ろから撃ち続ける姿は異常としかいいようがない。
この男は百害あって一利なし。役立たずのクセに、メディアで「小沢問題」が持ち上がると、すぐに“急先鋒”と持ち上げられ、ワケの分からないことを言い出した。
「まあ、本人もマスコミがチヤホヤするからいい気分なのでしょう。衆院議長になれず、小沢に見放された嫉妬から“小沢売り”に転じたといわれているが、自分の発言が大マスコミにいいように利用され、政権をグラグラさせていることに全く気付いていません」(政治ジャーナリスト)
渡部は「政治とカネ」なんてエラソーに言っているが、自身も清廉潔白じゃない。05年の衆院選挙では、運動員ら6人が公選法違反(買収)容疑で逮捕されたし、07年には活動実態がない事務所でカネを集めて問題になった。ハッキリ言って「政治とカネ」にまつわる話は、小沢より多い。民主党関係者がこう言う。
「テレビであれだけ言うなら、自分が小沢さんに直接、話をすればいいのに何もしないし、できない。あれじゃあ、飲み屋で好き勝手にしゃべっている酔っぱらいと変わりませんよ。党の若手の間では、『実は政倫審の仕組みもよく知らないだろう』とバカにされている。だいたい、あの話し方だって、ふだんは標準語で話しているのに、カメラが回ると途端に訛(なま)り言葉が出てくる。演技なのです。そんな人に乗って党内抗争を煽っているテレビもおかしい」
こんな男がのさばっていること自体、民主党執行部の無能ぶりを示している。




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