小沢vs岡田の代理戦争 河村の対抗馬は民主党衆院議員

(日刊ゲンダイ2010/12/21)


◆名古屋市長選

河村たかし名古屋市長(62)の辞職に伴う出直し市長選(来年2月)は、再出馬する河村と民主党の石田芳弘衆院議員(65)=愛知6区=の事実上の一騎打ちとなりそうだ。名古屋のトップを決める選挙は、小沢一郎vs.岡田克也の代理戦争になっている。
「河村はかつて新進党・自由党に所属。民主党では実質小沢グループとして活動していました。小沢も河村の人気を高く評価。今度の市長選では、戦略上のアドバイスも送っています。一方、岡田は目立ちたがり屋の河村が大嫌い。愛知県知事選に出馬する自民党の大村秀章衆院議員とタッグを組み、ダブル選挙にしたことにも、ブチ切れました。何としても河村を落選させると息巻いています」(政界関係者)

岡田の河村に対する攻撃はすさまじい。「必要がないのに辞職して市長選をやるのは究極の税金のムダ遣い」(先月26日)、「知名度はあるが実績はあるのか」(今月14日)、「大義なき市長の辞職」(今月20日)とコキ下ろしている。
「地方選の連敗続きで岡田さんは余裕がないのでしょう。政倫審への出席を拒否する小沢が、カゲで河村を支援していることへの怒りもあると思います。かつて愛知県議や犬山市長も務めた石田を全力で応援する構えですが、正直、劣勢です。党内では『負け戦を進んでやる必要はない。河村は味方として活用すべき。幹事長は冷静になって欲しい』との声も上がっています」(前出の関係者)
名古屋市長選でも岡田の無能ぶりが露呈されそうだ。




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