●【菅ぶらさがり】党大会「反転攻勢のスタートに」(6日夜)
(産経新聞2011.1.6 21:08)http://p.tl/QQfU

記者の質問に答える菅首相=6日夜、首相官邸
 菅直人首相は6日夜、民主党大会(13日)と両院議員総会(12日)について、「党として反転攻勢するスタートにしたい」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 ぶら下がり取材での詳細なやりとりは以下の通り。
 【民主党大会と両院議員総会】
 
 --13日の民主党大会まで1週間となった。岡田克也幹事長が前日の12日に両院議員総会を開きたいとの考えを示したが、首相は党大会と両院議員総会をどんな場と位置づけ、どのような姿勢で臨みたいと考えるか
 「まあ、両院総会、党大会を通して、党としてですね、反転攻勢をする、そういうスタートにしたいと。こう思ってます」
 --結束を確認したいという点はどうか
 「ああ、もちろんそうです」
 【内閣改造と党役員人事】
 --首相は昨夜のテレビ番組で「通常国会前に最も力が発揮できる党と内閣の体制を整備したい」と述べたが、内閣改造と党役員人事をどういうスケジュールで行う考えか。また、通常国会の召集についてはどうか
 「まあ、そういうスケジュールも含めて、熟慮中です」
 --首相は同じ番組で、「少なくとも野党にも議論に出てもらえる国会にしたい」と述べていた。野党側は審議に応じる条件として、仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相の辞任を求めているが、2人を交代させる考えはあるか
 「私が申し上げたのは、予算審議は国民生活に極めて重要な審議ですから、それに野党の皆さんにも出てきてもらいたいと。そういう趣旨で申し上げたんです」
【「政治生命」の真意】
 --首相は昨夜、消費税を含む社会保障改革について、政治生命をかけて、覚悟を決めてやると述べていた。これは6月までに道筋を付けられなければ、首相を辞める覚悟があるということか。政治生命という言葉の真意は
 「まあ、全力を尽くしてやると。そういう意味です」
(以下、首相が立ち去り際に答えたやりとり)
【仙谷氏の処遇】
 --もし野党が現在の体制で審議に応じるのであれば、できれば仙谷氏を変えたくないという気持ちがあるのか
 「ちょっと、その、あなたの言っている質問が、私が思っていることと、あまりピタッとこない。よく意味がはっきり…」
 --野党が審議に応じるのであれば、仙谷氏を変えたくないという前提があるのか
 「そういう仮定を、あの、なぜ私が答えるのか、ちょっとよく分からない。野党が考えてることでしょ」
 【首相の発信力】
 --首相は「発進力」を最近、強調しているが、発進力は新年を迎えてパワーアップしていると自身で判断しているか
 「まあ、1つは昨年、カンフルブログ、これ動画と活字と両方できましたし、できるだけいろんな機会に肉声で話をするようにしてますんで。従来、国会日程が非常にタイトだったもんですから。そういう機会がなかった時期に比べれば、かなり私の考え方とか思いが伝わってきてるのかなと。そんな感じがします」



●菅首相、民主・岡田幹事長らと今後の政治日程を協議 両院議員総会を12日に開催へ
(FNNニュース2011/01/06 20:07) http://p.tl/dcQr
菅首相は6日午前、民主党の岡田幹事長らと今後の政治日程について協議し、1月12日に党の両院議員総会を開く方針を決めた。
この中で、菅首相らは、通常国会の召集日について、1月28日を軸に調整を図る方針を確認した。
そのうえで、小沢元代表に近い議員からの反発が強まっていることをふまえ、小沢氏の国会招致に向けた執行部の方針などを説明する場として、党大会前日の12日、両院議員総会を開き、党内の結束を図る方針を決めた。



●菅首相「政治生命」発言が波紋=退陣早めた例も、周囲は火消し
(時事通信2011/01/06-20:04)http://p.tl/DWSe
 消費税増税を含めた税制と社会保障制度の抜本改革に「政治生命を懸ける」とした菅直人首相の5日の民放テレビ番組での発言が、波紋を呼んでいる。首相は6月をめどに改革の方向性を示すと明言しているが、歴代内閣には、重要課題の実現に期限を区切ったり、踏み込み過ぎたりして「寿命」を縮めた例も少なくない。民主党政権では首相や閣僚の「言葉の軽さ」が指摘されており、首相の覚悟がここでも問われそうだ。
 首相があえて踏み込んで発言したのは、抜本改革への強い決意を示すことで、協議の場に野党を引き出す狙いからのようだ。首相官邸内には「大きな課題を掲げることで求心力を回復できる」と、好意的に解説する向きもある。
 ただ、首相が4日の年頭記者会見でも呼び掛けた与野党協議について、野党側は政府・与党が改革案を提示するのが先だなどと主張しており、直ちに協議が始まる状況にはない。
 このため政府内でも、首相発言が独り歩きすることを警戒する声は強い。仙谷由人官房長官は6日の記者会見で「(協議に)野党側が応じない理由が無理筋であれば、協議機関ができなくても少々の猶予はいただける」と述べ、6月までとした「公約」が守れなくても首相の政治責任は問われないとの見解を示した。首相周辺も「キャスターとのやりとりの中で出た言葉」と沈静化に躍起だ。
 過去のケースを見ても、宮沢喜一首相(当時)は1993年5月、政治改革法案への対応をテレビ番組でただされ「政治改革はこの国会でやるんです。私はうそをついたことはない」と豪語。しかし、改革は実現できず、宮沢氏は内閣不信任決議可決に対抗して衆院を解散したものの、政権転落の憂き目に遭った。鳩山由紀夫前首相も米軍普天間飛行場移設の決着期限を昨年5月に設定したことが、退陣の引き金となった。
 菅首相の発言には民主党内も冷ややかだ。小沢一郎元代表を支持する若手は「国民にアピールしたいのだろう。掛け声だけだ」と突き放す。昨年の代表選で首相を支持した党幹部ですら、「政治生命と軽々しく言ってはいけない。相手(野党)がある話で、期限を区切ると鳩山さんの二の舞いになる」と苦言を呈している。
 「全力を尽くしてやるという意味だ」。6日夜、記者団に発言の真意を聞かれた首相はこう強調した。


●菅首相、仙谷長官の交代視野=岡田幹事長は続投有力-内閣改造
(時事通信2011/01/06-20:07)http://p.tl/ZB0m
 菅直人首相は6日、内閣改造・民主党役員人事について、参院で問責決議を受けた仙谷由人官房長官と馬淵澄夫国土交通相の交代を視野に検討に入った。首相は14日にも人事を断行する意向で、前原誠司外相、野田佳彦財務相、国民新党から入閣している自見庄三郎金融・郵政改革担当相は続投の方向が強まった。また、小沢一郎民主党元代表の国会招致問題がヤマ場を迎えることから、岡田克也幹事長の続投も有力だ。
 自民・公明両党などは、今月召集の通常国会で、問責可決を理由に仙谷氏らが絡む審議を拒否する方針だ。民主党の鉢呂吉雄国対委員長は6日、都内で自民党の逢沢一郎、公明党の漆原良夫両国対委員長と相次いで会談し、国会運営への協力を求めた。しかし、逢沢氏らは仙谷、馬淵両氏の交代が審議に応じる条件になるとの立場を改めて伝えた。
 首相は6日夜、「予算審議は国民生活に極めて重要だから、野党にも出てきてもらいたい」と記者団に強調したが、民主党内では、仙谷氏が官房長官にとどまれば、国会は冒頭から混乱必至との見方が大勢。首相に近いベテラン議員は「国会をスムーズに開くには、何か譲歩しなければならない」と述べ、仙谷氏らの交代はやむを得ないとの認識を示した。
 仙谷氏については、小沢氏も交代を要求。首相は「脱小沢」路線を堅持するため、代える場合は党の要職での起用を検討する見通しだ。ただ、仙谷氏交代への反対意見も根強く、首相は党内情勢や野党の出方を見極めて、同氏の処遇を判断する方針。 
 閣僚では、前原外相は米軍普天間飛行場移設問題などを抱える。野田財務相は2011年度予算案の審議に責任を持つ立場で、それぞれ続投が濃厚だ。また、国民新党幹部は6日、「改造があれば自見氏の留任を求める」と明言した。首相も同党の意向を尊重する考えだ。
 一方、首相は小沢氏の国会招致問題を主導してきた岡田幹事長の手腕を評価。岡田氏自身も6日の記者会見で、「受けた以上はしっかりそれ(幹事長職)を務めたい」と意欲を強調した。首相としては、小沢氏の強制起訴や通常国会などが控える中、党運営の要である幹事長を代えるのはふさわしくないと判断しているとみられる。


●岡田氏、小沢氏に自発的出席要求 召集前の政倫審で圧力 
(共同通信2011/01/06 19:52)http://p.tl/r67Z
小沢氏は自ら政倫審開催の申し立てを
 民主党の岡田克也幹事長は6日の記者会見で、小沢一郎元代表の国会招致問題をめぐり、1月下旬に予定する通常国会召集前に、小沢氏が自発的に衆院政治倫理審査会の土肥隆一会長に開催を申し立てるべきだとの考えを強調。政倫審に出席する意向を表明した小沢氏に圧力をかけた形で、本気度を試す狙いがあるとみられる。

 民主党内では小沢氏が自ら申し立てるとの見方は小さい。自民党は証人喚問優先との姿勢を崩していない。

 岡田氏は「小沢氏周辺から出席に条件は付けないと伝わってきたので、年末に速やかに政倫審会長に申し出てもらいたいと伝えた」と指摘。「申し出がなければ政倫審への招致を議決すると役員会で確認している」と述べた。

 

●岡田幹事長 続投に意欲示す
(NHKニュース2011年1月6日 18時47分)http://p.tl/Aovx
民主党の岡田幹事長は記者会見で、菅総理大臣が今月13日の党大会のあと速やかに内閣改造と党役員人事を行う方針を固めたことに関連して、「幹事長を受けた以上は、しっかりと務めたい」と述べ、続投に意欲を示しました。
この中で、岡田幹事長は「法務大臣は現在、兼任状態なので、ちゃんとしなければいけないが、それ以上のことはコメントしない。私としては、幹事長を受けた以上は、しっかりと務めたい。幹事長として、政府を支えて、この1年間を力強く歩んでいきたい」と述べ、続投に意欲を示しました。また、岡田氏は、仙谷官房長官らの問責決議に関連して「参議院の意思なので、謙虚に受け止めなければならないが、問責決議を受けて、閣僚を次々と代えなければならないということになると、政府が機能しない。法的な根拠があるわけでもないので、与野党で知恵を出していかなければならない問題だ」と述べ、来週にも、民主党として、問責決議の意義や両院協議会の在り方などについて、考え方を整理したうえで、野党側に提案したいという考えを示しました。



●首相と官房長官を酷評=月刊誌で「国を任せられない」-西岡議長
(時事通信2011/01/06-17:38)http://p.tl/vvf _
 西岡武夫参院議長が8日発売の月刊誌「文芸春秋」2月号に、菅直人首相と仙谷由人官房長官を批判する論文を寄稿していたことが6日、分かった。「菅・仙谷には国を任せられない」と題し、首相らの言動を酷評。与党・民主党出身の参院議長が首相らを雑誌で批判するのは極めて異例で、波紋を呼びそうだ。
 西岡議長は論文で、首相について「あまりにも思いつきで物を言うことが多過ぎる」と強調。特に諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の開門を命じた福岡高裁判決の上告断念を表明したことを挙げ、「まさにそのあしき例だ」と指摘した。
 また、「経済政策の哲学のなさは、まさに目を覆うばかり」とし、「菅政権はそもそも国家に対する『哲学』すらないのではないか」「北朝鮮をめぐる危機対応のまずさも、まさに『国家観』のなさによるもの」などと批判した。
 一方、仙谷長官に関しては、昨年秋の臨時国会で失言が相次いだことを挙げ、「問責決議を受けたのは当然。それに対して『法的拘束力のなさ』を理由に平然としているのはいかがなものか」と暗に辞任を要求。さらに、「彼の発言は国会答弁の名に値するものではない。あれらは全て、『法廷闘争』のやり方だ。厄介な質問が出るとわざと相手を怒らせる」との見方を示した。
 西岡議長は「今度の通常国会では、小沢一郎民主党元代表の問題よりむしろ、仙谷長官の問題が大きい」とも指摘。最後は「国家観、政治哲学を欠いたままでは、菅首相、仙谷長官に国を担う資格なしと言わざるを得ない」と結論付けた。 


●平沼氏も一時前向き=連立騒動の内幕明かす-与謝野氏
(時事通信2011/01/06-16:35)http://p.tl/UTCb
 たちあがれ日本の与謝野馨共同代表は6日、BS11の番組収録で、昨年暮れに民主党から連立政権参加を打診された際、たちあがれの平沼赳夫代表が一時、入閣に前向きな考えを示していたことを明らかにした。
 与謝野氏によると、菅直人首相から2度にわたり「平沼さんを閣僚に取りたいがどうだろうか」との話があり、平沼氏に取り次ぐと「その方針でやってくれ」と返答があった。
 平沼氏はその後、12月22日に与謝野氏とともに民主党の岡田克也幹事長と会談。「協力するにやぶさかでないが、亀井(静香国民新党代表)さんのような扱いはしてほしくない」と条件を付け、交渉を続けることで合意した。
 結局、たちあがれは同27日の緊急議員総会で、連立参加を拒否することを決定。与謝野氏は「私が策略を巡らせたわけではないが、賛同が得られなかった」と振り返った。 
 番組には新党改革の舛添要一代表、無所属の鳩山邦夫元総務相も出演。今後の政局に関し、舛添氏は「オールジャパンで難局に対応するしかない」と与野党の歩み寄りを説き、鳩山氏は「平成の保守合同で、政権交代が当分ないような安定政権ができないといけない」と指摘した。与謝野氏は「人生観や経験、歴史に基づく判断力を持つ人間が閣僚になるのが一番大事だ」と語った。


●仙谷氏、文春と新潮提訴へ セクハラ報道で
(産経新聞2011.1.6 18:35)http://p.tl/HsXa
このニュースのトピックス:仙谷官房長官
 仙谷由人官房長官は6日、週刊文春と週刊新潮の記事で名誉を傷つけられたとして、近く発行元の文芸春秋社と新潮社を相手取り、それぞれ損害賠償などを求めて東京地裁に提訴する方針を決めた。
 問題とされたのは同日発売の最新号で、文春は「仙谷官房長官 篠原涼子似日経記者にセクハラ暴言!」、新潮は「『赤い官房長官』の正気と品性が疑われる桃色言行録」との見出しの記事を掲載。仙谷氏が女性記者に卑猥(ひわい)な言葉を述べた、などと記述している。
 仙谷氏側は「記事は事実ではない」と主張。仙谷氏は昨年10月にも週刊新潮の記事は名誉(めいよ)毀損(きそん)に当たるとして、新潮社を訴えている。




●阿久根市議会解散の住民投票確定 2月にも実施
(共同通信2011/01/06 20:12)http://p.tl/-b74
 鹿児島県阿久根市選挙管理委員会は6日、市民団体が提出した市議会解散のリコール(直接請求)を求める署名について、本請求に必要な有権者の3分の1(約6600人)を上回る8768人分が確定したと発表した。2月にも市議会解散の是非を問う住民投票が実施されることが確定した。住民投票では過半数の賛成で市議会は解散し、40日以内に出直し市議選が行われる。

 竹原信一前市長を支持する市議や市民でつくる「阿久根市議会リコール実行委員会」は7日午前、市選管にリコールを本請求する方針。実行委員長の石沢正彰市議は「市民は議会を一新し、市民のためになる議会ができることを求めている」と話している。