●【内閣改造】離党の与謝野氏、政府要職で起用 消費増税担当か 官房長官は枝野氏 仙谷氏は党代表代行と国対委長を兼務へ
(産経新聞2011.1.13 11:18)http://p.tl/r3Op

改造内閣で要職に就くため離党する意向を固めて記者会見する、たちあがれ日本の与謝野馨共同代表=13日午前、東京・永田町(松本健吾撮影)
 菅直人首相は13日、たちあがれ日本の与謝野馨共同代表を、14日に行う内閣改造に伴い政府の要職に起用する意向を固めた。与謝野氏は13日午前、平沼赳夫代表に離党届を提出した。首相はまた、参院で問責決議を受けた仙谷由人官房長官を交代させ、後任に枝野幸男幹事長代理を起用することも内定。仙谷氏を党代表代行と兼務する形で国対委員長に就任する方向で最終調整している。
 首相は与謝野氏に対し、税と社会保障の抜本改革を主導する役割を期待しており、与野党協議の座長への起用を念頭に置いている。政府のポストとしては、税と社会保障担当の特命相か首相補佐官、さらには経済財政担当相や厚生労働相が有力視されている。
 与謝野氏は昨年末、たちあがれ日本の連立政権入りに向け首相らと協議を進めた。最終的には、党内で反対意見が相次ぎ、たちあがれは連立参加を断念したが、与謝野氏はなお政権への参画に前向きな姿勢を示していた。
 与謝野氏は13日午前、平沼赳夫代表に離党届を提出した後に記者会見し、「たちあがれ日本は理念中心の政党だが、私は政策に現実性を与えることでやってきた。全部の考えが一致するわけにいかなかった」と説明。「財政、税、社会保障は日本の社会が避けて通れない課題だ。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)も重要な役割を果たす。陰ながらお手伝いしたい」と意欲を示した。
 官房長官に内定した枝野氏は仙谷氏と同じ前原グループに所属しており、仙谷氏自身とも距離は近い。「反小沢」の急先鋒の一人でもあり、脱小沢路線を継承することになる。
 仙谷氏は国会運営の手腕は未知数で、仙谷氏に批判的な野党と交渉できるのか疑問視する声もある。留任が内定している岡田克也幹事長との役割分担をめぐる確執が生じる可能性もあり、内閣改造、党役員人事が挙党態勢の構築につながるかは微妙な情勢だ。
 首相は13日午前、官邸で仙谷由人官房長官、岡田克也幹事長と、内閣改造、党役員人事をめぐり詰めの調整を行った。


●首相、与謝野氏を要職起用 官房長官に枝野氏
(共同通信2011/01/13 11:13)http://p.tl/mvIz
 たちあがれ日本の平沼代表の事務所を訪れ、離党届を提出した与謝野共同代表=13日午前、東京・永田町

 菅直人首相は13日、たちあがれ日本の与謝野馨共同代表を、14日に断行する内閣改造で政府の要職に起用する意向を固めた。消費税率引き上げに向けた税・財政改革の主導を期待し、閣僚か首相補佐官で処遇する。焦点の仙谷由人官房長官の後任には民主党の枝野幸男幹事長代理を充てる。仙谷氏は党代表代行に就く方向だ。

 与謝野氏が入閣する場合には、税と社会保障担当の特命相か、経済財政担当相、厚生労働相が有力。与謝野氏は首相側から既に打診されている要職起用を受諾する方針で、13日午前にたちあがれ日本の平沼赳夫代表に離党届を提出した。午後に記者会見する。

 与謝野氏は官房長官や財務相など閣僚経験が豊富で官僚からの信頼も厚い。


●枝野幹事長代理 官房長官起用
(NHKニュース1月13日 11時7分)http://p.tl/t3K8
菅総理大臣は、14日に行う内閣改造で、仙谷官房長官の後任に枝野幹事長代理の起用を内定しました。また、菅総理大臣が閣僚など政府の重要ポストで起用する方針の「たちあがれ日本」の与謝野共同代表は、党に離党届を提出しました。
菅総理大臣は、今月24日の召集を目指している通常国会に臨む態勢を整えるため、14日に内閣改造と民主党役員人事を行う方針で、人事の本格的な調整を進めています。このうち、焦点の官房長官人事は仙谷官房長官を交代させ、後任に枝野幹事長代理を起用することを内定しました。さらに菅総理大臣は、連立政権の参加に前向きだった「たちあがれ日本」の与謝野共同代表を閣僚など、政府の重要ポストで起用する方針です。与謝野氏は、13日朝、記者団に対し「たちあがれ日本は理念の政党で、実務的に動く私と違う」と述べたうえで、菅総理大臣が進めようとしている社会保障制度と消費税を含む税制の一体的な改革について、実現に向けて協力したいという考えを示しました。そして与謝野氏は、たちあがれ日本に対して離党届を提出しました。「たちあがれ日本」の平沼代表は、記者団に対し「民主党政権に任せていたら日本は終わりになるということで、たちあがれ日本を立ち上げた。そういう前提のなかで、与謝野氏が民主党と行動を共にするということを決めたのであれば残念だ。離党届の扱いはみんなで相談して決めたい」と述べました。



●きょう(13日)午後に民主党大会=菅首相、結束呼び掛けへ
(時事通信2011/01/13-11:14)http://p.tl/zI9n
 民主党は13日午後、千葉市の幕張メッセで定期党大会を開く。菅直人首相(党代表)はあいさつで、通常国会や統一地方選に向け結束して対応するよう呼び掛ける。また、4月の統一地方選での躍進を目指すとともに、2011年度予算案と予算関連法案の成立に全力で取り組むことを柱とした党活動方針案を採択する。
 党大会には、国民新党の亀井静香代表、社民党の福島瑞穂党首、日本経団連の米倉弘昌会長、連合の古賀伸明会長らが来賓として出席、それぞれあいさつする。
 これに先立ち、午前に千葉市内のホテルで都道府県連の代表らによる地方代議員会議を開催する。


●小沢氏「菅首相ひどい、もう長くは持たない」
(読売新聞2011年1月13日10時21分)http://p.tl/vUBG
 両院議員総会では、小沢一郎元代表の国会招致問題を巡り、執行部と小沢氏支持グループの間で激論になるのではないかとの見方もあった。

 しかし、首相は「小沢氏本人がきちんと(衆院政治倫理審査会で)説明すると言っているから、段取りを進めている」と述べるにとどめた。執行部側は事前に「あえて反発を引き起こすような提案はしない」と打ち合わせていたからだ。

 小沢氏自身は5分遅れで両院議員総会に出席。終始目をつぶって議論に聞き入り、菅首相や岡田幹事長のあいさつなどには短い拍手も送った。ただ、小沢氏グループは総会前、「(小沢氏問題で)執行部が何らかの方針を示したら、こう反論する」とシミュレーションを行っていた。退陣要求など感情的な批判は控え、マニフェスト見直しなどを淡々と追及する方針も確認していた。結局、質問に立った議員20人のうち、小沢氏グループの議員は半数以上を占めており、小沢氏側近からは「存在感を見せつけることは出来た」との声も出た。小沢氏も12日夜、都内の料理店で側近議員数人と会談した際、「菅首相はひどい。もう長くは持たないだろう。政局になるぞ」とハッパをかけた。


●官房長官、枝野氏で調整 与謝野氏入閣も検討
(朝日新聞2011年1月13日4時0分)http://p.tl/wpU0
 菅直人首相は、14日に行う内閣改造人事で仙谷由人官房長官を交代させ、後任には仙谷氏に近い枝野幸男・民主党幹事長代理を充てる方向で調整に入った。また、たちあがれ日本の与謝野馨共同代表を厚生労働相か税と社会保障担当の特命相、首相補佐官などに起用することを検討している。党役員人事では岡田克也幹事長を続投させる方向だ。

 仙谷官房長官の後任をめぐっては、首相は当初、幹事長として政権運営を支えた岡田氏の起用を検討していたが、岡田氏は慎重姿勢を崩さなかった。このため、昨年6月の菅内閣発足当初に幹事長に抜擢(ばってき)した枝野氏起用で調整することになった。

 交代が固まった仙谷氏は当初、代表代行や幹事長など党の要職で起用する方向で調整していた。ただ、官房長官で調整している枝野氏を補佐するため、仙谷氏は首相補佐官などのポストで首相官邸に残すことが検討されている。

 仙谷氏や同じく参院で問責を受けた馬淵澄夫国土交通相を続投させた場合、自民、公明両党は通常国会冒頭から審議拒否も辞さない姿勢を崩さず、首相も仙谷氏らの交代はやむを得ないと判断した。

 一方、首相がたちあがれ日本の与謝野氏の入閣を検討しているのは、与謝野氏が官房長官や財務相など閣僚経験が豊富なうえ、自民党時代に財政改革研究会会長として消費増税を含む財政再建案を取りまとめるなど、首相が今後の重点課題と位置づける税と社会保障改革に詳しいためだ。また、昨年11月から12月にかけて首相は自ら与謝野氏と会談を繰り返し、民主党との連立を打診した経緯もある。

 首相側はすでに、与謝野氏側に対して入閣に向けた非公式な打診をしている。13日にも改めて入閣などを求め、条件が整えば与謝野氏がたちあがれ日本を離党し、入閣する方向。ただ、首相補佐官となる案も取りざたされている。

 このほか、改造内閣の顔ぶれとしては、党政調会長を兼務している玄葉光一郎国家戦略相と、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題を抱える北沢俊美防衛相の留任が固まった。野田佳彦財務相、前原誠司外相、片山善博総務相とともに菅内閣の中核として首相の政権運営を支えることになる。

 首相は13日の党大会終了後、ただちに党役員人事に着手し、14日に内閣改造を行う方針だ。野党側が受け入れれば通常国会は24日の召集の方向だ。


●官房長官・枝野氏、国対委員長・仙谷氏で調整
(2011年1月13日03時05分 読売新聞)http://p.tl/sEyc

 菅首相(民主党代表)は12日、内閣改造・民主党役員人事について、参院で問責決議が可決された仙谷官房長官を党代表代行とし、後任の官房長官に枝野幸男幹事長代理を起用する方向で最終調整に入った。

 仙谷氏は、党国会対策委員長を兼務させることが有力となっている。首相は同じく問責決議が可決された馬淵国土交通相も交代させる考えで、14日に内閣改造を断行した上で、24日に通常国会を召集する意向だ。

 首相は閣僚の大半は続投させる意向で、国民新党の自見金融相、民間から登用した片山総務相が新たに留任する見通しとなった。

 首相は12日夕、首相官邸で記者団に対し、改造の日程に関し「今いろいろ時間的な調整を行っている」と説明した。仙谷氏の処遇については「しっかり考慮中だ」と述べた。これに先立ち首相は民主党の岡田幹事長、枝野氏、北沢防衛相と首相官邸で個別に会談し、人事の調整を続けた。同日夜には東京都内で、国民新党の亀井代表、社民党の福島党首と会談した。

 仙谷氏を巡っては、野党が交代を求めているほか、西岡参院議長が10日に首相との会談で直接、仙谷氏の辞任を要求した。首相は、通常国会の審議を円滑に進めるためには交代はやむを得ないと最終的に判断した。


●14日、内閣改造=仙谷長官交代で最終調整-菅首相
(時事通信2011/01/13-01:31)http://p.tl/5ytv

 菅直人首相は12日、内閣改造・民主党役員人事を14日に行う方針を固めた。改造に先立ち、同日午前の閣議で辞表を取りまとめる。参院で問責決議を受けた仙谷由人官房長官は交代させる方向で最終調整に入った。後任には、仙谷氏に近い枝野幸男幹事長代理を推す声があるほか、岡田克也幹事長との入れ替えも取り沙汰されている。首相は13日の民主党大会後に最終判断する。
 仙谷氏の処遇については、党の要職への起用が有力で、岡田氏との交代のほか、空席となっている代表代行などが検討されている。仙谷氏は12日夜、日本テレビの番組で「私がやるべき仕事はここだ、と首相が言えば、その通り何でもやる」と語った。首相は12日夜、首相官邸で記者団に、改造の日程について「今いろいろ時間的な調整を行っている」と説明。仙谷氏の処遇に関しては「しっかり考慮中だ」と述べるにとどめた。
 改造・党人事について、首相は17日とすることで調整していた。しかし、2011年度予算案の年度内成立に向けて審議日数をできるだけ確保する必要があると判断。28日を軸に検討していた通常国会の召集日を24日に前倒しし、それに伴って改造の時期も早めることにした。
 政府は12日夜の持ち回りの閣議で、海外出張中の片山善博総務相と自見庄三郎金融・郵政改革担当相の日程を変更し、いずれも14日までの帰国とすることを決定。また、馬淵澄夫国土交通相は13日からの訪米を取りやめた。前原誠司外相も14日からの訪韓を延期する。14日の改造を念頭に置いた措置とみられる。
 改造で首相は、仙谷氏と同じく問責を受けた馬淵国交相も交代させる考え。党内には、仙谷氏ら問責閣僚の交代は野党を勢いづかせるとの警戒感もあるが、首相は通常国会を乗り切るにはやむを得ないとの意向を固めた。
 ただ、昨年9月の改造から4カ月しかたっていないこともあり、首相は閣僚の大半は続投させる意向。米軍普天間飛行場移設問題で対米交渉に当たる前原外相や予算審議を控える野田佳彦財務相、民間から登用した片山総務相は留任する見通し。党役員では鉢呂吉雄国対委員長の交代が固まっている。


●菅夫人講演「夫は支持率悪くても辞めない」
(読売新聞2011年1月13日05時59分)http://p.tl/A0Hb
 菅首相の夫人・伸子さんは12日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で講演し、「出来うることをやって玉砕はいいが、支持率が悪いと批判されて(首相を)辞めることはあってほしくないし、あり得ない」と述べ、内閣支持率低迷を理由に首相が政権を投げ出す可能性を否定した。
 首相が国会で野党議員から厳しい追及を受けたことについては、「今まではすごくいじめていたので、与党になれば当たり前。夫婦とも攻めが強くて、受けが弱いのでトレーニングしなければいけない」と語った。
 生まれ変わったら、首相と再び結婚するかとの質問には、「もう一回同じことをしてもおもしろくない。結婚しません」と明言。首相夫妻が昨年8月、天皇、皇后両陛下と会食した際、昨夏に相次いで発覚した高齢者の所在不明問題が話題になり、天皇陛下が「『消えた高齢者』とはどういうことなのでしょう」と語られたことも明らかにした。