何が「最強の体制」だ!?法相には江田五月 国交相に大畠 経産相に海江田が横滑り

(日刊ゲンダイ2011/1/14)

◆新入閣は4人だけ、最後の1人は中野寛成

菅改造内閣が14日夕方発足する。改造は小幅で新入閣は江田五月前参院議長ら4人だけだ。
前原誠司外相、野田佳彦財務相、玄葉光一郎国家戦略相、片山善博総務相、北沢俊美防衛相、蓮舫行政刷新相、細川律夫厚生労働相らは留任。

参院で問責を受けた仙谷由人官房長官の後任には、枝野幸男幹事長代理が就任。馬淵澄夫国交相の後任には、大畠章宏経産相が横滑りする。後任の経産相には海江田万里経財相が横滑り、たちあがれ日本を離党した与謝野馨元財務相が、経済財政相に就任する。
仙谷が兼務していた法相には、江田五月前参院議長が就任。岡崎トミ子国家公安委員長に代わって、中野寛成元衆院副議長が最後のひとりとして滑り込んだ。
民主党の役員人事は岡田幹事長が留任、仙谷は代表代行に就任する。難航した国対委員長には安住淳防衛副大臣が内定した。

人材がいないせいもあって、目玉なし。パッとしない顔ぶれが並んだ。菅は党大会で「日本の改革を推し進める最強の体制にしたい」と意気込んでいたが、肩透かしもいいところだ。



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