問責改造で舞い上がる谷垣自民 次なる標的は菅と枝野

(日刊ゲンダイ2011/1/15)

24日からようやく通常国会がスタートするが、何の目玉もない菅再改造内閣を見て、勢いづいているのが野党・自民党だ。谷垣総裁は14日の記者会見で「問責を受けた仙谷官房長官と馬淵国交相が交代したことは当然」とした上で、官房長官に枝野幸男が起用されたことについては「昨夏の参院選敗北の責任を取って幹事長職を退いた人。民主党の人材の払底ぶりを感じる」と批判、今後は同じ元弁護士の枝野も、攻撃のターゲットにしていく構えを見せている。
この日、谷垣は新年の挨拶のため、小泉純一郎元首相を訪問、「菅首相は有言実行と言ったが、実行できていない。攻め手はたくさんある。野党としてがんがん攻めろ」とのアドバイスを受けた。従順な谷垣のことだから、菅や枝野らを次なる問責対象に見据えて動き始めるのは間違いない。




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