●阿久根市長選投票始まる 2氏の争い、夜に大勢判明
(共同通信2011/01/16 11:35)http://p.tl/4S7U
 鹿児島県阿久根市の竹原信一(51)に対するリコール(解職請求)成立に伴う出直し市長選は16日午前7時から、市内21カ所の投票所で投票が始まった。即日開票され、大勢判明は同日夜の見通し。
 立候補しているのは、いずれも無所属で、リコール運動を進めた市民団体の元役員で新人の養鶏業西平良将氏(37)と、3選を目指す竹原氏の2人。議会を招集せずに職員のボーナス半減や副市長選任などの専決処分を繰り返した竹原氏の市政運営の是非を争点に激戦を繰り広げた。
 阿久根市の天候は曇りで時折雪も。午前11時現在の投票率は25・77%で、2009年5月の前回同時刻を15・20ポイント下回っている。ただ、期日前投票者数は5964人と有権者の約30%に達し、前回を上回っている。



●期日前、有権者の3割 出直し阿久根市長選16日投票
(南日本新聞2011 01/16 06:30) http://p.tl/PBCn
 阿久根市の竹原信一前市長(51)が解職請求(リコール)住民投票で失職したのに伴う出直し市長選挙は16日、投票が行われる。立候補しているのは、リコール運動を進めた市民団体「阿久根の将来を考える会」発起人で新人の西平良将氏(37)と、竹原氏の2人。即日開票され、午後10時ごろには当落が判明する見込み。
 西平氏、竹原氏ともに、行政改革の必要性を主張。両氏の政治手法や政策の具体性が争点となる。
 6日間の期日前投票(10日~15日)の数は過去最多の5964人で、有権者1万9878人(8日現在)の3割に上った。昨年12月のリコール住民投票を経た上での市長選で市民の関心が高く、投票日が荒天となる恐れがあることが影響したとみられる。
 前回市長選(2009年5月)の期日前投票は3490人で、有権者の約17%だった。
 投票は16日午前7時から午後7時まで、市内21カ所(山村開発センター、隼人分館、大漉集会施設は午後6時まで)で行われる。午後8時10分から市民会館で開票される予定。
 前回市長選の投票率は82.59%。昨年の住民投票は75.63%だった。



●出直し市長選の投票開始=竹原「改革」への評価争点-阿久根
(時事通信2011/01/16-11:50)http://p.tl/VUFa
 鹿児島県阿久根市の竹原信一前市長(51)の失職に伴う出直し市長選の投票が16日午前7時に始まった。リコール(解職請求)運動を進めた市民団体の元役員で新人の養鶏業、西平良将氏(37)と前職の竹原氏との一騎打ちで、専決処分を繰り返すなど竹原氏の市政「改革」に対する評価が争点。即日開票される。
 市選挙管理委員会によると、同日の有権者は1万9715人。午前11時現在の投票率は25.77%で、同様に出直し選として2009年5月に行われた前回同時刻の40.97%を15.2ポイント下回っている。
 08年8月に初当選した竹原氏は、09年4月に議会から再度の不信任を受け失職したが、同5月の出直し選で再選された。阿久根市では3年たたない間に3度目の市長選となる。 
 竹原氏は市長時代に、議会の招集を拒む一方で、副市長人事や市職員ボーナスを大幅減額する条例案など重要案件の専決処分を繰り返した。こうした市政運営を、西平氏らの市民団体は「あまりに独善的」としてリコール運動を開始。昨年12月に実施された住民投票で解職賛成票が過半数に達し、竹原氏は失職した。
 竹原氏が行ってきた「改革」について、西平氏は選挙戦で「破壊を伴う危ないもの」と批判。自身は「対話を尽くした手法により阿久根の再生を図る」としている。
 一方の竹原氏は、議員報酬の日当制化などで財源を捻出したことやごみ袋の値下げなど実績を強調。官民格差是正を柱に「改革継続」を訴えた。