●小沢氏、聴取拒否の方針 近く強制起訴へ 
(産経新聞2011.1.17 21:24)http://p.tl/_wtl
 民主党の小沢一郎元代表(68)の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、小沢氏側は17日、検察官役の指定弁護士からの事情聴取要請について拒否する方針を決めた。小沢氏側関係者が明らかにした。
 小沢氏側は18日にも指定弁護士に対し、正式に回答する見通し。回答を受け、指定弁護士は、早ければ今週後半にも小沢氏を強制起訴するとみられる。
 聴取要請に対し、小沢氏は当初、条件次第では応じる意向を示していたが、17日に弁護団が拒否する方向を伝え、小沢氏も了承したとみられる。



●小沢氏 聴取の要請拒否を決定
(NHKニュース2001年1月17日 20時53分)http://p.tl/vSxF
民主党の小沢元代表の弁護団は、政治資金を巡る事件で、検察官役の指定弁護士から要請されていた任意の事情聴取について、小沢元代表と17日に協議した結果、事情聴取には応じないことを決めました。指定弁護士は、今月中にも小沢元代表を強制的に起訴するものとみられます。
民主党の小沢一郎元代表は、検察審査会の2回にわたる議決を受けて、政治資金規正法違反の罪で強制的に起訴されることになっていて、検察官の代わりに起訴する指定弁護士は、補充捜査の一環として小沢元代表に任意の事情聴取に応じるよう要請していました。これについて弁護団は、17日午後に小沢元代表本人と協議した結果、事情聴取には応じないことを決めたということです。弁護団は、小沢元代表がすでに起訴されることが決まっていることから、今後の裁判への影響も考慮し、事情聴取に応じる必要はないと判断したものとみられます。小沢元代表が事情聴取に応じないことを決めたことで、指定弁護士は、今月中にも小沢元代表を強制的に起訴するものとみられます。小沢元代表は、これまでの特捜部の聴取に対し、「秘書を信頼し、任せていた」などと事件への関与を一貫して否定し、裁判では全面的に争う姿勢を明らかにしています。



●小沢氏招致、週内に議決=野党拒否で民主単独に-政倫審
(時事通信2011/01/17-20:32)http://p.tl/t6DV
 民主党の岡田克也幹事長は17日午後の記者会見で、小沢一郎元代表の国会招致問題について「今週中に(衆院政治倫理審査会で)議決する準備を進めなければならなくなってきた」と述べ、小沢氏が政倫審に正式に申し出なければ、週内に議決に踏み切る方針を表明した。野党側は、小沢氏が出席する見通しが立たない中での議決には反対しており、民主党単独での採決となる見通しだ。
 小沢氏は、執行部から求められていた14日までの審査申し出を行わなかった。岡田氏は会見で「ご自身で(政倫審に)申し立てた方がいい」と指摘、引き続き自発的な出席を促す考えも示した。ただ、小沢氏は、政治資金規正法違反事件で月内にも強制起訴される見通しで、党内には裁判対策を理由に、小沢氏が国会招致を拒むとの見方が広がっている。
 岡田氏は会見終了後、国会内で政倫審の土肥隆一会長、横光克彦民主党筆頭幹事と協議。土肥氏から小沢氏側に、2011年度予算案審議が始まる前の28日ごろまでに出席する意向があるのかどうかをただし、明確な返答がない場合は議決に踏み切ることを確認した。
 一方、民主党国対委員長に就任する安住淳防衛副大臣は17日午後、国会内で自民党の逢沢一郎国対委員長と会談し、24日の通常国会召集前の議決に協力を要請。しかし、逢沢氏は「小沢氏が出てくるか分からず、議決の意味がない」と拒否した。 
 横光氏も、政倫審の菅義偉・自民、東順治・公明の両党幹事と個別に会い、議決について協議する幹事懇談会を18日に開催するよう提案したが、菅、東両氏ともに応じなかった。



●「どうぞ4人でやりなさい」鳩山前首相が不満
(読売新聞2011年1月17日17時53分)http://p.tl/K3ti
 【ニューデリー=今井隆】民主党の鳩山前首相が菅首相に対する不満を募らせている。
 16日夜(日本時間16日深夜)には、訪問先のインド・ニューデリーで同行記者団と懇談し、今回の内閣改造人事が首相、枝野官房長官、岡田幹事長、仙谷由人次期代表代行の「4人組主導」と指摘されていることについて、「(首相は)挙党態勢を望むと言いながら、自分の仲間だけで決めてしまう。『どうぞ4人でやりなさい』という気持ちだ」と言い捨てた。
 特に、枝野氏起用については「(昨年の)参院選で幹事長として負けた責任は大きい。半年で責任を忘れていいのか」と批判。報道各社の世論調査で内閣支持率がやや上向いたことも、「『最強の体制』と首相が胸を張るほど、国民は期待していない」と断じた。


●枝野氏、官僚との友好関係アピール=仙谷氏「党で頑張る」
(時事通信2011/01/17-21:25)http://p.tl/VUFa

 枝野幸男官房長官は17日午後、首相官邸で仙谷由人前官房長官から事務の引き継ぎを受けた。その後、官邸職員にあいさつし、「政治主導とは官僚の力を発揮しながら政治の責任を果たすことだ。皆さんのサポートがあって私の仕事は成り立つ」と述べ、官僚との友好関係をアピールした。
 一方、仙谷前長官は「枝野氏は自分より頭の回転もいいし体力もある。遠慮せず政策課題を持ち込んでほしい」と力説し、「後見役」らしく枝野氏を持ち上げてみせた。自らの退任に関しては「皆さんの力でどうにか務めることができた。まだ永田町にいるので、日本の政治の質が上がるように頑張る」と述べ、新たに就任する民主党代表代行としての決意を強調した。
 この後、職員が仙谷前長官に花束を贈呈。大きな拍手に送られる中、仙谷氏は両手を掲げて官邸を立ち去った。
 消費者庁では消費者担当兼務となった蓮舫行政刷新担当相が、岡崎トミ子前担当相から主要課題などをまとめた書類を受け取った。岡崎氏は「愛される政治家ナンバーワンで発信力が抜群だ」と笑顔で語り掛け、事務を引き継いだ。